「流星ワゴン」第7話

TBSの「日曜劇場」のドラマ「流星ワゴン」の第7話を見ました。

前回は永田忠雄(香川照之さん)と一雄(西島秀俊さん)の親子が直接ぶつかる話でしたが、今回は橋本義明(吉岡秀隆さん)と血のつながっていない息子の健太(高木星来さん)がちゃんと親子として向き合う話でした。

再び母親の花織(中島ひろ子さん)に会いに行きたいと言い出した健太君を生き霊の忠さんは止めようとしていたのですが、それは、ワインレッド色の不思議なワゴン車を運転する橋本さんのことを思ってのことでした。

母親と再会してこの世への未練を断ち切ることができれば健太くんは成仏することができるけれど、そうすると、健太君と「朋輩」のような親子になりたいと思っている橋本さんの願いは叶わないままということになり、未練を残した橋本さんは成仏をすることができないのだということでした。それでも橋本さんは、健太君に来世を生きてほしいと思って成仏を勧めていたのですが、忠さんは、そのような橋本さんを心配していました。

しかし、風に飛ばされた母親の似顔絵を拾いに母親の新しい家の庭に入った健太君は、脚立から落ちたらしく頭から血を流して倒れていた母親を見つけ、一雄さんが呼んだ救急車で搬送された病院の病室で、目を覚ました母親と再会していました。

母親の花織さんは、すぐに健太君だと気付き、5年前に死んだのにどうして分かったのと訊く健太君に、健太のことは一日も忘れたことはないと答えていました。

嬉しそうな健太君と花織さんが病院の屋上で橋本さんのことを話したり、健太君の名前から一字取ったという弟の健一君のボールをもらって遊んだりしていた場面も良かったです。お母さんの子供に生まれて良かったとか、こんなお母さんの子供に生まれてきてくれてありがとうとか、母親と健太君は話していたのですが、傾きかけた陽の中で、健太君は母親に別れを切り出し、次に母親が目を覚ましたのはなぜかまた病室のベッドの中で、枕のそばに残されていた「ママ」の似顔絵の画用紙を手にした花織さんは、病室に来ていた新しい夫と健太君の弟に、とても幸せな夢を見ていたと話していました。

ワゴン車の橋本さんのところに戻った健太君は、今夜中の成仏を勧める橋本さんに、母親のことを忘れたくないから成仏しないと反発して道路に飛び出し、大型トラックと衝突しそうになった自分を必死に助けた橋本さんのことを、もう死んでいるのにバカにして、橋本さんから頬を叩かれていました。そして、「痛み」を感じた幽霊の健太君は、事故現場へ向かう決意をしていました。

お花が供えてある山道で車を降りた健太君は、父親とお揃いの緑色のパーカーを脱いで父親に渡し、3人と明るく別れて、雪の降る中、一人でカーブの事故現場まで歩いて行きました。健太君の姿は、途中ですーっと闇の中へ溶け込むように透明になって消えていきました。

健太君と橋本さん親子の別れ方に納得のいかない忠さんは、健太君の成仏した事故現場のほうを見つめていたのですが、しかし、しばらくして、そのカーブの闇の中から、再び健太君の姿が現れてこちらに走って戻って来るのを見て、慌てて車の中の橋本さんを呼んでいました。健太君は、成仏しかけた際に見たというとてもすばらしい場所にどうしてもお父さんと一緒に行きたいということで、戻って来たようでした。

忠さんは、緑色のパーカーを健太君に着せて、理屈では割り切ることのできない親子の絆に感激していました。一雄さんも喜んでいました。健太君は、父親に肩車をしてほしいと頼んでいて、肩車をする橋本さんを見た忠さんも、昔一雄さんにしたように、健太君を肩車に乗せて走り回っていました。

このドラマのタイムスリップや幽霊や成仏の方法などの設定が私にははっきりとは分からないのですが、健太君があの世とこの世の境?から橋本さんのところに戻って来た場面と音楽は良かったです。

それからまた4人でワゴン車に乗っていたのですが、何となく分かってきたと言う橋本さんによると、次に到着する場所が一雄さんにとっての最後の「分岐点」の場所となるようでした。

脚本は八津弘幸さんと松田沙也さん、演出は棚澤孝義さんでした。

最後、一雄さんは、橋本さんに、自分は死ぬのかと聞いていたのですが、それは一雄さんがワゴン車の橋本さん親子と出会った最初の、駅前のベンチでお酒を飲んでいた頃の場面に戻るということなのでしょうか。

一方、その頃、一雄さんの妻のギャンブル依存症で借金を抱えている美代子(井川遥さん)と、同級生からいじめられている小学6年生の息子の広樹(横山幸汰さん)は、まだ追い詰められている状況にあるようでした。

次回は、一雄さんとその家族の物語に戻るのかもしれません。すごく面白いというのとは少し違うのですが、続きは気になりますし、次回も見てみようと思います。
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