「ゴーストライター」第5話

フジテレビのドラマ「ゴーストライター」の第5話を見ました。

今回の物語は、二ヶ月前から始まっていました。人気小説家の遠野リサ(中谷美紀さん)とそのゴーストライターの川原由樹(水川あさみさん)の間には、「共犯者」ということによる「絆」や「信頼関係」が出来上がっているようでした。由樹さんは以前のようにリサさんのことを「先生」と呼んでいたのですが、リサさんは「由樹ちゃん」と呼ぶようになっていました。

映画化される「エターナルレシピ」の原作者として生放送のテレビ番組に出演することになったリサさんは、事前にテレビ局側から渡されていたアンケートの質問の答えも由樹さんに考えてもらっていました。急な質問に上手く答えることができないリサさんの様子をテレビで見た駿峰社の編集者の小田楓人(三浦翔平さん)は、リサさんの連載小説「窓際の席で待っています」の原稿の「締切り」の文字に注目し、遠野リサの小説の登場人物を批判されて強く反論する由樹さんに、「しめきり」をどのように書くかを選んでもらい、「締切り」を選んだ由樹さんに、リサさんは「締切」と書くと伝えて、リサさんの小説を書いているのは本当は由樹さんなのではないかと率直に心配そうに聞いていたのですが、由樹さんは、リサさんのゴーストライターである事実をきっぱりと否定していました。

そのようなある日、出版社に「小説家 遠野リサ 死ね 大文字八号」と書かれたメモと、おもちゃの手榴弾の入った荷物が届き、警察の聴取を受けたリサさんは、「大文字八号」という名前から犯人が息子の大樹(高杉真宙さん)であることをすぐに気付いていました。母親の「権力」によって事件がまた表沙汰にならないことを知った息子は、どうすればいいの?と自分に抱きつく母親を突き飛ばして、軽蔑すると吐き捨てるように言っていました。

不安が波のように押し寄せて来るのだと話すリサさんを、由樹さんは、私たち二人で「遠野リサ」ですから、と励ましていたのですが、リサさんは、息子のために小説家を辞める決意をしていました。

遠野リサが作家を辞めるなら今後川原由樹の本を出版することはできないと言う編集長の神崎雄司(田中哲司さん)に、リサさんは、由樹さんの才能を潰すのかと言い返していたのですが、由樹さんが本を出せばいずれ誰かがゴーストライターだったことに気付くはずだと説明され、息子を選ぶか川原由樹を選ぶかと訊かれて、息子を選んでいました。

その頃、由樹さんは、長野から出てきた元婚約者の尾崎浩康(小柳友さん)と会っていました。やり直したいと言われた由樹さんは、長野に戻ることはできないと、浩康さんからの再びのプロポーズを断り、「遠野リサ」であり続けることを選んでいました。

しかし、翌日、「窓際の席で待っています」を完成させた由樹さんは、その原稿を受け取ったリサさんから突然、作家をやめることにした、遠野リサは終わらせなければいけない、と一方的に言われて動揺していました。リサさんは、両親に愛されて育ったあなたのような人は小説を書かなくても生きていける人だと言い、このまま「遠野リサ」を続けたいとすがるように言う由樹さんを突き放していました。

リサさんに裏切られたショックで帰宅した部屋の電気も点けていなかった由樹さんは、追い討ちをかけられるように、長野の友達から、浩康さんがお見合い相手と結婚を決めたことを聞かされるのでした。

リサさんの引退会見も兼ねた「エターナルレシピ」の完成披露試写会の会場には、たくさんのお客さんやマスコミ関係者の他に息子の大樹さんも来ていたのですが、舞台に上がったリサさんがマイクを手に挨拶をしようとした時、そこに、遠野リサに人生を台無しにされた由樹さんが、リサさんと同じような髪型、同じような白い洋服、同じようなパールのロングネックレスの姿で現れ、リサさんからマイクを奪うと、『エターナルレシピ』を書いたのは私です、私は遠野リサのゴーストライターです、と淡々と告白していました。

脚本は橋部敦子さん、演出は佐藤源太さんでした。

ついに「ゴーストライター」の存在が公表されることになった第5話も、とても面白かったです。リサさんのナレーションによると、今回下りたのは「第一幕」で、次回から小説家のリサさんとそのゴーストライターだった由樹さんの「第二幕」が上がるそうです。

リサさんの「共犯者」として「遠野リサ」を続けるつもりでいた由樹さんが、リサさんの裏切りに遭い、「遠野リサ」のために結婚を断った元婚約者が地元で結婚することを知って、大切なものを失ってしまった自分を絶望的に笑っていた感じから、最後の、試写会場のリサさんの前に同じような姿で現れて告白をしていた展開の流れに勢いがあり、サスペンスの雰囲気があって良かったです。

母親の元子(江波杏子さん)にも息子の大樹さんにも自分を認めてもらえない中、小説家としてスランプに陥っているリサさんも大変だと思うのですが、信じていた先生に突然裏切られた由樹さんも、大樹さんも、由樹さんの長野の家族なども、これから大変な思いをするかもしれないなと思いました。

リサさんはどうしても、自分の母親のような態度で由樹さんに接してしまうのをやめることができないのでしょうか。本当には由樹さんの才能をとても高く評価し、守りたいとも思っているのに、それを素直に上手く伝えることができないのは、宿命的でもあるのかもしれないのですが、少し寂しいような気がしました。

予告によると、次回では、駿峰社に訴えられたリサさんの裁判が行われるようでした。どのような展開になるのか、次回も楽しみにしたいと思います。
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