「コントレール~罪と恋~」第7回

NHKの「ドラマ10」のドラマ「コントレール~罪と恋~」の第7回を見ました。

3か月が経っていました。青木文(石田ゆり子さん)は、品川南署の刑事の佐々岡滋(原田泰造さん)と再婚して佐々岡姓に変わり、3人での新たな生活を始めていました。一人息子の友樹(松浦理仁さん)には佐々岡さんを「お父さん」と呼んでもらおうとしていたのですが、友樹さんはそれを拒絶し「ササさん」という呼び方を変えようとはしませんでした。

長部瞭司(井浦新さん)は、多田羅運送の一室に長部法律事務所を開設し、近所の人の相談に乗っていました。東京地方裁判所で瞭司さんと遭遇した佐々岡さんは、文さんと結婚したことを報告し、文さんと友樹のことは俺が守ると伝えました。

そのようなある夜、佐々岡さんは先輩刑事の兵藤雄彦(村田雄浩さん)から小さな週刊誌を見せられたのですが、そこには最高裁判事の長部義斗(村井國夫さん)の長男の瞭司は殺人犯だという記事が掲載されていました。帰宅した佐々岡さんは、そのことを文さんには教えないようにしていたのですが、友樹さんが佐々岡さんの鞄を開けたのを止めようとした時、偶然見てしまいました。

朝、亡き夫の敦(丸山智己さん)の位牌に手を合わせていた文さんのそばに来た友樹さんは、位牌を指してお父さんだと言い、佐々岡さんはお父さんではないと話していました。佐々岡さんが出かけた後、アイロンをかけていた文さんは、田渕さゆみ(堀内敬子さん)から電話で義母の英恵(野際陽子さん)が大変だと言われ、閉店して売りに出されている「ドライブイン・コントレール」へ出かけました。

カウンター席に座ってうつむいている英恵さんの手元には、週刊誌が置かれていました。さゆみさんは、文さんの「金曜日のダーリン」は敦さんを殺した人だったのかと文さんを問い詰め、出会った頃は知らなかったと言う文さんに、知って別れたのか、そして佐々岡さんに乗り換えたのか、佐々岡さんもそれを知っていて文と結婚したのかと言い、あんたたちはおかしい、私は文のことをかわいそうだと思ってお店を手伝ってきたけれど利用されていただけだと怒っていました。

若い頃に夫を亡くし、一人で育てた大切な一人息子を殺された英恵さんは、生きるのはこんなにも悲しいことなのか、私は何のために生まれてきたのか、敦が生きていたら、と泣いていました。

その頃、週刊誌に長部瞭司が殺人犯であることを書いてもらったのに世間から何の反応もないことに苛立っていた篠崎圭子(桜庭ななみさん)は、法律事務所へ向かい、相談者の振りをして瞭司さんに直接会いました。圭子さんは、瞭司さんが席を立った隙に瞭司さんのスマートフォンを操作し、文さんに電話をかけ、これから長部瞭司と6年前の事件のあった品川ガーデンテラスへ行くと言い、文さんも来るよう伝えました。以前「ドライブイン・コントレール」で会った圭子さんを見て少し戸惑っていた瞭司さんは、6年前の無差別殺人事件の現場にいたと言う圭子さんが、敦さんと自分が助けようとした白いコートの女性だということを思い出しました。

圭子さんに呼び出された文さんがガーデンテラスに到着すると、そこには圭子さんと瞭司さんが待っていました。圭子さんが事件のことを話そうとすると、瞭司さんは、青木敦さんを殺したのは僕です、と正直に圭子さんに言い、それならどうして裁かれないのかと言う圭子さんに左腕の傷を見せて、罪はこの傷と同じように残っていますと言いました。そして、敦さんが圭子さんを助けるために果敢に犯人に飛びかかって行った時のことを話し、自分がもっと早く飛び出していたら敦さんは生きていたと思うと、犯人と戦うか逃げるかを迷っていたその時の優柔不断さを後悔していました。

償って!と瞭司さんに言う圭子さんに、文さんは、どうすればいいのと訊き、ここで瞭司さんが死んでもあなたの気持ちは晴れないと思う、私もそうだったから分かると話し、あの時から時計が止まっていたけれど瞭司さんに出会って生きる希望を持つことができた、あなたも時計を動かしてほしいと説得しました。そして、でも敦さんがいない、私があの時死んでいたら、敦さんが私を庇おうとしなかったならと自分が犯人に襲われたことに責任を感じている圭子さんを、誰のせいでもないわと抱きしめていました。

圭子さんは、帰ります、と言って文さんから離れて歩き出しました。瞭司さんは、駅まで送って行きますと文さんに言って圭子さんの後を追いかけました。文さんは、瞭司さんも時計を進めて、と歩き出した瞭司さんに伝え、それから敦さんが亡くなった事件現場に手を合わせました。その時、車の急ブレーキの大きな音が響きました。はっとした文さんが階段を下りると、道路には車が止まっていて、圭子さんと瞭司さんがそのそばに倒れていました。

作(脚本)は大石静さん、演出は柳川強さんでした。

第7話は、文さんと瞭司さんと圭子さんが、敦さんが亡くなった時の記憶を共有する話だったように思います。

でも、事件の時から「時計が止まっている」のは、敦さんの母親の英恵さんも同じなので、息子を殺されたり、息子の妻が知らなかったとはいえその犯人と付き合っていたりという、どこに怒りをぶつければいいのか分からないような境遇を受け入れなければいけない英恵さんの苦しみが描かれてたところも、良かったように思いました。

頭にリボンを着けるのをやめた友樹さんが母親と結婚した佐々岡さんを「お父さん」と呼ぶことを拒絶する感じも、私としては、何だか良かったです。文さんは息子の友樹さんのことを「難しい子」と考えていて、このドラマでは友樹さんの性格がはっきりとは描かれていないように思うのですが、何というか、大人にとって都合の良い存在の子供としては描かないということなのかなと思いました。

そして、最後の急展開に驚きました。事件の記憶を共有した文さんと圭子さんと瞭司さんの3人が過去から少し解放されそうになっていた矢先の展開だったので少し意外に思えたのですが、あるいはこのドラマらしいドラマティックな展開ということでもあるのかもしれません。

全8回のドラマなので、次回が最終回です。最終回も楽しみにしていようと思います。


ところで、これはこのドラマとは全く関係のないことなのですが、昨日には、「しつけ」という理由で親に森の中に置き去りにされて行方不明になっていた北海道の7歳の少年が6日ぶりに無事に発見されたという報道を聞いて、一視聴者の私もほっとした気持ちになりました。少し前に自衛隊が捜査に参加することが伝えられ、その自衛隊の捜査の規模が縮小されるということが発表された矢先の発見の知らせだったので、本当に良かったと思いました。でも、暗くて深い森を一人で歩いたというその子が無事に助かったのは、その子が強くて賢かったからということもあるかもしれないのですが、とても運が良かったからでもあると思います。報道ではまだ伝えられていない部分もあるのだろうと思いますし、このように思ってはいけないのかもしれないのですが、それでも、大人たちはダメだなと思えてしまう事件でもあったような気がしました。
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