「リスクの神様」第1話

フジテレビの新ドラマ「リスクの神様」の第1話を見ました。初回は15分拡大版で放送されていました。

日本テレビの新水曜ドラマ「花咲舞が黙ってない」の初回と重なっていたのですが(NHKの「歴史秘話ヒストリア」の日本刀の特集とも重なっていたのですが)、「花咲舞が黙ってない」は続編ということで、放送時間の夜10時からはこちらの新ドラマを見てみることにしました。

大手商社「サンライズ物産」の電気部主任の神狩かおり(戸田恵梨香さん)は、6ヶ国語を話すことができる優秀なキャリアの女性でした。世界的電機メーカー「生島電気」の創業者一族でもある生島社長(風間トオルさん)と次世代型バッテリー「LIFE」を共同開発し、「サンライズ物産」と「生島電気」が共同で立ち上げた新会社の商品開発部の役員となって「LIFE」を使った家電製品の販売に力を入れていたのですが、発売数日後、「LIFE」を搭載した円盤型の自動掃除機が使用中に発火するという事故が2件続き、事故を公表せずに販売を続けるか、公表してリコールにするかという問題に直面することになるのでした。

「サンライズ物産」の社長の坂手光輝(吉田鋼太郎さん)に呼ばれてその会社の危機対策室長となっていた危機管理専門家の西行寺智(堤真一さん)は、発火事故を起こした商品を使っていた人に謝罪をする際、多額のお金を渡して内密にしてもらう約束をして、その間に商品の発火の検証実験を行い、埃の多い高温多湿の環境下で掃除機を使用した場合に発火する場合があるということを、商品に絶対の自信を持っていた神狩さんに示し、リコール(事故の公表と商品の回収と修理)を行うことを勧めていました。

神狩さんが会社に上げられていた海外の工場からの実験データを調べ直したところ、1千回行ったということだった実験は、300回しか行われておらず、次に700回行われていたという実験データの中には、1回だけ事故のデータが記録されていました。西行寺さんは、次世代型バッテリー「LIFE」そのものが欠陥商品だった可能性が高いと指摘し、商品を全て回収して発売中止にするしかないということを伝えていました。

「LIFE」の顔となっていた神狩さんは、坂手社長から、全ての責任を一人で負ってくれるならサンライズ物産を解雇しないと言われ、迷っていたのですが、小さな会社の社長で経営が上手く行かなくなって自殺をしてしまったらしい父親のことを思い、謝罪会見に臨んで「LIFE」の問題に関する全ての罪を背負い、そうして「サンライズ物産」の「危機対策室」に異動となったのでした。

神狩さんが事故の責任を負ったことによって、坂手社長は生島社長に「借りを作った」ことになり、その結果「サンライズ物産」は共同開発した会社の株の7割を所有することになったようで、坂手社長は喜んでいました。

神狩さんが異動となった危機対策室には、室長の西行寺さんの他に、副室長の財部栄一(志賀廣太郎さん)、調査主任の種子島敏夫(古田新太さん)、渉外担当の結城実(森田剛さん)がいました。キャリアに復帰して早く出世の道に戻りたい神狩さんは、この新しい危機対策の仕事で業績を上げる決意をしていました。

脚本は橋本裕志さん、演出は石川淳一さんでした。原作のない、オリジナルの連続ドラマのようです。

その他の第1話の主な登場人物は、神狩さんと仲の良い先輩で広報部主任の橘由香(山口紗弥加さん)、神狩さんと付き合っている穏やかな性格の薬品部主任の原田清志(満島真之介さん)、坂手社長と対立している専務の白川誠一郎(小日向文世さん)、西行寺さんがお父さんと呼ぶ車椅子の老人の関口孝雄(田中泯さん)などでした。

企業(大きな組織)における危機管理の低さを指摘し、その意識を高めることをテーマにしている社会派のドラマのようでした。

冷静で慎重な西行寺さんと、上昇志向でプライドが高く感情的になりやすい神狩さんのバランスが良かったように思います。「リスクの神様」と呼ばれているほどの危機管理専門家の西行寺さんの「神様」の感じは、第1話だからなのかもしれないのですが、まだそれほど描かれていなかったようにも思えました。

一話完結の物語のようなのですが、西行寺さんや神狩さんたちが「サンライズ物産」の傘下の関連会社や取引先の会社に行って危機対策を行うということになると、物語の内容は異なるのですが、同じ時間に放送が重なっている日本テレビの「花咲舞が黙ってない」の本店から支店に出向して問題を解決するという構成とも、少し似ているような気がしました。

主題歌のようなものは特に流れていませんでした。本編の直後のエンドクレジットの場面もすぐに終わっていて、ドラマの余韻のようなものはあまり残さず、さっぱりと、というか、あっさりとしていたような気がします。

最後まで見ることができましたし、昨夜の第1話はそれなりに面白かったのだと思うのですが、商品開発とか出世とか取り引きとか、企業の問題がいろいろ詰め込まれているように思えて、危機対策のことについて勉強になるということならそうなのかもしれないのですが、ドラマとして面白いのかどうかということは、第1話を見た限りでは、私にはまだよく分かりませんでした。

でも、今回のドラマを見ながら、顧客情報の流出や、欠陥商品の隠蔽や、異物混入による食品の回収など、ニュース番組で知るような実際の事件のことを思い出しましたし、これからどのような「危機」や「危機管理」や「危機対策」が描かれるのかということは、何となく気になるので、次回も見てみようかなと思います。

ところで、ドラマの物語そのものとは関係のないことなのですが、このドラマの合間に流れていた大学の「危機管理学部創設」?のCMには、驚きました。まさかそのためのドラマではないだろうとは思うのですが、何というか、少し露骨であるような感じもしてしまいました。
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