「東京センチメンタル」第5話

テレビ東京の「ドラマ24」の「東京センチメンタル」の第5話「新井薬師の恋」を見ました。

ある日、言問橋の老舗和菓子店「くるりや」の三代目店主の久留里卓三(吉田鋼太郎さん)宛てに一枚のはがきが届くのですが、それは、卓三さんが若い頃和菓子の修行をした新井薬師の老舗和菓子屋「高田和菓子店」が閉店するというお知らせでした。はがきの送り主は、そのお店を継いだ、先代の娘の高田みずほ(床嶋佳子さん)でした。みずほさんは、修行中の卓三さんが密かに付き合っていた元恋人で、双方の両親に反対をされたことで破局していました。

挨拶に行って来れば、とアルバイト店員の須藤あかね(高畑充希さん)に言われた卓三さんは、新井薬師前駅を降り、「高田和菓子店」へ行きました。お店にいた常連のお客さんの孫の高校生の山脇奈々(志田彩良さん)に呼ばれて出てきた元恋人のみずほさんの姿を久しぶりに見た卓三さんは、昔と変わらないみずほさんの美しさに見とれながら、新井薬師や、天ぷら屋さんや喫茶店や、哲学堂で、みずほさんと一緒に思い出を振り返っていました。みずほさんは、閉店のはがきはまだ卓三さんにしか送っていないと卓三さんに話し、卓三さんは、まだ卓三さんのことを好きでいるらしい、独身のみずほさんにますます惹かれていくようでした。

卓三さんは、みずほさんから、奈々さんのおばあさんのためにと、父の味の再現を頼まれ、引き受けることにしました。閉店後、和服姿で「くるりや」を訪れたみずほさんは、夜、卓三さんが完成させた父親と同じ味のお団子を風呂敷に包んで持ってお店を出る時、卓三さんと結婚したかった、と告白し、黙っている卓三さんに、さよなら、と告げて笑顔で別れて行きました。

後日、あかねさんがみずほさんから連絡がないのを気にしていて、はっとした卓三さんは慌ててみずほさんに電話をかけたのですが、お客さまのご都合によりおつなぎすることができません、というような音声が流れ、みずほさんと話すことはできなくなっていました。

「高田和菓子店」には、閉店の貼り紙が出ていました。新井薬師に走った卓三さんは、通りかかった奈々さんにみずほさんのことを訊ね、奈々さんから、意気地なし、と告げられました。奈々さんによると、みずほさんは知り合いを頼って九州へ行ったということでした。

脚本は松本哲也さん、監督は三木康一郎さんでした。

第5話も、とても良かったです。

卓三さんのことをずっと好きでいた元恋人のみずほさんと、意気地なしの卓三さんとの感情の距離感が、とても丁寧に描かれていたように思えました。

奈々さんが、意気地なし、と卓三さんに言う場面も、和菓子店を閉めたみずほさんのことが奈々さんの独白で語られていたのも、何か瑞々しいような雰囲気があって、良かったです。最後の、みずほさんを失って落ち込む意気地なしの卓三さんをダメ出しをする感じで明るく励ますあかねさんのさっぱりとした場面にも、何だかほっとしました。

卓三さんはバツ3(離婚歴3回)ということなのですが、それは結婚歴3回ということでもあるので、今回のみずほさんの場合と元妻たちの場合とでは、卓三さん自身もみずほさんを好きだったとするのなら、卓三さんの気持ちの上で、結婚するまでにどのようなところが違ったのかなというようなところも、少し気になりました。

みすほさんとは結婚しない運命だった、ということなのかもしれないのですが、卓三さんがずっと「意気地なし」であるとするなら、元妻たちはいわゆる「押しかけ女房」的な女性たちだったのだろうかとも思えたのですが、どうなのでしょうか。

今回には、卓三さんの元妻の玲子(大塚寧々さん)が登場しなかったのですが、私としては、そのようなところも良かったように思います。最近は、理容店の柴田幸吉(片桐仁さん)もほとんど登場していないのですが、登場人物が卓三さんとあかねさんと“マドンナ”でも十分に成立するドラマであるように思います。

あと、今回は、少し悲しい恋の話だったからかもしれないのですが、エンディングに流れるMACOさんの「恋心」という主題歌の曲が、これまでよりもすてきに聞こえたような気がします。予告によると、次回はあかねさんの話になるようでした。次回の物語も楽しみにしたいと思います。
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