「リキッド~鬼の酒 奇跡の蔵~」第1回

NHKのBSプレミアムの「プレミアムドラマ」の「リキッド~鬼の酒 奇跡の蔵~」の第1回を見ました。

全3回のドラマだそうです。私は録画をしておいたものを後で見たのですが、ドラマを見る前に思っていたよりも、良かったです。とても丁寧に作られているドラマのように思えました。

石川県の金沢を舞台にしたドラマで、主人公は、優秀ではあるものの、上層部の権力闘争に関わり過ぎたとかの理由で疎まれ、北海道の食品会社に出向させられそうになっていた銀行の融資担当者の相楽修一(伊藤英明さん)でした。

相楽さんは、肝臓癌で入院していた母親の好枝(松原智恵子さん)から、5年前に蔵元だった父親が亡くなってから倒産しかけている金沢の実家の「雪乙女 相楽酒造」を閉めてほしいと頼まれていたのですが、離婚予定の別居中の妻と暮らしている娘が祖父の酒蔵を好きだったこともあり、死にかけている「相楽酒造」を救うため、銀行を退職して跡を継ぎ、新米の蔵元となったのでした。

その頃、金沢の「加賀龍 轟酒造」では、「鬼」と呼ばれている伝説的な杜氏の鷲尾 勇作(津川雅彦さん)が、腎臓病などの持病の悪化もあって引退を決意していました。

七代目の轟勝久(渡辺いっけいさん)は、轟酒造から丁重に送り出した鷲尾さんのことを「古くさい」と言っていたのですが、お酒をよく知る人たちは、お米の発酵をコントロールすることのできる鷲尾さんの造るお酒は繊細だと絶賛していました。実際に、鷲尾さんが造ったお酒は、何年も金賞を受賞しているということでした。

鷲尾さんのお酒を飲んで感動した相楽さんは、「轟酒造」を引退したばかりの鷲尾さんに「相楽酒造」の杜氏になってほしいと頼み込み、何度も断られながらも、説得を続けていました。鷲尾さんは、今の「雪乙女」をつまらないお酒だと思っているようだったのですが、鷲尾さんの妻のタエ(星由里子さん)によると、「雪乙女」は、二人の祝言に出たお酒でもあるということでした。

鷲尾夫妻は、優しい性格だったという一人息子を自殺によって失っていました。タエさんは、息子が亡くなった日にも杜氏の仕事を優先した夫を「鬼」だと思ったようなのですが、そのことを聞いた相楽さんは、鬼に食われてもいいからと、鷲尾さんに「相楽酒造」に来てもらいたいということをタエさんに話していました。鷲尾さんは治療に専念するのを一年待ってほしいと妻に頼み、一年間だけ、「相楽酒造」でお酒を造る決意をしていました。

相楽さんが地元の銀行の融資担当者から出されていた条件も、鷲尾さんが蔵に入ることでした。相楽酒造を訪れた鷲尾さんは、流れていた軟水の味を確認し、一年だけだと相楽さんに伝えて、相楽酒造でお酒を造る約束をしていました。

「蔵人(くらびと)」を5人集めるようにと鷲尾さんに言われた相楽さんは、一応轟さんに相談しようとしたようなのですが、鷲尾さんが相楽酒造に入ったことを知った轟さんは、相楽さんに嫌みを言って一蹴していました。相楽さんは、鷲尾さんに言われた通りに求人雑誌に広告を出しました。

相楽さんは、まず、長年相楽酒造で杜氏を務めてきた谷田幹二(大高洋夫さん)を蔵人として引き留めていました。相楽酒造を辞めようとしていた谷田さんは、蔵人になるのを嫌そうにしていたのですが、横領していたことを相楽さんに見抜かれていたため、仕方なく残ることにしたようでした。

少しして、フランス料理のレストランでの仕事に飽きていたソムリエールの清水真衣加(関めぐみさん)、ヤンキー風の日本料理の職人の田島直太朗(深水元基さん)、何かの事情で家族と離ればなれになりホームレスの生活をしていた鈴原洋次(甲本雅裕さん)が求人の雑誌を見て相楽酒造に面接に来て、蔵人になることになりました。

それから、相楽さんの親戚の相楽直木(柄本佑さん)が母親に預けられるような形で、相楽酒造へ来ていました。直木さんは、中学校時代に酷いいじめに遭っていたとかで不安神経症になり、吃音の症状も出ていました。大人しい直木さんの入れたお茶を飲んだ相楽さんは、おいしいと驚いていました。

こうして5人の蔵人が集まったことで、相楽酒造での鷲尾さんによるお酒造りが再開されるようでした。

脚本(作)と演出は、源孝志さんでした。音楽は、中島ノブユキさんでした。

薄暗い酒蔵の内側から見る四角い門の向こう側の外の景色が、とてもきれいでした。エンドロールの辺りで流れていた音楽も、何だかとても良かったように思います。

北陸新幹線が開通したからということもあるのだろうと思うのですが、連続テレビ小説の「まれ」と同じように、このドラマも石川県を舞台にしています。報道によると、最近は海外で「日本酒」がブームになっているそうですし、そのようなことだけを考えると、「地域ドラマ」に近いのかなとも思えるのですが、第1話は、説明的な部分も少なかったですし、丁寧に描かれている印象のドラマでした。

私はお酒のことをよく知らないのですが、昔、「夏子の酒」というフジテレビのドラマをとても好きで見ていました。今回のドラマの全3回という長さも、もしかしたらちょうど良いのかもしれないですし、残りの2話も楽しく見ることができるといいなと思います。
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