スペシャルドラマ「ぼくのいのち」

日本テレビの「家族の奇跡スペシャルドラマ ぼくのいのち~生存率0%・おなかの虫さんやっつけるぞ!~」を見ました。2時間ドラマです。

「24時間テレビ」で放送されそうなドラマなのかなくらいに思い、何となくの気持ちで見てみることにしたのですが、実話を基にしたドラマということでした。

2004年の春、川田三代子(木村佳乃さん)は、夫の大介(北村一輝さん)と幼稚園に通う長男の真人(大山蓮斗さん)と次男の祐平(横山歩さん)と生まれたばかりの三男との5人で、千葉の町で元気に暮らしていました。

ある日、風邪を引いた様子の次男の祐平さんを病院に連れて行った三代子さんは、祐平さんの腫れているような腹部を診た病院の医師からより詳しい検査を受けるよう勧められました。そして、三代子さんと大介さんは、こども病院での精密検査を受けた次男の祐平さんが100万に1人の割合で発症すると言われている「肝芽腫」という珍しい小児がんであることを宣告されました。

祐平さんは抗がん剤治療のために入院することとなりました。三代子さんは実家の両親(竜雷太さん、高畑淳子さん)や妹の雪絵(北川弘美さん)に長男や三男を見てもらいながら、大介さんは夜勤もある工場の仕事をしながら、入院中の祐平さんに付き添う日々を過ごしていました。

抗がん剤をいくつか試したものの、祐平さんの肝臓の腫瘍には効果がなく、三代子さんと大介さんは、医師から「生体肝移植」を勧められました。当時は生体肝移植はまだ新しい治療法で、医師たちの間でも意見が分かれていたそうなのですが、父親の大介さんは自分の肝臓を祐平さんに移植すると決めました。しかし、検査の結果、大介さんの肝臓が脂肪肝になっていることが分かり、三代子さんは自分の肝臓を祐平さんに移植する決断をしました。

東京の大学病院での移植手術後、祐平さんの病状は次第に快復していき、2005年の春には元気に退院することができたのですが、その年の夏、三代子さんが帰宅すると、祐平さんは熱を出した様子で倒れていて、風邪かと心配する母親に祐平さんは、風邪じゃないよ、お腹に虫さんがいるの、と告げていました。がんが再発したのでした。

三代子さんは、再発すれば「2年生存率は0%」と話していた担当の医師(佐々木蔵之介さん)に、自身で調べた治療法の中にあった「自家末梢血幹細胞移植」のに提案し、生存率なんて関係ない、私たちはあの子の生きる力を信じます、と言って、ほとんど賭けであるような、難しい治療法に挑戦することにしました。

ドラマの中の解説によると、祐平さんの行うこととなった「自家末梢血幹細胞移植」というのは、白血球や赤血球や血小板という血液の細胞の全てを作り出す造血幹細胞を採取するため、造血幹細胞の含まれる抹消血を採取し、その後、祐平さんに通常の10倍の抗がん剤を投与して白血球や赤血球や血小板などの働きをゼロにした後、冷凍保存しておいた祐平さん自身の造血幹細胞(自家末梢血幹細胞)を体内に戻し、回復を待つというもののようでした。

免疫力がゼロになっている祐平さんは、しばらくビニールに囲まれたベッドに隔離されていました。移植後の寒さに耐えた祐平さんは、5日後に熱を出し、少しして元気になっていました。仕事場から駆けつけた大介さんは、三代子さんと抱き合って喜んでいました。

2005年の12月、祐平さんは無事に退院することができたそうです。

脚本は吉田紀子さん、監督は国本雅広さんでした。音楽は羽毛田丈史さん、主題歌はAnlyさんの「笑顔」という曲でした。

実話を基にしたドラマということで、ドラマの本編の後、祐平さんのモデルとなった祐典さんの現在の姿が紹介されていました。祐典さんは今16歳になっていて、元気に高校へ通っているようでした。

ドラマの中の4歳の祐平さんもとても元気だったのですが、辛い治療を受けながら元気にしているというのは、すごいことだなと思いました。治療法を探し出して担当医に提案していた母親の三千代さんも、すごいと思いました。

もしかしたら死んでしまうかもしれない難しい治療法を大切な子供に試すことにするのは、本当に勇気の要る決断だったのだろうと思いますし、本当に気を失いそうなほど不安になることなのではないかなと思います。

2005年の頃のドラマの中では「前例がない」と言われていたのですが、「自家末梢血幹細胞移植」は、今では広く使われている治療法になっているのでしょうか。

横山歩さんの演じる祐平さんの優しさや明るさも良かったと思いますし、木村佳乃さんの演じていた三代子さんの、祐平さんを喪いたくないという気持ちの表現も、良かったように思います。

モデルとなった実際の祐典さんがそうだということなのかもしれないのですが、ドラマを見ていて、祐平さんは家族にとても愛されているのだなと思いました。

ドラマのところに「家族の奇跡SP」と書かれていたので、私は、「奇跡」ということは祐平さんは助かるということなのだろうなと少し気軽な気持ちでドラマを見始めていたのですが、祐平さんは治ったり再発したりを繰り返していたので、そうではないのかなと思えたり、やはり助かるのかもしれないと思えたり、隔離されていた場面の最後のところでも、まさか助からない展開になるのだろうかとも思ってしまったのですが、最後は、幹細胞の移植手術に耐えた祐平さんが無事に元気になっていることが分かったので、ほっとしました。

単純になのですが、ドラマの中の幼稚園生の祐平さんが元気になって、実際の祐典さんが元気に暮らしていて、良かったと思いました。
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