「アルジャーノンに花束を」第5話

TBSの金曜ドラマ「アルジャーノンに花束を」の第5話を見ました。

「脳生理科学研究センター」で手術を受けた白鳥咲人(山下智久さん)の知的能力は、目に見えて向上していました。花の配送センター「ドリームフラワーサービス」にかかって来た注文の電話の応対もできるようになり、たくさんの本を読むことも、難しい漢字も読むことも、たくさんの桁数の暗算もできるようになっていました。

白ネズミのアルジャーノンで実験を成功させていた研究チームのリーダーの蜂須賀大吾(石丸幹二さん)は、咲人さんを研究や臨床実験のための「素材」として見ている一方で、知的能力を向上させていく咲人さんに亡くなった一人息子のことを重ねているようでもありました。蜂須賀さんは、運転免許を取りたいという咲人さんに、息子のためのものだった赤い高級車をプレゼントして、自分をもう一人のお父さんと思うようにと、咲人さんに話していました。車の鍵を受け取った咲人さんは、免許を取ったら研究員の望月遥香(栗山千明さん)を乗せたいと話していて、遥香さんとその約束していました。

しかし、遥香さんは、6歳児程度の知能を持っていた少し前までの咲人さんの自分に対する「想い」の「純粋」な様子が少しずつ変化していることに戸惑っていました。

蜂須賀さんは、能力の向上してきた咲人さんを傷つけるようなことはしてほしくないと、遥香さんに、咲人さんのことを受け入れるようにと、ほとんど命令のように話していました。

研究のためなら何でもすると、蜂須賀さんが遥香さんに「キス」をしているのを偶然見かけた咲人さんは、遥香さんに渡すために持って来ていた赤いバラの花束を落としていました。咲人さんの脳にショックを与えたくないと遥香さんに話して説得しようとしていた蜂須賀さんは、咲人さんの姿を見て、特に取り繕う様子もなく、咲人さんの脳を気にするようすでもなく、遥香さんのそばを離れていました。

遥香さんのことでショックを受けていた咲人さんは、母親の象徴でもある、遥香さんのキラキラとした片方のイヤリングを、雑居ビルの階段から外の繁華街に投げ落とそうとしていたのですが、そこに咲人さんのことを好きな大学生の河口梨央(谷村美月さん)が現れていました。

赤い車の助手席に梨央さんを乗せて走り出し、夜の海へ来た咲人さんは、どうして僕じゃだめなんだ、と波打ち際に座り込んで泣き出していて、咲人さんのところに駆け寄った梨央さんは、私が遥香さんの代わりになる、私には時間がないと言って、咲人さんを抱きしめていました。

脚本は池田奈津子さん、脚本監修は野島伸司さん、演出は吉田健さんでした。

知的能力が向上してきた咲人さんは、今回の前半では、話し方はまだゆっくりとしていたのですが、手術から約40日を経過したという後半では、少し早い話し方になっていました。

そして、咲人さんの知的能力が向上してきたということで、咲人さんの遥香さんへの「恋愛」の部分が、一気に増していました。

今回の「アルジャーノンに花束を」のドラマは、「青春群像劇」ということでしたし、「恋愛」の要素が多く描かれるのは仕方のないことなのかもしれないのですが、私はどちらかというと「恋愛」の要素の多いドラマを少し苦手に思えてしまうほうなので、今回のような「恋愛感情」の描写は、ドラマを見る方によっては丁寧ということになるのかもしれないとも思うのですが、私にはやはり少しぞっとしてしまうというか、何というか、そのような感じがしてしまいました。

咲人さんが小さい頃に言われた言葉をよく思い出している、咲人さんの記憶の中の父親の白鳥久人(いしだ壱成さん)は、咲人さんたちを預かって育てているセンター長の竹部順一郎(萩原聖人さん)の学校の先輩だったようなのですが、久人さんが大切にしていた息子の咲人さんを竹部さんに預けたのは、病気を患っていたからで、その後、久人さんは咲人さんを残して亡くなってしまったようでした。

父親の命日に一人でお墓参りに来て父親に話しかけている咲人さんの様子を、遥香さんに遠くから見せていた竹部さんは、咲人さんを傷つけてしまった、咲人さんの「想い」に気付いていながら気付かない振りをしてしまったと申し訳なさそうに打ち明ける遥香さんに、あなたにその気がないのならちゃんと振ってあげてください、今の咲人ならそれを受け止めることができると思いますと話していました。

前回もそうなのですが、萩原聖人さんの演じるこのような竹部さんの場面が、何だかとても良いように思います。亡くなった父親の久人さんに代わって、本当に自然な気持ちで咲人さんのことをよく見ているのだろうと思います。

予告によると、次回には、咲人さんの記憶の中以外にはこれまでほとんど登場することのなかった母親の窓花(草刈民代さん)が遠ざけていた咲人さんと再会するようでした。次回も見てみようと思います。

ところで、これはこのドラマとは全く関係のないことなのですが、ドラマの後に見ていたNHKの「NEWS WEB」という報道番組で、俳優の柳生博さんのご長男で園芸家の柳生真吾さんがお亡くなりになったということを知って、驚きました。47歳だったそうです。

私も柳生真吾さんがNHKのアナウンサーの方と二人で司会を務めていた頃の「趣味の園芸」をとても好きで、毎週楽しみにして見ていました。番組の後半の「八ヶ岳便り」などのコーナーも楽しかったですし、園芸のコーナーそのものもなのですが、柳生さんご自身の園芸を好きな感じがとても良く伝わってくるところが楽しかったのだと思います。何と言っていいのか分からないのですが、植物を見たり育てたりすることの楽しさを伝えてくださって、ありがとうございました。
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Author:カンナ
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