「精霊の守り人」第4回

NHKの「放送90年 大河ファンタジー 『精霊の守り人』」の第4回(シーズン1の完結編)を見ました。

成長した水の精霊の卵に身体を操られた新ヨゴ国の第二王子のチャグム(小林颯さん)は森の奥へ飛び去っていきました。女用心棒のバルサ(綾瀬はるかさん)と呪術師見習いの薬草師のタンダ(東出昌大さん)は、霧の幕を作って姿を消したチャグムの行方を捜し歩き、ある日の洞窟の中でチャグムを救う方法を考えていたタンダは、火は水に弱く、水は土に弱く、土は火に弱い、ということを思い出し、水の精霊の卵を食べる土の精霊は火で倒すことができるのではないかとバルサに話していました。

一方、狩人のモン(神尾佑さん)に頼んで?捕らえてもらった呪術師のトロガイ(高島礼子さん)は、王宮で聖導師(平幹二朗さん)と対面し、地下の書庫に閉じ込められている星読博士のシュガ(林遣都さん)と再会しました。

チャグムはまだ無事だとシュガに教えたトロガイは、チャグムは森の奥の枯れたように見える大木の中にある水源を目指すだろうとシュガに伝えていました。建国の頃の聖導師が水の精霊の卵を守っていた話をシュガから聞いたトロガイは、水源で生まれた水の精霊の卵を空に投げた後、どうしてその卵が海に落ちることができたのかを考えていたのですが、土の精霊を人々が火で追い詰めている壁画の上のほうに鳥の姿が描かれているのを見つけて、鳥が卵を海へ運んだのだと気付きました。

バルサとタンダは、チャグムの行方を追って水源のある枯れた大木の中を進み、水源の泉の中に口から水の精霊の卵を生み落としたばかりのチャグムを見つけました。チャグムは、体内から出てきた青い精霊の卵を泉から掬い上げたのですが、その時、土の精霊が襲い掛かってきました。バルサは卵を持ったチャグムを守りながら土の精霊と戦い、タンダは松明で土の精霊が近づくのを防いでいたのですが、そこへ帝(藤原竜也さん)の命令でチャグムを殺そうとする狩人のジン(松田悟志さん)も現れ、バルサに刃を向けました。

シュガに頼んで急いで水のある場所へ連れて行ってもらったトロガイは、星を読む塔の屋上の泉から魂を飛ばし、土の精霊の攻撃をかわしながらジンとも戦うバルサとタンダとチャグムに、水の精霊の卵を守る方法を伝えました。大木の穴の上に広がる空には鳥が旋回していて、崖から落ちそうになったのをジンに救われたチャグムは、空に向けて卵を投げました。さらにバルサが飛び上がり、卵を掴んでもっと高く投げました。鳥は精霊の卵をくわえて大木の外へ飛んで行きました。

それを見届けたバルサは、タンダの松明の火を短槍に点けて土の精霊のラルンガを突き刺し、土の精霊を灰にしていました。

ジンは、バルサに殺されたかったようだったのですが、負けようとしているものを殺すことはできないとバルサに断られると、それならこの首は帝に差し出すまでだと言って、チャグム王子に礼をして水源の洞窟を後にしていました。

ジンを見送ったチャグムは、森で食事の仕度をしながら、これからはバルサの弟子として生きていくと、バルサとタンダに嬉しそうに話していたのですが、その頃、眼下の山道に王宮の列が通るのを見かけました。列の中にはトロガイもいました。王宮の列の先頭にいた狩人のモンは、第一王子が病死したということをチャグムたちに伝え、皇太子となったチャグムを迎えに上がったと挨拶をしていました。

チャグムはバルサやタンダと一緒にいたいとバルサに言ったのですが、本気でそう思っているなら今ここで私がひと暴れするけどどうするかとバルサに訊かれて迷い、皇太子として王宮へ戻る決意をしました。バルサとタンダとトロガイに抱きついて別れの挨拶をして、チャグムは籠に乗りました。

建国神話を計らずも再現し、皇太子となったチャグムは、王宮で母親の二ノ妃(木村文乃さん)と再会した後、父親である帝に謁見し、父がジンを遣わしてくれたおかげでラルンガを退治することができた、ジンの手柄だと力強く進言して挨拶をしていました。その後、夏至のお祭りが始まりました。皇太子に挨拶をするため、カンバル国の王となった、バルサの父の敵のログサム(中村獅童さん)も会場に来ていたのですが、お祭りには行かないとタンダたちに言っていたバルサも会場に姿を見せていました。会場の奥ではジンが弓を構えていました。バルサは群衆の中で小刀を抜き、それを投げたのですが、小刀はジンの弓を突き刺していました。

脚本は大森寿美男さん、演出は片岡敬司さんでした。

「シーズン1」の最終回だった第4回は、これまでよりもう少し回想の場面が多かったような気もするのですが、水の精霊の卵が生まれるところから、土の精霊が火によって倒され、チャグムが新ヨゴ国の皇太子として父親である帝と対峙し、バルサが再びチャグムの前に現れる最後まで、面白く見ることができました。

聖導師は、星読博士のシュガに、皇太子となったチャグムの聖導師となるよう話していました。国民の生活自体は先住民族のヤクーたちは森の奥へ追いやられているようではあるもののそれほど酷いものではないようにも見えるのですが、聖導師は現帝を見放しているようでした。皇太子のチャグムは、父の帝が亡くなるのを待たずに、いつか帝を新ヨゴ国から追放することになることになるのでしょうか。

私は上橋菜穂子さんの小説『精霊の守り人』のシリーズを未読なので、“ファンタジー大河ドラマ”の「精霊の守り人」の物語も、特に用語などがよく分からないまま見ていたのですが、私としては、今回の物語の展開の中で少し気になったのは、土の精霊のラルンガを火で滅ぼす件です。

土の精霊は水の精霊にとっては卵を食べてしまう敵なのかもしれませんが、精霊というからには、水の精霊と同じように、その国に必要なものであり、滅ぼしてはいけないものなのではないのでしょうか。水の精霊の卵一つがなくなっただけで大干ばつになるというのなら、土の精霊がいなくなったことで、大地震が発生するとか、土砂崩れが起きるとか、そのようなことにもなりそうに思えるのですが、そのようなことはないのでしょうか。それとも、土の精霊は実はまだ何体もいるということなのでしょうか。その辺りのことが、ドラマを見ていた私には、いまいちよく分からないことのようにも思えました。

それでも、最後までそれなりに楽しく見ることができました。バルサの放った小刀?がジンの弓に刺さっていたところで終わっていたので、「シーズン2」の物語は一応その続きから始まるのかもしれませんが、ドラマの最後の制作発表の様子によると、チャグムは大きくなっていて、新しい人物も登場するようでした。

「シーズン2」は、来年の1月に放送されるそうです。「シーズン1」の物語を忘れてしまいそうですが、その頃にはまた再放送されたり、総集編が放送されたりするのかもしれませんし、あるいは「シーズン2」から見ても分かるように作られているのかもしれません。放送されることになったなら、私もまたこの続きの物語を、少し楽しみにして見てみようと思います。
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