「お兄ちゃん、ガチャ」第10話

日本テレビの深夜のドラマ「お兄ちゃん、ガチャ」の第10話を見ました。

小学生の雫石ミコ(鈴木梨央さん)が前回の最後にガチャで引いていた新しいお兄ちゃん(玉元風海人さん)は、情報を集めて分析し、解説するのが得意で、自分のことも「草食理系男子」だと解説していました。「僕の情報によれば」、「実はこーなんです!」と繰り返す、「名探偵コナン」風のお兄ちゃんのコーナンは、トイ(岸優太さん)が帰って来ないことに落ち込んでいるミコに、トイ君は前世の記憶を持っていることが当局に知られ、記憶を消すために当局に拉致されたのだろうと推理して教えていました。

そして、コーナン君は、少女漫画家の母親のリコ(野村麻純さん)と姉のマコ(小山内花凜さん)、弟のリク(羽村仁成さん)、妹のカコ(三宅希空さん)に、前世の記憶を全てを思い出した上で自分の元に帰って来てほしいと願っているミコの「複雑な乙女心」を解説していました。そこまでトイのことを思っていたミコの気持ちを知った家族は、ミコを見守ることにしていました。

バレエ教室にやって来たコーナン君は、蛇崩ナツコ(木内舞留さん)が「お兄ちゃんズ」の5人をキープし続けている理由を解説していました。コーナン君の解説によると、あえて一人に絞る必要はないと考えていたナツコは、誰か一人を選べば誰を選んでも後悔するというジレンマに陥っていたようでした。

ナツコがさらにガチャのお兄ちゃん増やすつもりであることも見抜いていたコーナン君は、しかしそれは不可能であると、ガチャが妹にとっては期間限定のものであることを教えていました。「お兄ちゃんガチャ」はそもそも小学生以下の女の子限定と言われていましたが、コーナン君の説明によると、ガチャのお兄ちゃんはガチャを引く妹の年齢を超えてはいけないのだそうで、御手洗四葉(原涼子さん)も、確かにそうだと納得していました。それを聞いたナツコは、お兄ちゃんをちゃんと決める決意をしていました。みんなは、「Bランク」だけれどすっきりと答えを導いて解決することができるコーナン君の頭脳に感激していました。

帰り支度をしていたミコは、昨日のトイのことを四葉に訊いていたのですが、トイが自分のお兄ちゃんだと嘘を付いたと思っている四葉は、最低だと怒っていました。さらに、自分とジェントル(京本大我さん)の邪魔をしようとしているのかと、ミコのことも疑って怒っていたのですが、四葉が通報したのかと驚くミコに、通報したのはジェントルだと正直に答えていました。

四葉は、私のお兄ちゃんは8歳で死んだのだからあんなに大きいはずはないと思っていたようだったのですが、それについてコーナン君は、お兄ちゃんの年齢は小学生の妹があこがれる年齢に一律に固定されているのだと説明していました。四葉は、トイ君が私のお兄ちゃんのはずはないと迷っていました。

コーナン君の推理通りにトイが当局に拉致されていたことを知ったミコは、コーナン君と一緒にトイを助けに行くことにしたのですが、コーナン君が推理した場所は、いつもの「ゲームセンター」でした。コーナン君は「ガチャ」は常に当局に監視されていると推理し、地下1階にいたレイ(宮近海斗さん)も卜部一郎博士(西原純さん)も、そのことを認めていました。

トイはどこにいるのと訊かれた卜部博士は、ミコの後ろを示し、ドアの奥から現れたトイは、ミコの元に戻って来たのですが、「おいで」と言ってミコを抱えていたトイは、「君がミコちゃんだね。初めまして」と挨拶し、ミコはその「初めまして」にショックを受けていました。卜部博士やレイによると、トイは、前世の記憶を消す薬の副作用で、ミコとの記憶まで消えてしまったということでした。

「私のお兄ちゃんになってくれますか」と恐る恐る訊くミコに、記憶を失くしたトイは、「喜んで」と優しく答えていました。「Sランク」のお兄ちゃんとして何でもできるトイを、家族はごく普通に温かく受け入れていたのですが、ミコは、いらない、と寂しそうに怒っていました。コーナン君は、ミコも頭では分かっているが、「乙女の心」が以前のトイ君と比べてしまうのだろうと解説し、言いたいことを言い合える辛い片思いのようなトイ君と、すんなり両思いになれる今のトイ君と、どちらが一緒にいたいかと、ミコの気持ちを伝えていました。

あなたはトイじゃない、と拒絶するミコに、僕はトイだよ、君のお兄ちゃんだよ、とトイは言っていたのですが、言い終わらないうちに、ミコは、やめて!と叫んで耳を塞いでいました。

