「家族ノカタチ」最終回

TBSの「日曜劇場」の「家族ノカタチ」の最終回(第10話)を見ました。

最終回の第10話は、熊谷葉菜子(上野樹里さん)の勧めで末期癌である父親の陽三(西田敏行さん)のためにたくさんの知り合いを集めたホームパーティーを開くことにした永里大介(香取慎吾さん)が、陽三さんの遺体がまだそばにある葬儀の挨拶の場で突然葉菜子さんにプロポーズをし、一緒に暮らす覚悟を決める、という話でした。

脚本は後藤法子さん、演出は平野俊一さんでした。

末期癌を患っていた陽三さんは、いつもように大介さんの部屋の日当たりの良いベランダに座りながら、眠るように息を引き取っていました。亡くならない展開であってほしいと思っていたのですが、やはり陽三さんは亡くなってしまいました。「眠るように息を引き取る」という描写をドラマなどで見るたびに、実際にそのように亡くなることができたなら幸せなのだろうなと思います。

第9話もゆっくりとした展開になっていたのですが、最終話ではもっとゆっくりとした展開になっていたような気がします。丁寧に描かれていたのかもしれないとも思うのですが、私はドラマを見ながら途中で少し眠い気持ちになってしまって、約1時間のドラマとして放送するのには少し長いような気もしてしまいました。

陽三さんを演じていた西田敏行さんが実際に体調不良であるらしいということが報道されていましたが、物語が何か引き伸ばされているように思えた部分は、もしかしたらですが、本当はもっと何か詰め込む予定であったのを削った結果なのかもしれません。

でも、陽三さんのおかげで大人数の生活に慣れた大介さんが、葉菜子さんとの「一人よりも二人」での暮らしを選ぶまでの気持ちは、やはり丁寧に描かれていたのかもしれないなと思います。

ドラマの中の大介さんがナレーションで話していた、人は変わっていくし、家族の形も変わっていくし、家族の形に正解はないのだというようなことが、このドラマのテーマだったとしたなら、それは貫かれていたような気がしました。

ドラマや映画の中でというより、特にCM(コマーシャル)映像の中では、同じような家族像が紹介されていることが多いような気がするのですが、このドラマの中でも言われていた、同じ家族は世の中に一つもない、ということは、本当にそうなのだと思います。

結局、大介さんと葉菜子さんは当初の本人たちの希望通りには独身状態を維持することはできなかったのですが、どこかでは気紺したいと思っていたのかもしれないですし、それに、マンションの部屋の玄関のドアのところの表札には、永里と熊谷の二つの苗字が書かれていたような気がします。購入した上の階の部屋と下の階の部屋とを、両方そのまま自由に使うことができるようにしたようでした。

「家」の漢字の「ウ冠(うかんむり)」が、ホームパーティーに集まった人たちや、大介さんと葉菜子さんの上に出てくる演出は、良かったように思いました。同じ屋根の下に集まる人たちはみんな家族のようなものだということなのかもしれないなと、何となく思いました。

それにしても、(これはこのドラマにも言えることだと思うのですが)最近のホームドラマでは、食べたり飲んだりする場面は多いのですが、テレビのドラマであるにも関わらず、登場人物がテレビを見るシーンというのがほとんどないような気がします。完全にないわけではないと思うのですが、少ないような気がします。アニメでも、例えば昭和時代の雰囲気を残すテレビ朝日の「ドラえもん」や「クレヨンしんちゃん」やフジテレビの「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」の中では、居間にテレビが置いてあって、家族で見る場面というのも時々あったような気がするのですが、それでも今は、そのようなアニメ作品の中でもテレビの場面は減っているのかもしれません。大した問題ではないことなのですが、「テレビ離れ」と言われているものはドラマやアニメの中でも進んでいるのかなと、少し気になりました。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム