「天皇の料理番」第5話

TBSテレビ60周年特別企画の日曜劇場「天皇の料理番」の第5話を見ました。

第5話は、明治37年(1904年)の11月の物語でした。

「職無し」であることに気付いた「バンザイ軒」の店主の森田仙之介(佐藤蛾次郎さん)から、うちで働かないか、と声をかけられて「美味ければそれでいい」という気軽な洋食店で働き始め、おいしいと喜ぶお客さんの反応に直に接することのできる大衆食堂の良さに感動した、元「華族会館」のシェフ見習いの16歳の秋山篤蔵(佐藤健さん)が、吉原では「巨匠」と呼ばれている仙之介さんから噂を聞いて「バンザイ軒」を訪ねてきた松井新太郎(桐谷健太さん)から受け取った何通もの実家の父親の周蔵(杉本哲太さん)からの手紙で妻の俊子(黒木華さん)が流産をしていたことを知って慌てて福井の鯖江へ向かい、離縁されないために食堂の店主になろうと考えて実家からお店を開くためのお金を借りようとしていた矢先の雪の夜、思いつめた様子の俊子さんから、辛抱している間本当に辛かった、あなたの子供はもう生みたくない、あなたは私を大事にしてくれる人ではない、もう私には関わらないでくださいと言われてしまい、肺結核で静養中の長男の周太郎(鈴木亮平さん)から話を聞いて真剣に考えて百円を出してくれようとしていた父親にパリに行くから二百円を出せと怒りをぶつけるように要求して家族の縁を切られる、という話でした。

脚本は森下佳子さん、演出は平川雄一朗さんでした。

第5話も面白かったのですが、篤蔵さんの将来を思う俊子さんの気持ちが丁寧に描かれていたので、篤蔵さんの“ダメ夫”な感じが際立っていたような気がします。

俊子さんは、「華族会館」の料理長の宇佐美鎌市(小林薫さん)のような料理人になることを目指していた篤蔵さんを「自由」にするために、篤蔵さんと離縁する決意をしていたようでした。私はカタツムリの殻のようなものだ、殻がなければかたつむりはもっと早く進むことができる、私がいたら篤蔵さんは自由に生きることができないと、家族に話していました。

松井さんによると、篤蔵さんを嫌っていた先輩の荒木さんも「華族会館」を辞めたようで、料理長の宇佐美さんは、山上辰吉(柄本佑さん)を野菜係のシェフにしようとしているようでした。

今回ではまだ情けない様子の篤蔵さんでしたが、東京に来てからまだ一年も経っていないのですし、それにドラマの主人公の篤蔵さんはいつかは立派な料理人になって「天皇の料理番」にまで上り詰めるということなので、いずれは人間的にも立派な人に成長していくのかなと思います。

労咳のために実家の離れの部屋で静養をしている、鈴木亮平さんの演じる兄の周太郎さんがとても痩せていたことに驚いたのですが、周太郎さんは、喀血しながら、父親に縁切りを言い渡されて出て行った弟を探しに外に出て倒れていました。心配です。

予告の映像によると、次回には篤蔵さんはパリへ修行に行くようでした。篤蔵さんや俊子さんの場面だけではなく、篤蔵さんが数か月間務めていた「華族会館」の場面も、現在務めている「バンザイ軒」の場面も、俊子さんの実家の場面も、篤蔵さんの実家の場面も、バランスよく丁寧に描かれているように思いますし、次回も楽しみにしていようと思います。
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