「お兄ちゃん、ガチャ」最終回

日本テレビの深夜のドラマ「お兄ちゃん、ガチャ」の最終回(第12話)を見ました。

前回の最後、トイ(岸優太さん)への想いに苦しんでいた小学生の雫石ミコ(鈴木梨央さん)は、トイから預かっていた記憶を失くすための赤い錠剤を飲んでいたのですが、洗面所で倒れていたところを少女漫画家の母親のリコ(野村麻純さん)や姉のマコ(小山内花凜さん)、弟のリク(羽村仁成さん)、妹のカコ(三宅希空さん)たち家族に発見されたようでした。でも、ミコは本当は薬を飲んでいなくて、御手洗四葉(原涼子さん)と一緒に駆けつけたトイによると、飲んだとしてもガチャの薬はミコには効かないということでした。記憶喪失の振りをしていたのを「ファーストキス」をしようとしてきたトイに見抜かれていたミコは、トイと二人で笑い合っていて、置き去りにされていた四葉は少し不満そうな様子でした。

バレエ教室の蛇崩ナツコ(木内舞留さん)は、「お兄ちゃんズ」の5人の中からついに一人を選んだのですが、その赤いネクタイのお兄ちゃん候補から「辞退」されていました。他のお兄ちゃんたちも、一人にはなりたくないと、ナツコのお兄ちゃんになるのを辞退していて、消去されることも拒んでいました。

ナツコが困っていると、そこへマコが来て、レイ(宮近海斗さん)の赤いリボンの女の子が母親のリコだったことをみんなに話していました。そして、二つの月が浮かぶ夜の公園のバスの中で、レイはリコと再会していました。リコさんは、どうしてもレイ君のことを思い出すことができないと申し訳なさそうにしていたのですが、漫画家を目指している自分をいつも誰かが応援しているような気がすることはあったようでした。謝るリコさんにレイ君は、妹を見守ることができた自分は決して不幸ではなかったということを話して、ガチャを引いたリコさんに決断を迫っていました。リコさんは、あなたを消去しますとレイに告げて、泣いていました。バスの外から見守っていたカコが、泣く母親の姿を見て、どこか痛いの、と訊くと、ミコは、心がね、と答えていました。

夜、眠ることができなかったミコは、リビングのソファにトイがいることに驚いていたのですが、まだ雫石家の鍵を持っていたトイによると、本契約をするのをもう少し待ってほしいと頼んだ結果、四葉に追い出されたということでした。トイの話を聞いていたミコは、妹の二股をするのかと言ってトイをゲームセンターに連れて行き、母親と一緒に待っていた四葉の前にトイを押し出していました。ミコに促されて四葉に謝ったトイは、四葉に本契約を頼み、ミコを見て少し涙を流しながら、卜部一郎博士(西原純さん)が用意していた紫色の錠剤を四葉と母親と3人で飲んでいました。

翌日、バレエ教室では、「お兄ちゃんズ」がナツコの兄になるのを辞退した本当の理由を打ち明けていたのですが、それは、ナツコの両親がガチャのお兄ちゃんたちをナツコの恋人とは認めても、本当の兄として、会社の跡継ぎになることは認めないからだということでした。「お兄ちゃん」にこだわるナツコにガチャのお兄ちゃんたちは、もう少し大人になったらナツコも「恋」をするのだと話し、ナツコにすてきな彼氏ができるまでもう少し一緒にいたいと頼んでいました。ナツコは、自分の恋人でもなく、お兄ちゃんになることもできないお兄ちゃんたちとの関係性を思って大粒の涙を流していました。

ナツコの涙を見ていたミコは、バレエ教室の外に雨が降ってきたことに気付きました。「少女ズ」たちもナツコも、傘を持つお兄ちゃんたちと帰って行きました。そして、四葉のところにも、傘を持ったお兄ちゃんが妹のお迎えに来たのですが、ミコがトイだと思っていた四葉のお兄ちゃんは、妹の親友のミコに「アキヒコです」と自己紹介していました。本当の家族になった四葉とトイは、お兄ちゃんガチャだったトイの記憶を失くしていました。

