「戦う!書店ガール」第5話

フジテレビのドラマ「戦う!書店ガール」の第5話を見ました。

第5話は、「ペガサス書房」の吉祥寺店の副店長の西岡理子(稲森いずみさん)が、突然ペガサス書房初の女性店長に昇進するという話だったのですが、それは吉祥寺店などいくつかの店舗の閉鎖と自主退職に持ち込むリストラを考えていた谷田部社長(山中崇さん)や山田専務(みのすけさん)の策略によるもので、東京のエリアマネージャーに任命された元店長の野島孝則(木下ほうかさん)が急に女性蔑視や女性差別の発言をするようにもなっていました。

店長に任命されることを期待していたらしい経理担当の店員の畠田芳雄(森岡豊さん)は、同じくらいの年齢で「女性」の理子さんが店長に昇進したことに対して嫉妬をして、他の店員たちとは異なり、素直に喜ぶことができないという感じでした。

冒頭で、「ユニコーン堂」にスカウトされたらどうするのかと三田孝彦(千葉雄大さん)から訊かれた理子さんは、20年間勤めた、アルバイトから入った自分を副店長にまでしてくれたペガサス書房に骨を埋めるつもりだと明るく話していました。

「店長」と書かれた新しい名札を付け、スーツ姿で出勤していた店長の理子さんは、新体制になったことをきっかけに書店員たちに新しい分野の仕事を覚えてもらおうとそれぞれの担当を換え、ペガサス書房初の女性店長として、働く女性の雑誌のインタビューに応じ、向上心のある書店員たちにプロフェッショナルになってもらいたいと答えていました。

理子さんは、野島さんから、本社の店長会議に出席するよう言われていて、前日にも自宅で挨拶の練習をしていたのですが、店長会議の日の朝、出勤しようとした理子さんは、居間で父親の達人(井上順さん)が倒れていることに気付いて慌てて救急車を呼び、一緒に病院へ向かっていました。

会議の始まる時間が近づき、携帯電話を家に置き忘れてしまった理子さんは、野島さんの連絡先を知らなかったため、吉祥寺店に電話をして、電話に出た畠田さんに事情を話して、野島さんに伝えておいてほしいと頼んでいました。しかし、電話を切った畠田さんは、北村亜紀(渡辺麻友さん)から理子さんはどうしたのですかと訊かれて、よく聞こえなかったと答えてごまかし、会議の欠席の伝言を野島さんに伝えませんでした。

父親は病室で目を覚まし、特に異常は見られないというものの、しばらく入院をすることになりました。少しほっとして吉祥寺店に戻った理子さんは、しかし、そこで、畠田さんが伝言を野島さんに伝えてくれなかったこと、そのために無断欠席扱いになってしまっていることを知り、愕然としていました。

畠田さんの態度を疑って憤る理子さんに、野島さんは、部下のミスは君のミスだろう、店長として大きな器で女性らしく耐えることも必要だと言って、野島さんを庇っていました。それを聞いていた亜紀さんは、畠田さんを連れてきて、おかしいと思います!と切り出し、人として間違っている、良心の欠片があるなら理子さんに謝るべきだ、年齢も性別も関係ない、店長を貶める畠田さんの行為を注意しないで店長を責めるのはおかしい、と強い口調で迫っていました。

しかし、理子さんは亜紀さんを止めて、畠田さんに信頼してもらえる店長になるよう頑張ります、と畠田さんに謝っていました。そして、二人が出て行った後、野島さんにあのような言い方をするのは良くない、でも嬉しかった、ありがとう、と亜紀さんにお礼を言っていました。

本社に「無断欠勤」のことで謝りに行くことにした理子さんに声をかけた畠田さんは、自分とほとんど同じ年齢の女性の理子さんが店長に選ばれた今回の人事が悔しかったと正直に打ち明け、でも間違っていたと気付いた、申し訳ありませんでしたと謝っていました。理子さんは、私も畠田さんの気持ちに気付いていませんでしたと謝り、これからもよろしくお願いしますと、お互いに頭を下げていました。

本社に行った理子さんは、山田専務に謝罪をしていたのですが、女性を店長にすればこのようなことも起こり得るということだと言う野島さんの言葉に苛立ち、副店長として野島さんの仕事をフォローしてきたと言い返していたのですが、怒った野島さんに、つなぎの店長の癖に、と言われて驚き、そこで、吉祥寺店を7月に閉店させる予定であることを初めて教えられて、動揺していました。社長は、「ネット書店」の事業に力を入れるためという理由で、いくつかの店舗を閉店させようとしていました。

店長としての「目標」を見失い、戸惑いながら吉祥寺店に戻った理子さんは、書店員の萩原麻美(鈴木ちなみさん)や日下圭一郎(伊野尾慧さん)、遠野由香(木﨑ゆりあさん)たちから、店長は私たちのことをこんな風に思っていたのですかと言われて雑誌の記事を見せられて、さらに驚いていました。そのインタビューの記事には、ネット書店に力を注ぎたいこと、「ゆとり世代・さとり世代」の若い店員たちとは付き合い辛いことなど、理子さんの答えたこととは全く違う内容のことが書かれていました。

理子さんは、野島さんたちに「仕掛けられた」ものだったことに気付いたのですが、書店員たちに上手く答えることができず、3人の書店員たちから、もういいです、と見限られていました。三田さんや亜紀さんは、理子さんを心配していたのですが、閉店のことをみんなに言うことができない理子さんは、一人で抱え込んで悩んでいました。どうしてこんな嫌がらせをするのか、と雑誌の記事を野島さんに見せた理子さんに、野島さんは証拠でもあるのか、証拠も無しに言っているのか、女って怖いなと、また女性蔑視の発言をしていました。

理子さんに声をかけた三田さんは、何か事情があるのではないかと訊いていたのですが、理子さんは、何も言えないと強く否定して立ち去っていました。

亜紀さんは、付き合うことになった「一つ星出版」の漫画雑誌の副編集長の小幡伸光(大東駿介さん)に、理子さんのインタビューの「捏造」ことを話していたのですが、それを聞いた小幡さんは、本人がチェックをしているはずだと少し不思議そうにしていました。

「ユニコーン堂」の田代敏之(田辺誠一さん)にメールで誘われて沖縄料理のお店に行った理子さんは、田代さんが雑誌を持っていたことから、その話をしていました。初めての女性店長に選ばれて、誰かが20年間頑張って来た自分を見てくれていたのかと思ったと言う理子さんに、田代さんは、人をまとめる力があるし、本を愛しているし、20年間頑張ったことが消えるわけではないと言って励ましていて、理子さんは、そう言ってもらえて救われたと喜んでいました。

そして、その帰り道で、理子さんは、田代さんから、ユニコーン堂に来ませんか、とスカウトされていました。理想とするお店を一緒に作りたいと言われて、理子さんは少し嬉しそうにしていたのですが、反対側の道では、野島さんが二人の様子を見ていました。

脚本は渡辺千穂さん、演出は白木啓一郎さんでした。

社長や専務や野島さんが何かを計画しているということはこれまでにも描かれていましたが、ペガサス書房が「男性優位」や「女性蔑視」の会社だということは、第4話までの中では特に描かれていなかったように思うので、少し驚きました。

ドラマの中の、社長や専務や野島さんなどの男性の上司の嫌な感じは、何となく、「池井戸潤作品」のドラマのような印象でもありました。

でも、「女性」の理子さんに先を越されたことにショックを受ける畠田さんの嫉妬心と、それを反省して率直に謝る様子が描かれていたのも、良かったのだと思いますし、初の「女性」店長に選ばれた理子さんが、そのような会社の中で頑張らなくてはいけないという苦悩が、丁寧に描かれていたように思います。

「W主演」というより、ほとんど理子さんが主人公のドラマになっているような気がするのですが、今回は、付き合ってくれないかという小幡さんの告白をすぐに受け入れたり、萩原さんたち3人の書店員にお弁当を作って仲良くなっていたりした亜紀さんが、理子さんを陰から支えようとする味方になっていたところも、良かったように思います。

理子さんの力になりたいのに、弟か息子のようにしか思ってもらえない三田さんのもどかしさのような気持ちも、よく伝わってくるような気がしました。

ペガサス書房は「老舗」の書店だということだったと思うのですが、理子さんを女性初の店長にして苦しめて自主退職させようとしているらしい谷田部社長は、一体創業家の人なのだろうか、それとも後から入って来た人なのだろうかということも、何となく気になりました。

理子さんが嫌がらせをしてくる「男性」の上司たちとどのように向き合っていくのか、どのように戦っていくのかということが、次回のテーマになるのでしょうか。まだよく分からない感じもするのですが、前回に引き続き今回も、「恋愛」の部分より「書店員のお仕事」の部分が中心に描かれていたように思いますし、次回も見てみようと思います。
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