「無痛~診える眼~」第1話

フジテレビの新ドラマ「無痛~診える眼~」の第1話を見ました。初回は15分拡大版で放送されていました。

日本テレビの新ドラマ「偽装の夫婦」の初回とも重なっていたので、どちらを見るか少し迷ったのですが、その「偽装の夫婦」は録画をしておくことにして、昨夜の放送時間にはこちらのドラマを見てみることにしました。(「無痛」の第1話は夜の10時の3分前の、夜9時57分に始まっていたのですが、毎週この時間から始まるのでしょうか。それとも、初回だけでしょうか。)

ドラマの主人公の、小さな診療所を営む為頼英介(西島秀俊さん)は、人を外側から見ただけでその人の健康状態を判断できるという特殊能力を持った医師でした。その特殊能力は、超能力というよりは、例えばNHKの「ドクターG」に登場する総合診療医のような、医師としての長年の経験と卓越した観察眼によるもののようでした。訪問診療も行っているのか、自宅で治療を続けている恩師の?久留米実(津嘉山正種さん)の診察をしていました。

診療所の看護師で義理の姉の井上和枝(浅田美代子さん)と街を歩いていた為頼さんは、和枝さんと別れた直後、自転車に乗った若い男性に「犯因症」という犯罪者特有の兆候を診て、その後を追いかけていました。為頼さんは急いで警察に通報し、和枝さんや周囲の人たちにも危険であることを伝えたのですが、夕方5時のチャイムの音が響くと、公園の入り口付近に座って待っていた男性は、鞄の中からナイフを取り出し、歩いていた人たちに斬りかかって暴れ始めました。為頼さんは、犯人を警戒しながら怪我をした人に応急処置をしていて、犯人を見て固まっていた子供と母親を庇った和枝さんも刺されてしまったのですが、ナイフの刺さったままの傷を診た為頼さんは、命に別状はないと判断していました。

為頼さんからの通報を受けて現場へ急行することになったのは、「石川さん一家殺害事件」の解決を目指している神奈川県警の早瀬順一郎刑事(伊藤淳史さん)でした。現場に現れた早瀬さんは、周囲に人がいるにも関わらず、すぐに犯人の男性に2発の銃弾を発砲しました。到着した救急隊員に怪我をした人の症状を伝えて細かく指示を出していた早瀬さんは、犯人の男性が重傷を負ったのを見て、その男性を先に搬送するよう救急隊員に頼んでいました。

そして、その通り魔事件で怪我をした人たちは、白神陽児(伊藤英明さん)が経営する病院へ搬送されていたのですが、白神さんも、為頼さんと同じような特殊能力を持つ医師のようでした。雑誌にも載るほどの有名な医師で、手術の様子を他の医師たちに公開している白神さんは、為頼さんにも手術の様子を見せていたのですが、なぜか髪の毛と眉毛のない清掃員のイバラ(中村蒼さん)にも見学を許可していました。

近隣住民から通り魔事件の聴取を行った早瀬さんは、為頼さんの通報が、犯人の男性が暴れる前だったことを知り、怪しむというよりは、興味を持ったようでした。

あるマンションの一室で女性が死亡しているという事件を担当した早瀬さんは、警察がその死因を心臓麻痺を判断したことに疑問を感じ、その女性の生前の姿が映った防犯カメラの映像を為頼さんに見てもらおうとしていました。早瀬さんにしつこく頼まれた為頼さんが、映像を見て女性を健康体だと思うと判断し、その死に関して神経ガスの中毒死を疑うのを聞くと、早瀬さんは事勿れ主義の上司の反対を押し切り、早瀬さんに協力的な部下と二人で、女性が死亡していた日に出てこなかった隣の部屋の人を訪ねていました。

大家さんに開けてもらって入ったその部屋の奥には、アイドルのポスターに埋め尽くされた部屋があり、その押入れにあった鳥かごには、数羽のカナリアの死体が残されていました。同じ押入れにはガスマスクと神経ガスを製造する機械があり、早瀬さんは、上司にそのことを報告すると、急いで警察署を出ていました。ガス作りの犯人が出かけると思われるアイドルのイベント会場に向かうためでした。

警察署の前にはなぜか為頼さんが待っていて、車に乗ろうとしていた早瀬さんに力になれるかもしれないからと言って同乗した為頼さんは、早瀬さんと一緒にイベント会場へ行き、部下が早瀬さんに送ってきた死亡した女性の隣室の男性の写真を見てその人物を探し、ガスの装置を手にしていた「犯因症」の男性を、早瀬さんに教えていました。早瀬さんは、その男性を取り押さえると、強い力で数回殴りつけて倒していました。犯人の男性は駆けつけた警察官たちに連行されていきました。

早瀬さんの帰り際、為頼さんは、早瀬さんに「犯因症」の症状を見ていました。為頼さんが警察署に来て早瀬さんに同行していたのは、犯人を見つけたいという思いの他に、正義感が強すぎて暴走してしまう早瀬さんを止めたいという思いもあったのかもしれません。

第1話は、このような話だったように思います。脚本は大久保ともみさん、演出は佐藤祐市さんでした。原作は、私は未読なのですが、久坂部羊さんの小説『無痛』です。

その他の主な登場人物は、為頼さんの教え子?で心療内科医の高島菜見子(石橋杏奈さん)と、その患者の南サトミ(浜辺美波さん)でした。南さんは、高島さんが近くにいても高島さんと「LINE」のようなもので会話をする無口な人で、スケッチブックに絵を描いていたのですが、それは「石川さん一家殺害事件」の被害状況を描いた絵でした。最後、南さんは、絵について聞いてきた高島さんに、自分が殺したのだと話していました。

痛みがあったほうが人間らしい、と為頼さんの師匠らしき久留米さんが為頼さんたちに話していたのですが、白神さんはそれとは反対に、「無痛」であることを研究して目指している医師のようでした。

初回は登場人物の紹介も兼ねているのだろうと思うのですが、まだ謎の部分も多かったように思います。

西島秀俊さんと伊藤淳史さんということで、昨夜の第1話を見始めた頃は、TBSの「ダブルフェイス」や「MOZU」、フジテレビの「チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋」のことなどを少し思い出したのですが、伊藤淳史さんの演じる強い雰囲気の早瀬刑事が、何だか新鮮に思えました。

為頼さんは、和枝さんの妹だった妻を亡くしていて、自宅兼診療所のドアの鍵に指輪を付けていたのですが、妻の死もこれからの物語に何か関わってくるのでしょうか。

総合診療医のような観察眼はともかく、「犯因症」は、超能力であるような気がしました。映像では、人物全体が灰色に見え、血が逆流するように血管が浮き上がり、目の中が暗黒で埋まっていたのですが、為頼さんが「犯因症」を見ていたのは、少なくとも第1話では、暴力行為をする人、殺人をする人のようでした。

また、街頭では見知らぬ人の外観から病気を見ていたのですが、病院では特に見ていませんでした。見たり見なかったり、自身の特殊能力をコントロールすることができるのかもしれませんが、南さんにも特に「犯因症」は出ていない様子でした。あるいは、「犯因症」による犯罪行為の発症時間のようなものには、何か差があるのでしょうか。

第1話を見ただけではよく分からないこともあったのですが、第1話はそれなりに面白かったように思います。

その回の物語の早送りのような映像と、主題歌のSuperflyの「黒い雫」という曲の流れるエンディングの雰囲気も、ドラマに合っているように思えて良かったです。次回も見てみようと思います。
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