「ホテルコンシェルジュ」第8話と、非戦70年

TBSの火曜ドラマ「ホテルコンシェルジュ」の第8話を見ました。

ホテルフォルモントにやって来た専門学校の研修生たちに、3日間、ホテルの案内や指導をすることになった新人コンシェルジュの天野塔子(西内まりやさん)が、「ホテリア」の先輩として、宿泊客に臨機応変な応対をすることができず緊張すると過呼吸の症状が出てしまう真島咲希(小島藤子さん)や、経営にしか興味がないと言いホテルの従業員の仕事を見下したり宿泊客の服装によって接客態度を変えたりする保科さん(間宮祥太朗さん)に、ホテルの仕事に対する自分たちのプライドを伝えようとする話でした。

脚本は李正姫さん、演出は植田尚さんでした。

「世界陸上2015北京」の中継放送のため、TBSのドラマは1週間お休みでした。そのためか分からないのですが、何だか久し振りにこのドラマを見たような気がしました。

これまでは、主に、新人コンシェルジュの天野さんの失敗と問題を抱える宿泊客たちの物語だったように思うのですが、今回は、先輩ホテリアの天野さんと本当のホテルで初めて実習を行う研修生の物語になっていました。

天野さんの成長している感じも、研修生の不安感などの揺れる気持ちも丁寧に描かれていて、良かったように思います。小島藤子さんの演じる真島さんや間宮祥太朗さんの演じる保科さんの存在が良かったということもあるのかもしれません。

ホテルの仕事に対して自信を失くしていた真島さんが、かつてフィギュアスケートを習っていたというところが突然の宿泊客の悩みを解決することにつながっていたのも良かったと思います。

その前日に、娘の病状が心配でホテルフォルモントに宿泊していた真島さんの母親(朝加真由美さん)が、過呼吸で倒れた真島さんのお見舞いに来た天野さんにフィギュアスケートのことを話していたので、真島さん自身が勇気を出して天野さんに「力になれるかもしれない」と切り出したのも良かったのですが、天野さんが真島さんに切り出しても自然だったように思います。あるいは、真島さんがフィギュアスケートを習っていたという話が、母娘の会話の中だけで行われていたなら、真島さんが自ら切り出したことが、もっと積極的な意味を持ったのかもしれないななどということも、少し思いました。

保科さんは、天野さんたちの仕事への態度や真島さんの変化を見ているうちに、見栄を張りたがる昔からの自分の性格を反省したようでした。真島さんや保科さんがホテルの勉強を頑張って、いつかホテルフォルモントの?ホテリア(私もこの「ホテリア」という言葉を知らなかったのですが)になるかもしれないという感じで終わっていたように思えたところも、良かったような気がします。

あと、私としては、やはり、施設係の西崎隼人(浅利陽介さん)と天野さんが手話で会話をする場面が楽しいように思えます。

次回には、天野さんが保科さんに真剣に注意をしているところを見て考えを変えたらしい経営戦略室ゼネラルマネージャーの片桐美穂子(若村麻由美さん)に、天野さんは試されることになるようでした。感想を書くことができるかどうか分からないのですが、次回も見てみようと思います。


ところで、このドラマとは全く関係のないことなのですが、昨日は「防災の日」でした。1923年に起きた関東大震災から92年目の日でした。

今日の9月2日は、日本政府がアメリカの戦艦ミズーリの甲板で降伏文書に調印をしてから70年目の日でもあります。「終戦(敗戦)の日」は日本では、ポツダム宣言受諾を受諾することになった旨を国民に伝える「玉音放送」の流れた8月15日が主流ですが、9月2日の降伏文書調印の日も、もう一つの日本の「終戦の日」なのだと思います。

「8月15日」の時には学校が夏休み中ですが、「9月2日」(日本時間では3日になるそうです)には2学期が始まっていると思うので、もしもこの日が「終戦の日」として日本社会で重要視されていたなら、学校でも先生たちが戦争のことをもっと伝えることができるように思いますし、70年前の戦争のことを知らない児童や生徒も減るのではないかなとも思います。それとも、あえて伝えないようにしているのでしょうか。

昨日の報道によると、佐野さんというデザイナーの方の盗用疑惑で問題になっていた、2020年に開催予定の東京オリンピックの公式エンブレムが白紙撤回されることになったそうですが、問題になっている間にもポスターや旗などの発注を行っていたために、また何千万円か何億円もの税金が無駄に使われたことになるそうです。新国立競技場や関連施設の建設問題もそうですが、オリンピック組織委員会や政府や東京都など関係者の無責任の体質は本当に酷いなと思いますし、税金に関しては、公共事業も大事なのかもしれないとも思うのですが、(先週のテレビ朝日の金曜ナイトドラマの「民王」の第5話でも描かれていたように)親のいない子供ため、生活に困っている高齢者のため、災害の被災者や事件の被害者のためとか、福祉のことにちゃんと使ってほしいように思います。

それから、私は昨夜、何気なく点けたラジオの番組で元ちとせさんの「平和元年」という新しいアルバムのことを知りました。最初に流れた「腰まで泥まみれ」(もともとは中川五郎さんという方の作品だそうです)という歌が衝撃的だったのですが、「戦後70年」の今年をもう一度平和を考える年にしたいという元ちとせさんの「平和元年」というアルバムのタイトルも、良い感じがしました。

私は見に行くことができていないのですが、展覧会の記事で見た、東京のいわさきちひろ美術館で開催されている「非戦70年 ちひろ・平和への願い」という展覧会の「非戦70年」という言い方も、とても良いと思いました。「戦後70年」という言い方よりも、70年間戦死者を出していないという日本を思う気持ちとこれからもそうあってほしいと願う気持ちが鮮明であるように思えます。

与党やその支持者の方は、与党の出している「安全保障関連法案」を戦争を未然に防ぐための法案だとか、日本への攻撃を抑止するための法案だとか主張していて、与党と異なる意見を扱う「一部のマスコミ」のことを悪く言っているようなのですが、今の「安全保障関連法案」の成立に反対をしている国民は、70年目にして初めて自衛隊を戦闘要員として海外へ派遣することのできる法案が作られようとしていることが、とても不安なのだと思います。少なくとも、私はそう思います。アメリカ軍の空爆を支持するような与党の「積極的平和主義」は、抑止とか報復とかの繰り返される戦の向こうに経済的発展と平和を見ているものなのかもしれませんが、普通の平和主義は、一つも戦のない誰も傷つけたり傷つけられたりしない平和を望んでいるものなのだと思います。

これからどのような日本になっていくのか分からないですし、政治関連の報道を見ていると何か憂鬱な気持ちにもなるのですが、国のため、ではなく、国民がそれぞれ幸せに穏やかに暮らすことができるための政治が行われるといいなと思います。
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