「精霊の守り人」第2回

NHKの「放送90年 大河ファンタジー 『精霊の守り人』」の第2回を見ました。

第2回は、新ヨゴ国の帝(藤原竜也さん)が放った刺客の狩人たちから、水の精霊の卵を宿した第二王子のチャグム(小林颯さん)を辛うじて守った直後に森の中で気を失ってしまった女用心棒のバルサ(綾瀬はるかさん)が、幼馴染みで呪術師見習いのタンダ(東出昌大さん)に助けられて傷の手当てを受けた後、タンダと同じヤクーという先住民族の村の子供から、「精霊の守り人」が水の精霊の卵を食べに来る土の精霊のラルンガに殺された話を聞く、というものでした。

呪術師のトロガイ(高島礼子さん)は、川の中でナユグという、映画「もののけ姫」のシシ神様のような顔の異界の存在と対話をしようとして、トロガイに会いに来た星読博士のシュガ(林遣都さん)に溺れていると勘違いされて引き上げられてしまったのですが、そのシュガは、聖導師(平幹二朗さん)に騙されて?建国神話の闇の部分の記録文書があるということを教えられて向かった地下の書庫に閉じ込められてしまいました。

トロガイは、やって来たのが明らかに自分の敵である場合だけ、臭いで察知することができるのでしょうか。シュガの時には殺気が感じられないと言って気付かずにいて、バルサを倒しに来た狩人のジン(松田悟志さん)が近づいて来た時には部屋の中で普通に食事を続けていました。でも、そのトロガイさんの感じは、何となく面白く思えました。

ジンは、ラルンガという見えない土の精霊に腕を掴まれ、その腕を精霊に持って行かれたか、バルサに斬り落とされたかしていました。

脚本は大森寿美男さん、演出は片岡敬司さんです。

第2回はというか、第2回もというか、バルサが過去の自分を思い出すという形での、少女時代のバルサと短槍の師匠のジグロ(吉川晃司さん)との思い出の場面が多かったような気もしました。

先週の第1回を見た時よりは見慣れてきたこともあると思いますし、物語が決して面白くないということではないのですが、上橋菜穂子さんの『精霊の守り人』やその他のシリーズ作品を未読の私には、物語に登場する「用語」をちゃんと聞き取ることができないということもあって、そのようなところが少し難しいようにも思えます。

ドラマを見ている人の中には私のように原作を未読の人も多くいると思うのですが、聞き慣れない外国語風の名前の多いファンタジー作品であるため、私には、通常の時代劇よりも劇中に登場する専門用語が分かり辛いような気がします。でも、もう少し見ていくうちには、分かるようになっていくのかもしれません。

100年に一度生まれるという水の精霊の卵が土の精霊に食べられて孵化しなくなると干ばつになると言われていたのですが、今の新ヨゴ国の土地にはたくさんの滝や川があって水が豊富なので、ヤクーの村長?の身内が土の精霊に殺されたというのはいつのことなのかなと少し気になりました。私が聞き逃してしまったのだと思うのですが、よく分かりませんでした。それとも、干ばつになるというのは言い伝えで、実際には卵が食べられたことで干ばつになったことはないのでしょうか。それとも、孵化しなくても、食べられても、どこかに水の精霊の卵があるというだけで、水の豊かさは確保されるということなのでしょうか。

あと、私は勝手に「精霊の守り人」とは、精霊の卵を宿したチャグム王子を守るバルサのことなのかと思っていたのですが、そうではなく、精霊の卵を体内で守るチャグム王子のような人のことでした。

トロガイによると、土の精霊の活動は雪が積もる冬の間は抑えられるのだそうです。

ところで、この「精霊の守り人」の第2回を見た後、Eテレの「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」では、このドラマの原作者で文化人類学者でもある上橋菜穂子さんと、獣医師の齊藤慶輔さんという方の対談番組が放送されていました。私は、この後放送されます、という予告編を見て何気なく見て見ることにしたのですが、面白かったです。

怪我をした野生動物の治療を行っているという獣医師の齊藤さんによると、大きなワシの羽が電線に当たって感電するということは、私も聞いたことがあったのですが、カエルを捕りに道路に降りたフクロウが車のヘッドライトの眩しさに動揺して撥ねられてしまうとか、北海道のオオワシが風力発電の回転する大きな羽に気付かずに叩き落されてしまうとか、私は全く知らなかったので、そのようなことがあるのかと、驚きました。

できる限りのことはやった、と思う医師はすぐに臨床医を辞めるべきだという齋藤さんの言葉も、すごいと思いました。地球をガイアという一つの生き物と考えて、自分はその白血球になりたいと思ったというのも、すごいなと思いました。この世界や宇宙全体が何かの一つの大きな生き物で、私も私の周囲の人たちも、その体内の構成要素の僅かな一つであるかもしれないということは私も考えたことはあるのですが、だからといって、その中の何になりたいと考えたことはありませんでした。このように言うのは少し間違っているかもしれないのですが、建設的な方だなと思いました。

上橋さんの現代の再生医療についての話も良かったです。生物は生まれたら死ぬように出来ているから、どれほど医療技術が進んでも、人の身体は人を滅ぼそうとするかもしれない、という説を聞いて、そうかもしれないなと思いました。お二人の対話は、「生態系のピラミッド」から外れ生態系を一気に潰すこともできるようになった人間は一体これからどこへ向かうのだろうというような、哲学的な話で終わっていました。

日本や先進国については、報道などで「少子化」とか「少子高齢化」だと言われていますが、世界全体では、人類は増えているのでしょうか、それとも減っているのでしょうか。私の小さい頃は、これからは世界中で人口密度が高くなって、食料や資源を巡る争いが起こるだろうと言われていました。そのため、その頃の私は、人類(ヒト)は増えるよりは減ったほうがいいのだろうと思っていました。今でも少しそう思ってしまうところはあるのですが、上橋さんが対談の中で、人類が増えていると話していたので、実際はどちらなのだろうと少し気になりました。

政治家や経済人の方たちは、労働者の確保のためや税金の徴収のために人口を増やしたいと思っているのかもしれませんが、もしも地球が(あるいは宇宙が)大きな一つの生き物のようなものだとするなら、人類の増減も、他の生き物たちの増減も、気候の変動も、地震も津波も雪崩も噴火も、同じ自然の意思というか、大きな流れの中の一つの現象なのかなという気がします。
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