「破裂」第3回

NHKの土曜ドラマ「破裂」の第3回を見ました。

帝都大学付属病院の准教授の心臓外科医の香村鷹一郎(椎名桔平さん)が、心臓破裂の副作用があることを国民的俳優の倉木蓮太郎(仲代達矢さん)に打ち明けると、破裂のリスクが起こるのが半年後だと知った倉木さんは、半年間あれば映画を作ることができる、残りの人生を全うすると前向きに答えていました。

香村さんは、それから記者会見を開き、香村療法に副作用があることを公表しました。心臓破裂ではなく、心筋梗塞になると説明したのですが、どちらにしても、香村療法の副作用の公表は、国民生活省の官僚の佐久間和尚(滝藤賢一さん)の「プロジェクト天寿」の計画の妨げになるもののようでした。

国民生活省の官房長の城貞彦(佐野史郎さん)から、ネオ医療センターの予算が削減されるかもしれないと言われた佐久間さんは、土下座をして1か月待ってほしいと官房長に頼み、香村さんの弱みを探るため、香村さんが亡くなった男性の手術の際に針を置き忘れていたという医療過誤で訴えられていることに注目していました。

弁護士の松野公子(坂井真紀さん)は、解剖に関わった若い医師から、証拠となる針を渡されていました。香村さんと解剖医の鶴田医師が隠そうとしていた針を拾ったものでした。

しかし、ある日、松野さんの事務所が荒らされ、証拠の針が盗まれていたようでした。松野さんは、香村さんが盗んだと思って激怒していたのですが、盗んだのは佐久間さんだったようでした。鶴田医師が現在香村さんの妻の父親の病院にいることを知った佐久間さんが、鶴田さんを買収したということでした。

香村さんは佐久間さんの「プロジェクト天寿」から逃れるために香村療法のリスクを公表していたのですが、香村さんにとっては改善策が見つかりそうな副作用よりも、医療過誤の事実のほうがどうしても隠したいことだったようで、佐久間さんの策に陥っていました。

脚本は浜田秀哉さん、演出は藤並英樹さんでした。

心臓外科講師の厨忠彦(甲本雅裕さん)は、香村さんに、心臓発作の治療後、自宅で介護をすることになった母親の認知症が進み、暴れたりする母親を見るのが大変で、本当は心臓発作の時が母親の寿命だったかもしれないのにと、医療技術が進んでとりあえず命が助かる人(延命される人)が増えたことが本当に良いことなのかどうか分からないということを話していました。

その厨さんの場面も良かったのですが、進学のことで父親の香村さんを病院に訪ねてきた一人息子の直輝(里村洋さん)が、倉木さんと出会う場面も良かったです。内縁の妻の須藤彰子(キムラ緑子さん)は、少しして病院内の喫茶店の席を離れて、倉木さんを孫の直輝さんと二人にしていました。直輝さんは、5歳の時に罹った病気によって脚の神経が麻痺してしまっているようでした。直輝さんは、自分の進学のことで、両親の仲が悪くなっていることを気にしていました。

父親の倉木さんと直輝さんが一緒にいるところを見かけた香村さんは、俺の息子に触るな!と倉木さんの手を払い、直輝さんを自宅に連れ帰っていました。倉木さんに捨てられたという思いの強い香村さんは、俺は父親を知らないのだと言って、直輝さんから離れていました。

このドラマは、父親と息子の物語でもあるのだろうと思います。今のところ、香村さんは父親の倉木さんに反発しているのですが、いつかは和解することができるのでしょうか。ただ、心臓外科医として、倉木さんの心臓を治したいという気持ちはあるようでした。

「国家」のためなら平気で人権無視をするという官僚の佐久間さんの「プロジェクト天寿」という安楽死の国策にも反対をしていますし、今のところの香村さんはすごく冷徹な医師という感じでもないような気がするのですが、医療過誤の弱みを握られた香村さんは、予告では、佐久間さんと握手をしていました。次回も見てみようと思います。
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