ミコの気持ちをよく理解していたコーナン君は、浴槽にお湯を張ると、ガチャコンを溶かす要領で一晩浸かってもらおうとミコに提案していました。コーナン君は、人間ではないガチャのお兄ちゃんは、消化に時間がかかるので、今ならまだ薬の成分が毛穴から出すことができるかもしれないと考えていました。トイは、他ならぬ妹のためなら、とミコの頼みを引き受けていました。

その頃、公園では、5人の中から一人を選ぶのが面倒になってきたナツコが「お兄ちゃんズ」と歩いていたのですが、その反対側のベンチでは、ジェントルと座っていた四葉が、トイが自分のお兄ちゃんかもしれないという話に悩んでいました。

嘘をつく理由が分からないし、と迷う四葉は、ジェントルがミコのことを悪く言ったり、女子は腹黒いと言ったりするのを聞いて、そんな風に思っていたのかと驚いていたのですが、もう一度トイに会いに行こうとする自分の手首を強い力で握って、痛いと何度も訴えても離そうとしないジェントルの態度の急変に怯えていました。

ナツコたちが通りかかって声をかけたので、ジェントルから離れることができた四葉は、ナツコのほうに駆け寄っていました。ただの兄弟喧嘩だと言うジェントルに、ナツコのお兄ちゃんたちは、本契約をするまでは本当のお兄ちゃんじゃない、どこまでも優しくするのが兄の役目だ、強引と乱暴は違うと思う、妹の手は握るんじゃない、包むものさ、と穏やかに答えていて、ナツコは、みんなすてき!今日もまた決められない、と迷っていました。

コーナン君と6人で食事をしていた雫石家のリビングでは、コーナン君は何でも知っているから助かると気楽に言うミコに、リクたちは、お兄ちゃんになってもらえば?と訊いていたのですが、考え始めたミコは、少しして、イヤだ、とつぶやき、ごめん、そんな目で見たことなかったし、と断っていました。

ゲームセンターには、コーナン君が一人で来ていました。そして、ミコの「友達」以上になることができなかったコーナン君は、僕って損な性格だとか、コーナンです!とか言いながら、消去されていきました。

最後、バスルームの扉を開けたミコは、浴槽のお湯に浸かっているトイに、「私のお兄ちゃんになってくれますか」と訊いていました。トイは、「だから、イヤだっつうの。無理。何度も言わせるなよ」と、いつものトイの口調で答えていました。ミコが「お帰りなさい、トイ」と嬉しそうに言うと、トイは、「ただいま」とミコを見つめていました。

脚本は野島伸司さん、演出は河合勇人さんでした。

物語の展開に少し変化のあった今回の第10話も、とても面白かったです。

「名探偵コナン」風のコーナン君の絵もかわいかったですし、ずっと漫画のように吹き出しで話していたのも、楽しかったです。声は、吹き替えのようだったのですが、演じていた玉元風海人さん自身の声だったのでしょうか。最後の「だよね」は、はっきりとは分からないのですが、吹き替えではない声だったような気がします。

確かにミコが言っていたように、最初から最後まで「お兄ちゃん候補」という感じではなく、便利な?名探偵だったのですが、ミコたちの気持ちを早口で吹き出しの中の字幕付きで解説してしまうのも、決して物語の邪魔になっていなかったですし、斬新な感じもして、面白かったです。

今回は、これまでよりもさらにトイを想うミコや「お兄ちゃんズ」をキープし続けたいナツコの「複雑な乙女心」が表現されていたように思います。ミコやナツコとは少し異なる四葉の複雑な思いも、丁寧に描かれていて良かったです。台詞の一つ一つも、かわいい感じがしました。

あと、「Aランク」のナツコのお兄ちゃんたちが、とても常識的だったところも良かったです。前回の「お兄ちゃんズ」も優しい印象でしたが、四葉を引き留めたくて豹変したジェントルに穏やかに正しいことを言い返していたお兄ちゃんたちが、初めてとても頼もしく見えました。かっこいいお兄ちゃんたちです。

コーナン君の知恵のおかげで、トイの記憶が無事に戻ったことにほっとしました。前世の記憶もミコと出会いからの記憶も取り戻したトイは、次回の予告によると、本当の妹の四葉との関係性を取り戻すようでもあったのですが、そのことでミコはさらに辛い思いをするようになってしまうようでした。

これまでのお話では、最後にミコが新しい「ガチャ」を引いていたのですが、今回の最後には、そのような場面はありませんでした。トイを好きな自分の気持ちにはっきりと気付いているミコには、もう新しいお兄ちゃん候補は必要ないのかもしれません。「少女漫画」の雰囲気が増してきた「お兄ちゃん、ガチャ」の次回の物語も、楽しみにしたいと思います。
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