「相棒season14」第2話

テレビ朝日のドラマ「相棒season14」第2話「或る相棒の死」を見ました。

第2話は、中学校時代の親友だった元埼玉県警の刑事でフリージャーナリストの千原(関戸将志さん)の「自殺」と判断された死に疑問を持ち、埼玉県警の刑事で千原さんの同僚だった早田(宅間孝行さん)と調査していた、法務省から警視庁特命係に出向中の官僚の冠城亘(反町隆史さん)が、杉下右京(水谷豊さん)の協力得て、不正会計を隠蔽する埼玉県警に立ち向かっていく話でした。

脚本は真野勝成さん、監督は橋本一さんでした。

第2話も面白かったように思います。泥のついた靴、メガネ、万年筆、千原さんの手帳、暗号、業界用語、パソコン、置き忘れた鞄、といった小道具?が物語の展開につながっていました。

右京さんが手帳の暗号を解読していたのが少し唐突だったように思うのですが、着々と進みながら最後に右京さんが一気に解決をする構成が、刑事ドラマというよりは、推理ドラマという感じにも思えました。

「或る相棒の死」の第2話は、初回に引き続き、冠城亘さんを紹介する回だったのだろうと思うのですが、警察組織にも右京さんにも特別な思い入れのない法務省官僚の冠城さんの立場を活かした物語になっていたのだと思います。

右京さんの正義だけではなく、捜査一課の伊丹憲一(川原和久さん)と芹沢慶二(山中崇史さん)や大河内監察官(神保悟志さん)の矜持も描かれていて、「チーム相棒」が表現されている感じがしました。

冒頭では、組織犯罪対策部5課の角田課長(山西惇さん)はいつものコーヒーだったかもしれないのですが、大木長十郎(志水正義さん)と小松真琴(久保田龍吉さん)は、冠城さんの淹れたデミタスコーヒーを飲んでいました。

警察庁長官官房長付になった甲斐峯秋(石坂浩二さん)の点てたお茶を、右京さんが「一日に摂取するカフェイン量」は紅茶で足りているからと断っていたのですが、最後に冠城さんも同じようにコーヒーで換算して断っていて、あえて重ねている感じが何となく面白く思えました。

右京さんと4代目相棒の冠城さんは、やはりよく似ている二人ということなのだろうと思います。

ただ、右京さんや冠城さんが今回のように甲斐さんの部屋に来ることが多くなると、内村刑事部長(片桐竜次さん)や中園参事官(小野了さん)の場面が減ってしまうのではないかなという気もしました。

以前の「相棒」とは異なり、最近の「相棒」では、窓際部署だった「特命係」や右京さんの存在は警視庁内で堂々と認められているので、特命係を注意するような?内村刑事部長の存在感は、弱まってしまうのかもしれません。

冠城さんは親友だった千原さんの悪い側面を知り、千原さんの高校生の娘は優しかった父親の情けない「クズ」の一面を知っていたのですが、それでも二人が自分たちが知っている生前の千原さんのことを否定しないという展開も、何となくさわやかな感じがして、良かったように思います。

あと、埼玉県警の不正を暴くために右京さんを利用していたことを明かした冠城さんが最後の場面で言っていた、あなたは自分の相棒を逮捕するような人ですから、を聞いて、サブタイトルの「或る相棒の死」には、前作の「相棒13」の3代目相棒の甲斐享さんのことも含まれていたのかなと思いました。でも、もしもなのですが、右京さんの正義(以前はいつか暴走するとまで言われていました)について、自分の相棒をも逮捕する人なのだと説明するために、前作のカイトさんが最終回に伴って急遽「犯罪者」にされたのだとしたなら、それはやはりあまり良くないことだったような気がします。

予告によると、次回は、冠城さんの回とかではなく、通常の刑事ドラマの「相棒」に戻るようでした。私は「相棒」のドラマを好きなのですが、登場人物のキャラクターを説明する要素が多くなると、いわゆる「内輪受け」のドラマになってしまうような気がします。甲斐峯秋さんや冠城さんのように右京さんを「利用」する登場人物が増えるのだとしても、右京さんと冠城さんの今の距離感が保たれたまま、「相棒10」の頃までのように、事件やその関係者の背景などがちゃんと描かれていくドラマになっていくといいなと思います。
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