アキヒコになったトイは、お迎えに来てくれるお兄ちゃんのいないミコに持っていた白い傘を渡した後、妹の四葉と仲良く一つの赤い傘を差して帰って行きました。

ミコが雨の中を一人寂しく帰宅すると、そこには旅に出ていた父親のケーゴ(喜屋武豊さん)が戻って来ていて、失恋から立ち直るには新しい恋をするのが一番だと、ケーゴさん自身がどこかのゲームセンターで引いたものなのでしょうか、お土産と言ってミコにガチャの水色のカプセルを渡していました。

翌朝、ミコがバスルームのドアを開けると、浴槽には新しいお兄ちゃん(ジェシーさん)が現れていました。肩に「S」の印があるのを見て、ミコはトイなのかレイなのかと考えていたのですが、そのお兄ちゃんは両肩に「S」の印のある、「SSランク」?のお兄ちゃんだったようでした。自信に満ち溢れた感じのお兄ちゃんに促されて、「私のお兄ちゃんになってくれますか」と訊いたミコに、そのお兄ちゃんは「うん。いいよ。ずっと一緒だ」と答えていました。

「本当!?」とミコが嬉しそうにしていたところでドラマは終わっていたのですが、「おわり」の字幕はすぐに「?」に変わっていました。

脚本は野島伸司さん、演出は大谷太郎さんでした。

最後の「?」は、ドラマを見ていた私の印象でもありました。本編の直後に「DVD-BOX」の発売のお知らせが挟まれていたこともあって、余韻の残らない(残さない?)終わり方というか、何というか、何か押し切られたような形の終わり方だったようにも思えました。

ナツコにはお兄ちゃんが出来ないことになったようでしたし、本当の兄と妹になったトイと四葉の雰囲気にも、(ミコの視点で描かれていたからかもしれないのですが)何か少し寂しさを残していたような気がします。

「ハッピーエンド」と言えるような、言えないような最終回だったように思うのですが、少なくとも、20年以上前にリコさんに引かれたガチャだったレイ君が、卜部博士の切望で助手としてこれからもゲームセンターに残ることになったというところは良かったですし、「ハッピーエンド」になっていたように思います。

最終回を見終った直後の私には、何かいまいち納得することができない最終回だったようにも思えたのですが、それでも、第11話までは、あるいは最終回の途中までは、とても面白いドラマでした(しばらくして、もう一度最終回の物語を見直してみたなら、もしかしたら、今の印象はもう少し変わるのかもしれません)。深夜の放送なので、私は録画をして見ていたのですが、「お兄ちゃん、ガチャ」の毎回の物語を、毎週楽しみにしながら見ることができました。

ガチャで理想の「お兄ちゃん」を引くという設定も斬新で面白かったですし、毎回新しいお兄ちゃんが登場するというのも新鮮な感じがしました。ミコやトイ、ナツコや四葉たちなど登場人物たちのやり取りもテンポが良くて、演出も美術も音楽もポップな印象で、時々ミュージカル風になる歌の場面も楽しくて、全体的に、とてもかわいいドラマでした。

ミコの「乙女心」が描かれていた後半の少女漫画風の展開も含めて、第1話でナツコが歌っていたように、まさに「ラブ・ファンタジー」でした。ガチャのお兄ちゃんたちをどこか「恋人」のように描きつつ、それでもあくまでも優しい「お兄ちゃん」であるという部分が貫かれていたというところも、良かったです。

ガチャのお兄ちゃんたちを演じていた「ジャニーズJr.」の方たちも、良かったのだと思います。「ジャニーズJr.」に詳しくない私には、まだいまいち見分けが付かない部分もあるのですが、いつかどこかで見た時には思い出すのかもしれないなと思いました。このドラマを私も最後まで無事に見ることができて、本当に良かったです。
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