「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」第1話

テレビ東京の「金曜8時のドラマ」枠の新ドラマ「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」の第1話を見ました。

杉並区中央署の生活安全課に新設された「なんでも相談室」に集められた警察官たちが、地域で起きた事件の真相を探っていく、という刑事ドラマで、ドラマを見始めた時には、何となく、以前TBSで放送されていた「パナソニックドラマシアター」枠の刑事ドラマ(例えば、「ハンチョウ~警視庁安積班~」のような)に似た作風のドラマなのかなとも思ったのですが、昨夜の「警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~」の第1話は、ドラマを見る前に思っていたよりも、面白かったです。

役に立たないという意味で“ゼロ係”と呼ばれている「なんでも相談室」に、警視の小早川冬彦(小泉孝太郎さん)が着任するというところからドラマ始まっていました。ゼロ係を取り仕切るのは、係長で巡査長で警部の亀山良夫(大杉漣さん)で、他に、寺田寅三(とらみ、松下由樹さん)、事務職の本条靖子(安達祐実さん)、八王子西署の交番に勤務していた「頭が良くない」と噂される桜庭勇作(木下隆行さん)、男性警察官たちから結婚詐欺で訴えられかけたことがあるという元渋谷南署の刑事の安智理沙子(原田夏希さん)が所属していました。

怒ると赤くなので“ダルマ”と呼ばれている、杉並区中央署の副署長で警視の谷本敬三(石丸謙二郎さん)や、谷本さんの“コバンザメ”と呼ばれている刑事課・生活安全課の課長の杉内義久(半海一晃さん)は、「なんでも相談室」が刑事事件の捜査に関わるのをあまりよく思っていないようでした。

「寅三」を「とらみ」と読む名前に少し驚いたのですが(冬彦さんの推理によると、父親が男だと思い込んで名付け、女の子だったので「とらみ」と読ませることにしたそうです)、寅三さんは口が悪い女性刑事で、同じく口の悪い刑事課主任の古河祐介(手塚とおるさん)とは、すれ違うたびに口喧嘩のような言い合いになっていました。

その他の主な登場人物は、鑑識課の青山進(六角慎司さん)、理沙子さんを見に来る刑事の中島敦夫(堀井新太さん)、地域化の巡査の鮫島弥生(岸明日香さん)、寅三さんに情報を提供する岩瀬厚一郎(寺島進さん)、刑事局長で警視監の島本雅之(団時朗さん)、寅三さんや小早川さんが通う居酒屋の店主の国仲春吉(加藤茶さん)などでした。

第1話は、公園のベンチに座っている認知症の老婦人(藤田弓子さん)の保護に向かったキャリア警視の小早川さんが、小火騒ぎのあった公園のごみ箱の隙間に焦げた紐の一部を見つけたことをきっかけに、水曜日の夜に起きる放火事件の犯人像を推理し、独自に捜査を始める、という話でした。

小早川さんによると、放火には、「ファイヤーボール」と呼ばれるてるてる坊主のような形のものが使われていました。犯人像から地域を絞って捜査を始めた小早川さんと寅三さんは、放火の被害者の勤める工場にたどり着き、老婦人の目撃証言から、足を少し引きずるように歩く従業員の崎山晋也(須田邦裕さん)を一連の放火事件の犯人と推理するのですが、放火が起きるかもしれないと小早川さんが考えた次の水曜日の夜、推測の場所で小火事件は発生しませんでした。

桜庭さんと理沙子さんが捜査を諦めて帰った後、推測の地域とは少しはなれたビルの上階の部屋で小火事件が発生し、帰りかけていた寅三さんも消防車の音を聞いてそこへ駆けつけたのですが、暴力団・赤龍会の中曽根という人が死亡したことが分かると、小早川さんは、この事件の放火犯は崎山さんではないと断言していました。

脚本は吉本昌弘さん、監督は倉貫健二郎さんでした。

原作は、私は未読なのですが、富樫倫太郎さんの小説『生活安全課0係 ファイヤーボール』です。

後半を見ながら、一話で完結するのだろうか、と思っていたのですが、やはり完結せず、次回へ続くとなっていました。でも、「初回2時間スペシャル」という感じになるよりは、通常の時間通りの、約1時間ずつの前編と後編であるほうが、見やすいように思いました。

小泉孝太郎さんの演じる主人公の名前が「冬彦」なので、私はどうしても「ずっとあなたが好きだった」の冬彦さんを思い出してしまったのですが、ただ、今回のドラマの冬彦さんは、自由で明るくて屈託のない、さっぱりとした人でした。

主人公の小早川冬彦さんは、「市民を守る」という刑事を志した時の気持ちを常に忘れていない刑事さんだったのですが、“キャリア組”として現場を経験したことがなかったようで、電話を取ることや、警察手帳を見せることにも、楽しそうにしていました。

「世間知らずで、KY(空気が読めない)」という設定の人物像は、ドラマの主人公などには時々あるように思うのですが、今回のドラマの冬彦さんは、小泉孝太郎さんによく合っているキャラクターのように思えましたし、冬彦さんと口の悪い寅三さんとの、あまり話が噛み合っていない掛け合いも楽しく、必要以上に突っ込まない感じが何だか自然に思えて、良かったです。

空気が読めないのか、空気を読まないのかは分かりませんが、「市民を守る」という警察官になった時に初心を忘れず、そのためだけに前向きに捜査をする冬彦さんは、立派だなと思いました。

他の登場人物の個性も分かりやすくて、バランス良く描かれているように思えました。息子夫婦と暮らす認知症の老婦人の件は、私には少し無理矢理のようにも思えてしまったのですが、それはもしかしたらこの「金曜8時のドラマ」枠のテーマのようなものなのかもしれないなとも思いました。

ともかく、小泉孝太郎さんの演じる小早川冬彦さんと、松下由樹さんの演じる寺田寅三(とらみ)さんの感じが面白く思えたので、次回の「ファイヤーボール」の解決編も見てみようと思います。


ところで、これはこのドラマとは全く関係のないことなのですが、このドラマと同じ時間に放送されていたテレビ朝日の「ミュージックステーション」のスペシャルに、槇原敬之さんが出演していました。私は後で録画をしておいたものを見たのですが、1992年の「もう恋なんてしない」と1993年の「No.1」を披露していました。マッキーの歌声はいつも安心して聞くことができます。「No.1」も好きですが、「もう恋なんてしない」もとても好きなので、昨夜の「ミュージックステーション」でも聞くことができて嬉しく思いました。
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