「ナオミとカナコ」第1話

フジテレビの新ドラマ「ナオミとカナコ」の第1話を見ました。録画をしておいたものです。初回は15分拡大版で放送されていました。

原作は、私は未読なのですが、奥田英朗さんの小説『ナオミとカナコ』です。

久しぶりに再会した大学時代の親友の服部加奈子(内田有紀さん)が銀行員の夫の服部達郎(佐藤隆太さん)から日常的に暴力を受けていると知った小田直美(広末涼子さん)が、加奈子さんと一緒に加奈子さんの夫の達郎さんを殺そうとする話のようでした。

第1話では、父親が些細なことで母親に暴力を振るうという家庭で育った二人姉妹の長女の直美さんが、親族や友人にも暴力を及ぼすかもしれない夫の言動を恐れるあまりにはっきりと抵抗をすることができない加奈子さんを守ろうと、「いっそ二人で殺そうか、あんたの旦那」と言うところで終わっていました。

脚本は浜田秀哉さん、演出は金井紘さんでした。

妻とその親友の女性がDV夫を殺害する計画を立てる、というサスペンスの緊張感がドラマの最後まで続いていて、(DV夫が登場する物語という時点でドラマを見ている私には不快に思えてしまう場面も多かったのですが)思っていたよりも面白かったような気がします。

食品輸入会社社長の中国人の李朱美さんを演じていた高畑淳子さんの話し方が何だか本当に外国の方のようだったのですが、その李社長と親しくなった直美さんは、友人が夫から暴力を振るわれているという相談をした時、困った時に助けなくてどうして友達なのですか?、妻に暴力を振るう男なんて殺してしまいなさい、自分の身を守るための正当防衛です、と李社長にさっぱりと言われて、加奈子さんの暴力夫の達郎さんによる支配から解放するためには、達郎さんを殺すしかないのではないかと思い至ったようでした。

暴力夫の束縛から精神的にも逃れることが出来ない加奈子さんは、直美さんから離婚を勧められて、「できるならとっくにやっている」と答えていたのですが、確かに、本当にそうなのだろうなと思いました。

実際の報道でも、DV夫の妻とか、親に虐待されている子供とか、物理的には逃げ出す余地があったとしても、精神的にそこから逃げることができないのかもしれないと思います。また、「ストーカー」になるのは、見知らぬ他人である場合よりも、交際相手や配偶者である場合が多いそうですし、例えばドラマの加奈子さんのような被害に遭っている妻が生きている間ストーカー的な暴力夫にしつこく狙われ続けることになるというのなら、ドラマを見ていた印象では、「いっそ殺そうか」という展開になるしかないのかもしれないなとも思えました。

ドラマの加奈子さんは、まだ直美さんのような親友がいるという点では、幸せなほうなのかもしれません。私は原作の小説を未読なので、よく分からないのですが、“外面のいいDV夫”の達郎さんはいずれ殺されるのでしょうか。DV夫を加奈子さんと直美さんが殺すまでの物語になるのでしょうか、それとも、殺した後の二人の物語になるのでしょうか。ドラマを見ていれば分かる、ということではあると思うのですが、第1話ではDV夫の達郎さんはまだ殺されていなかったので、何となくそのようなところが気になりました。
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