「かもしれない女優たち」

昨夜、フジテレビの「かもしれない女優たち」という、夜の10時から放送が始まった約1時間半のスペシャルドラマを見ました。

番組表にバカリズムさんの脚本であることが書かれていたので、以前フジテレビで放送されていた連続ドラマ「素敵な選TAXI」のことを思い出し、もしかしたら面白いかもしれないと思い、見てみることにしたのですが、見始めるとやはり何となく、ドラマのテーマはその「素敵な選TAXI」に似ていたようにも思えました。

「女優たち」の女優さんを演じていたのは、真木よう子さん、水川あさみさん、竹内結子さんの3人で、ドラマの役の名前もそのままでした。

ドラマは、2015年の6月、人気女優の3人がテレビ局の受付を通り、自分がこれまでに出演した作品を振り返り、女優人生を送ることになった「ターニングポイント」のことを考えながら、自分の名札の貼られた楽屋のドアを開けて部屋の中へ入るのと、ドアの先にあったのは、「ターニングポイント」でのチャンスを逃したことによって有名な人気女優ではない別の人生を送っている3人の2010年の世界だった、という話でした。

脚本はバカリズムさんで、演出は関和亮さんでした。

約1時間半のドラマの中、真木よう子さんの場面から始まった女優さん一人の物語は約20分で、3人それぞれの「別の人生」が描かれた後、3人が知り合いになり、その後、売れない女優時代を描いた『日刊 真木よう子』で漫画家デビューをした真木よう子さん、その本の出版を成功させたことで社長賞を受賞した出版社の編集者の竹内結子さん、オーディションの結果ハリウッド進出を果たし売れない女優から一気に有名女優になった水川あさみさん、という「かもしれない人生」が残りの約20分の間に展開し、最後は、2015年の冒頭の女優たちの再登場でまとめられていました。

現実には人気女優になっている3人の女優さんが、もしも過去の「ターニングポイント」で女優になるチャンスを掴むことができていなかったら、このような人生を送っていたかもしれない、という点が、過去の「分岐点」に戻って人生をやり直す「素敵な選TAXI」に似ているように思いました。

でも、もしかしたら、最近よく聞くいわゆる「あるある」として、「下積みの長い女優あるある」というようなものだったのかもしれないですし、女優さんたちと同世代の「30歳前後の働く独身女性あるある」のドラマでもあったのかもしれません。

カメラの位置によって揺れたり、顔の大写しになったり、映す角度の切り替えが早く編集されたりしていたところは、私としては、見ていて少し疲れてしまいそうになりました。何というか、「テレビドラマ」の映像というよりは、「動画」の映像のような印象でもありました。

ドラマの最後、別の人生を演じ、ドアを開けて2015年の人気女優として楽屋を出た3人の女優さんは、「・・・かもしれない。あの時『ターニングポイント』で違う道を選んでいれば。」と、颯爽とテレビ局の玄関を出て行きました。

3人の女優さんたちが急にいかにも「女優」というような感じで描かれていたので、それも何だかアメリカのドラマ風というか、昔のトレンディードラマ風の感じがしました。

また、もしもこのドラマが、「同世代の働く独身女性たち」に向けた、共感を得るための「あるある」のドラマとして作られていたのならなのですが、その最後の、3人が「女優」に戻った終わり方は、それまでドラマの中で描かれていた「かもしれない世界」の3人の女性たちと、ドラマを見て共感を?していたかもしれない「同世代の働く独身女性たち」を、少し突き放す終わり方でもあったようにも思えてしまいました。

最後まで見ることができたので、決して面白くなかったというわけではないと思うのですが、私には、「コメディー」のドラマであったのかどうかは、いまいちよく分かりませんでした。登場人物の女優さんたちの独白や「心の声」の多い、オムニバス風のドラマだったように思います。
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