「鴨川食堂」第1話

NHKのBSプレミアムのプレミアムドラマ「鴨川食堂」の第1話を見ました。

原作は、私は未読なのですが、柏井壽さんの小説『鴨川食堂』です。

京都を舞台にしたドラマでした。店先に看板のない「鴨川食堂」の店主の鴨川流(萩原健一さん)は、若い頃は板前の仕事をしていて、後に刑事になり、再び料理の仕事を始めた人で、数年前に妻の掬子(財前直見さん)を病気で亡くし、娘の鴨川こいし(忽那汐里さん)と二人暮らしをしています。

こいしさんは、食堂の2階にある「鴨川探偵事務所」の所長で、「思い出の食、捜します」との一行広告を目にして訪ねて来た依頼人から様々な話を聞き出して、元刑事の父親と共に調査し、思い出の食の再現を目指していました。

看板のない「鴨川食堂」に普段来るのは近所の人らしく、鴨川親子の他の主な登場人物(常連客)は、作法教室の師匠の来栖妙(岩下志麻さん)、寿司職人の福村浩(吉沢悠さん)など数人でした。

第1話「母の肉じゃが」では、複数の会社を経営している33歳の伊達久彦(半田健人さん)が、広島の呉で暮らしていた5歳の頃に亡くなった母親の肉じゃがの味の捜索を、鴨川親子に依頼していました。

流さんは、広島の呉の豊島や、竹原市に行き、伊達さんの持っていたいくつかの情報から、伊達さんが捜している母親の「肉じゃが」にたどり着いていました。

2種類の肉じゃが事件によって継母の幸子さんを嫌っていた伊達さんは、幸子さんが子供の頃の伊達さんに作っていた肉じゃがが、実は亡くなった母親の作った肉じゃがと同じであることを知らされ、最初は拒絶するのですが、病気で亡くなる前の母親が幸子さんに息子のためのレシピノートを託し、幸子さんはそのレシピに忠実に、継子の伊達さんのための料理を作っていたのでした。

それを知った伊達さんは、長年会っていない幸子さんの写真を見返し、小さくなったな、とつぶやいていました。

脚本は葉山真理さん、演出は佐藤幹夫さんでした。

継母の幸子さんを嫌っていた伊達さんの問題に関しては、どうして幸子さんは伊達さんの母親の形見であるレシピノートを伊達さんに一度も見せなかったのだろうかとか、もしも食卓で会話があったなら、亡き母のレシピ通りの肉じゃがと継母の幸子さんと娘用の肉じゃがを食べ比べてみたりすることもできたのではないかとか、少し気になってしまいました。

物語がすごく面白かったというのとは少し異なるのですが、全体的には、春の京都を舞台にした、何かほのぼのとした優しい雰囲気のドラマでした。

昨年の夏頃のTBSの深夜に「シメシ」というドラマが放送されていて(全話を見ることができたわけではないのですが)、そのドラマも、あるレストランで依頼者の思い出の料理を再現するというものだったように思います。

近年は夜に料理ドラマが放送されていることが多いというか、そのようなドラマが人気のようなのですが、「鴨川食堂」では、鴨川流さんやこいしさんが毎回、依頼者の地域へ調査に行くのだとするのなら、旅番組の要素も入っているのかもしれないなと思いました。第1話では、流さんは漁船に乗って、持参したおにぎりを食べながら豊島へ向かっていました。船や町の場面では、地元の方がそのまま出演しているような印象でもありました。

あと、鴨川食堂の玄関前にいる猫の「ひるね」が、かわいかったです。春の京都と、おいしそうなお料理と、猫、という、何か人気の要素の揃ったドラマなのかもしれないなとも思いました。
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Author:カンナ
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