「破裂」第4回

NHKの土曜ドラマ「破裂」の第4回を見ました。

帝都大学付属病院の准教授の心臓外科医の香村鷹一郎(椎名桔平さん)は、大学病院を辞め、部下の厨忠彦(甲本雅裕さん)を連れて開業したネオ医療センターに移り、副センター長に就任していました。

香村さんは、高齢者を安楽死させる企画「プロジェクト天寿」を推進する「国民生活省」の官僚の佐久間和尚(滝藤賢一さん)から、約3千人の被験者が見込まれるという香村療法の大規模治験をスピードアップさせる研究を頼まれ、引き受けていたのですが、実際は「プロジェクト天寿」を阻止するため、監視を逃れる場所で密かに厨さんと香村療法による心臓破裂のリスク回避の研究を始めていました。

香村療法の被験者第一号となった香村さんの実の父親で国民的俳優の倉木蓮太郎(仲代達矢さん)は、自分が主演監督を務める「ノガミ」という自伝的戦争映画の撮影を急いでいました。

父親の心臓破裂を回避したい香村さんは、映画の撮影よりも検査を優先させようと、死にたいのかと迫っていたのですが、生きたいに決まっていると訴える倉木さんは、明日撮影する雨のシーンを読んでほしいと香村さんに台本を渡して病室を出ていました。

台本の雨のシーンというのは、戦災孤児となった傷ついた子供がぼろ雑巾のように水たまりの中に捨てられているという場面でした。倉木さんの内縁の妻の須藤彰子(キムラ緑子さん)は、香村さんに、倉木さんが弟と二人で生きてきた戦災孤児で、父親を知らないのだということを話していました。

倉木さんの映画の撮影現場に行くことになった香村さんは、須藤さんに言われたように、長男の直樹(里村洋さん)を連れてきていました。雨のシーンの撮影が始まり、倉木さん演じる老人は倒れている子供を抱き上げて慟哭していて、その場面を見ていた直樹さんは、隣に立っている父親の香村さんの手を握っていました。雨のシーンの撮影を終えた倉木さんがよろけて倒れそうになっていたのを、息子の香村さんが抱き止めて助けていて、倉木さんはふらつきながら、息子の手を握って離れていました。

ネオ医療センターでは、厨さんがついに心臓破裂のリスク回避の治療法を発見し、香村さんはよくやったと喜んでいたのですが、官僚の佐久間さんは、スピードアップの研究が成功したと喜んでいました。不思議そうにする香村さんの前に現れたのは厨さんでした。医療ミスの弱みを握られて香村さんに従っていた厨さんは、裏で佐久間さんに付き、香村さんを裏切っていたのでした。

脚本は浜田秀哉さん、演出は藤並英樹さんでした。

香村療法を改善したい心臓外科医の香村さんと、香村療法の心臓破裂のリスクを「プロジェクト天寿」に活かしたい官僚の佐久間さんの攻防が面白かったのですが、今回は特に、仲代達矢さんの演じる俳優の倉木蓮太郎さんの映画の「雨のシーン」の迫力がすごかったのがとても印象的でした。

仲代さんの演じる倉木さんの戦争映画の撮影場面はこのドラマの劇中劇という感じでもあるのですが、短い場面なのにも関わらず切実な感じがして、何となく、ドキュメンタリーのようにも見えました。

共に「父親を知らない」倉木さんと香村さん、香村さんと直樹さんの父子の絆の再生の物語なのかもしれないと思うのですが、須藤さんの仲介もあって、気持ちが離れかけていたそれぞれの父子が少しずつ心を通わせていく感じが、良かったように思います。
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