「奇跡の人」第4話

NHKのBSプレミアムの「プレミアムドラマ」の「奇跡の人」の第4話を見ました。

鶴里花(麻生久美子さん)は、海ちゃんと旅に出ますという置手紙を残した亀持一択(峯田和伸さん)が娘の海(住田萌乃さん)を連れ出したことを心配していました。アパートの大家の都倉風子(宮本信子さん)は、一択にはお金がないのだからそう遠くへ入っていないはずだと話していたのですが、人見知りの八袋(光石研さん)が新井薬師で一択さんにお金を貸してほしいと頼まれて8千円を貸していたことが発覚しました。

一択さんを信じることにした風子さんは、これは一択がくれたお休みなのだと、これまで海さんを守ることに忙しかった花さんを買い物に連れ出すことにしました。好きなものを買っていいと言う風子さんの言葉に甘えることにした花さんは、たくさんの洋服を買ったり、ケーキやケバブを食べたり、久しぶりの自由な時間を過ごしていました。楽しいと風子さんに伝えた花さんは、海に会いたい、海にも教えたいと言って泣き出していました。

その頃、海ちゃんとヒッチハイクの旅をしていた一択さんは、故郷の山形でトラックを降りました。ばあちゃん(白石加代子さん)の姿を確認した一択さんは、それから、お饅頭を買って海さんに渡していて、海さんがおいしそうにお饅頭を食べたり風を感じて楽しそうにしているところを画面の割れたスマートフォンで写真に撮って、花さんに送りました。

花さんに届いた写真を一緒に見た風子さんは、写真の海さんの後ろの看板を見て、一択さんが山形にいることを知りました。

山形の一択さんと海さんは、密かに花さんの元夫の正志(山内圭哉さん)に後をつけられていたのですが、正志さんは東京で娘の海ちゃんをトラックに乗せる一択さんを見かけて驚き、そこからずっとつけて来たのでした。

正志さんは、海さんを連れた一択さんが出身小学校の校庭を散歩する様子を陰から見ていたのですが、一択さんは校舎を見上げながら、学校も先生も同級生もみんな嫌いだった、自分は間違ってこの世界に生まれてきたのではないかと思っていたということを、海さんに明るく話していました。

海さんが揺れるものを好きだと知っている一択さんは、海さんをブランコに乗せていたのですが、そこに地元の同級生らしき二人が子供を連れてやって来て、一択さんに話しかけました。一択さんは、学校に通っていた頃には特に自分に興味を持っていなかった二人に海ちゃんと一緒にいる自分を見せて、今の俺は幸せに見えるだろうと少し笑っていたのですが、そこにそれまで陰から一択さんの様子を窺っていた正志さんが出て行きました。

同級生二人が怖そうな正志さんを見て逃げて行くと、正志さんは、お前は本当にキモイなと言いながら一択さんをまたボコボコにし始めました。正志さんは、もしも動物が娘の海さんのようだったら死ぬだけだ、生きていても仕方がない存在なのだと一択さんに言いながら、ブランコを離れてふらふらと歩き出して危ない海さんを守りたい一択さんを殴っていました。校庭の先の崖のようになっている坂の上から落ちかけていた海さんを、一択さんは身を挺して守ることができたのですが、海さんを抱えて坂の下に倒れている一択さんに正志さんは、お金を貸してと声をかけて無いと言われて、使えない奴だと言いながら一人で帰って行きました。

夕方、一択さんは、海さんを連れて、ばあちゃんのいる実家に行きました。玄関を出て来たばあちゃんは、ぼろぼろの一択さんが女の子を連れているのを見て自首を勧めていたのですが、何もしていないと言う一択さんの目を見て孫を信じることにしました。海さんの様子を見たばあちゃんが、この子は、と言いかけると、一択さんは、海ちゃんって言うんだ、いい子だよ、とばあちゃんに紹介していました。

二人を家(一択さんの両親は青森に行っているということでした)に入れたばあちゃんは、海さんが箱の中に並んでいたこんにゃく?をバラバラにしても、夕食のおにぎりを食べる時にこぼしても、海さんを「めんこい」と言って、少しも怒りませんでした。汚れたら拭けばいい、壊れたら直せばいいと言って、一択さんと笑っていました。

夜、一択さんと海さんは親子のように眠っていたのですが、その二人の様子を花さんが見ていました。朝、目を覚まして、海さんがいないことに慌てた一択さんは、海さんが花さんと一緒にいるのを見て感激していました。山形の実家に花さんが来たことを夢みたいだと喜んでいました。

海さんを心配していた花さんから詫びろと命じられた一択さんはすぐに花さんに謝っていました。一択さんが花さんを好きなことに気付いたばあちゃんは、私の命と引き換えに一択と一緒になってくれないかと花さんに孫との結婚を頼んでみたのですが、やはりすぐに断られてしまいました。

生きていて良かったね、やることが見つかって良かったねと、ばあちゃんに見送られた一択さんは、花さんと海さんと3人で原っぱに来ていました。正志さんが来たことを花さんに話した一択さんは、海さんのことを悪く言う正志さんのことを、あいつだけは許さないと怒っていたのですが、花さんは、正志さんは正志さんなりに頑張っていたけれど上手く行かずに自分に絶望したのだということを一択さんに話して、正志のことを悪く言う奴は許さないと伝えていました。花さんが娘の海さんから逃げなかったのは、父親の正志さんが先に逃げてしまったからでもあったようでした。

海さんが一択さんのは心を開いていると感じていた花さんは、海さんのことについて、やめるなら今だよ一択さんに言っていたのですが、一択さんはやめないと断言していました。最後の原っぱでの3人の光景は、知らない人が見たなら、仲の良い親子に見えるような光景だったのだろうと思います。

脚本は岡田惠和さん、演出は狩山俊輔さんです。

第4話は、花さんが一択さんのことを少しだけ認める話でもあったのかなと思います。

大家の風子さんと山形のばあちゃんが、花さんと海さんと一択さんを見守っている感じが、とても良いです。

峯田和伸さんの演じる一択さんの勢いが何だかすごくて面白いのですが、現実に一択さんのような人がいたなら、すぐに通報されそうだなという気もします。でも、そのような一択さんの何か突き抜けたようなギリギリの感じも、このドラマの中ではバランスが良くて、見ていて楽しいのだと思います。

一択さんが学校嫌いだった昔の自分を語る場面も、良かったです。この世界との違和感を感じていた一択さんの気持ちは私にもよく分かるような気がしたので、海さんに話している一択さんの言葉を聞きながら、私も「バカ」なのかもしれないなと思いました。

花さんが海さんの父親の正志さんを庇っているところもそうなのですが、誰も悪い人にされないというか、存在を否定されないというところが、優しいドラマだなと思います。次回の物語も楽しみにしたいと思います。
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