「劇場版 SPEC~結~」

昨日には、テレビ朝日ではお昼の12時からの10時間に渡る「ミュージックステーション」の30周年記念スペシャルが放送されていました。夜の9時からのテレビ東京の恒例の「やりすぎ都市伝説」も面白そうに思えたのですが、昨夜には、私はTBSの「劇場版 SPEC~結(クローズ)~」の地上波初完全ノーカット放送を見ることにしました。

連続ドラマだった「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」を、私もとても好きで見ていました。「SPEC~結~」は「SPEC~天~」に続く劇場版で、特別ドラマ「SPEC~零~」の放送の後、前篇の「漸ノ篇」と後篇の「爻ノ篇」として2013年に公開されたものです。脚本は西荻弓絵さん、監督は堤幸彦さんです。

夜の7時からの一挙4時間の放送を最初のほうから全て見ることができたというわけではないのですが、私はこの映画を公開当時に映画館で見ていたので、物語の内容は知っていました。

そして、テレビの放送で「結」を見て、やはり「SPEC」は連続ドラマだった頃が一番面白かったということを思うと同時に、映画化の際にはいわゆる「大人の事情」が増えてしまうのかもしれないということも改めて思いました。

現実的な非現実の物語として面白かった物語の規模が“世界系”のものとして大きくなり過ぎると、当初の非現実的というのとは少しずつ異なってきて、仮に全体の筋が通っていたとしても、何か嘘らしく見えてしまうような気がします。

ただ、そのように思いながら見たのだとしても、当麻紗綾(戸田恵梨香さん)と瀬文焚流(加瀬亮さん)の物語になっていたところは、良かったように思えました。

スペックホルダーとして悪霊たちを一身に閉じ込めた当麻さんが「鍵」となって、セカイ(向井理さん)に破壊された地球と平行して存在していたパラレルワールドとをつなぎ、少し時間の遡っていたその当麻さんのいない平行世界に移動して片目の視力を失った不死身の瀬文さんが、無間地獄の亜空間のを落ちていくように漂う当麻さんを、真実を追い求める心の目で見出して掴まえる、という最後は、映画館で見た時にも良かったのですが、改めてテレビの放送で見ても、良かったです。当麻さんも、瀬文さんも、かっこいいなと思いました。

エンドロールの部分には、「瀬かいはひとつではない(世界は一つではない)」と書かれていました。主人公の当麻さんが死んでしまう上に、それまでドラマで描かれていた世界がパラレルワールドに移行した結果いわゆる“夢落ち”のようになってしまうというような、この「SPEC」の結末は、私には今でもあまり良い結末だとは思えないでいるのですが、当麻さんや瀬文さんが無事な世界もどこかにはあるのかもしれないと勝手に補完をすることにしてみると、少しは気分が楽になるのかもしれません。

どの辺りが映画公開時にはなかった未公開映像なのかということに、私は気付くことができなかったように思うのですが、やはり「SPEC」の物語(特にドラマ版)は毎回斬新でよくできていたように思えますし、面白かったです。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム