「世界一難しい恋」最終回と、東京都知事の辞職のこと

日本テレビの水曜ドラマ「世界一難しい恋」の最終回(第10話)を見ました。

最終回は、恋愛の頂点には結婚があるはずだと秘書の村沖舞子(小池栄子さん)に言われたり、ステイゴールドホテルの元社長の和田英雄(北村一輝さん)から鮫島ホテルズ東京での結婚式の相談を受けたりして、交際を再開した柴山美咲(波瑠さん)との結婚を考え始めた社長の鮫島零治(大野智さん)が、村沖さんから結婚する前に同棲をすることを勧められて、父親の幸蔵(小堺一機さん)に協力をしてもらいながら、美咲さんとの同棲生活を成功させようとする話でした。

脚本は金子茂樹さん、演出は中島悟さんです。

最終回は10分拡大版で放送されていたのですが、結局、最終回では零治さんと美咲さんは結婚しませんでした。美咲さんのホテル建設という「夢」に向けた動きも、具体的にはありませんでした。

最後のほうには、「NEWS ZERO」で月曜日のキャスターを務めている嵐の櫻井翔さんがご本人役で出演していました(「ZERO」では「カルチャー」のコーナーに大野さんが番組の宣伝のために出演していて、大野さん流の「リーダー論」についてお二人で話していました)。櫻井さんのインタビュー番組に出演した、美咲さんとの同棲生活の幸せを隠し切れない零治さんが、帰りの車の中で夕食の準備中の美咲さんから電話で牛乳を買ってきてと頼まれて快く引き受けたのを、ハイヤーの運転手の石神剋則(杉本哲太さん)と村沖さんが見守るというところで終わっていました。

美咲さんの元同僚の堀まひろ(清水富美加さん)が好きだった部長の白浜吾郎(丸山智己さん)が、実は大学生の頃から和田さんを好きだったという突然の展開も、意外と良かったように思います。零治さんの物語とは直接には関係ないのですが、三浦家康 (小瀧望さん)の時のように、白浜部長にも独白の場面があったなら、もっと面白くなったのかなと思いました。

零治さんが社長としての仕事をする場面も少なかったですし、ホテル業界を描く“お仕事ドラマ”ではなかったのですが、零治さんがホテルの社長というのは、横浜のみなとみらいの風景を活かすための設定だったのかもしれません。

零治さんの「恋」が「世界一難しい恋」なのかどうかはやはりよく分からなかったのですが、ほとんど初恋?のような美咲さんを好き過ぎて振り回され続ける零治さんの、35歳の人には見えない小学生か中学生風の感じが、大野智さんに合っている(合っているというか、あるいは大野さんの演技が上手いということなのかもしれませんが)ように思えて、最終回も最後までそれなりに楽しく見ることができました。

この日本で純愛を守る最後の砦が俺とみささんだ、と零治さんは石神さんと村沖さんに言っていましたが、恋愛をしたことがなかった零治さんの純愛物語として、確かに「ラブコメディー」のドラマでした。零治さんの「いさなみすやお」が最終回まで活きていたのも、良かったと思います。エンディングに流れていた主題歌の嵐の「I seek」も良かったです。

でも、最後の櫻井さんの場面や牛乳を頼まれた零治さんの車の走る場面を見ていて、ここで終わりなのかという、何となく拍子抜けのような感じでもありました。もしもあと1話、第11話まであったなら、もう少し物語がまとまったのかなと、少しもったいなく思いました。零治さんや美咲さんたちの日常を描くドラマであるとするなら、少しずつ延々と続けることができる作品でもあるような気がしましたし、今回の「最終回」を見終わって、いつかスペシャルなどで「続編」を放送する予定があるのかもしれないとも思いました。


ところで、このドラマの最終回を見た後、報道番組で女優の白川由美さんが亡くなったということを知り、驚きました。79歳だったそうです。多くのドラマに出演していましたが、日本テレビのドラマでは、「家政婦のミタ」の家政婦紹介所の所長の晴海さんを演じていて、上品で知性的な雰囲気のある方という印象があり、私の勝手な考えなのですが、いつかテレビ朝日の「相棒」シリーズの“上品な老婦人の回”に出演するといいなという風にも思えていたので、少し寂しく思いました。

それから、昨日の報道番組は、東京都知事の仕事を続けたいと頑なに主張し続けていた舛添都知事が与党から不信任決議案を出された後一転して代理人を通して「辞職願」を都議会議長に提出したという話題で占められていました。舛添さんが自身の疑惑を晴らすために選んだ「第三者」が自民党の顧問弁護士のような元検事の人物で、舛添さんの政治資金規正法違反の疑惑を「違法ではないが不適切」と表現したことが、都民の方や報道番組を見た方の中に知事不適格者の感を強め、そのことが、今は参議院議員選挙で勝つことだけを目指している与党の自民党と公明党がかつて推薦した舛添さんを“裏切る”という決断にもつながったのかもしれないなと思います。

「百条委員会」が都議会で設置されないまま、不信任案の採決の前に舛添都知事が辞職願を提出したので、このまま都知事が辞職をしたなら(一応今月の21日までは舛添さんは都知事ですが、明日の定例会見には出ないそうです。都議会がそれを認めたのでしょうか)、テレビや新聞などのメディアは、甘利元大臣(なぜか不起訴になっています)の時と同じように、舛添さんの疑惑の追及やその報道をやめていくのだろうと思います。すでに昨日には後任は誰なのかという話題を出していて、昨夜の「世界一難しい恋」の最終回に出演していた嵐の櫻井さんの、高市大臣(現在政治資金の不正で告発されているそうです)のいる総務省の事務次官の仕事が突然終わった父親の方の名前も出ていましたが、ご本人は出馬はしないと断言したそうです。出馬の噂の報道を見ていて、もしも櫻井さんのお父さまが都知事選に立候補したとするなら、櫻井さんは“公平公正”のために報道番組「ZERO」のキャスターを辞めることになるのではないかと思ったのですが、どうなのでしょうか。

報道番組で流れていた街のインタビューの中には、「女性の活躍」という点や「お金にクリーンなイメージがある」という点で後任の都知事は女性が良いのではないかという意見がありましたが、都知事の仕事をしっかりと行うことができて、人格の卑しくない人なら、特に性別は関係ないように思います。少し見たり話を聞いたりしただけでその人の性格を判断するのは難しいかもしれませんが、性別に関わらず、誠実な人は誠実であり、嘘つきな人は嘘つきであり、卑しい人は卑しいのだろうと思います。

今回の舛添さんの疑惑は、賄賂を受け取った問題で辞職した猪瀬元都知事や甘利元大臣の場合とは異なり、「ザル法」とも呼ばれている政治資金規正法では不適切であっても完全には違法ではないということだったので、それが本当なら、もしも最初の頃に嘘を付かずに記者会見で全てを正直に話して謝っていたなら、これほど「都政が滞る」というような事態にはならなかったのではないかなと思います。(「辞職願」の提出前、舛添さんは、2020年に開催が予定されている東京オリンピック・パラリンピックの成功という“公益”のためにリオデジャネイロオリンピックが終わるまでは都知事を続けたいと議会で訴えていましたが、その様子を報道番組で見ていて、今度の「東京オリンピック」はやはり呪われているのかなということもまた少し思いました。)

東京都知事の選挙には約50億円の税金がかかるそうですが、そもそも一体何に約50億円もかかるのでしょうか。多くの国民がある政治家を不適格者だと思うようになった結果、そしてそのために多くの議席を持つ党も自分たちが推していたその政治家を切ることにした結果として選挙になるというのは普通のことだと思うので、50億円がもったいないから選挙はするなという意見もあるとは思いますが、それよりはどちらかというと、その選挙や東京オリンピック関連の事業に使われている大きな金額の内訳が見直されていくほうが良いような気がしました。

情報番組や報道番組がある一つの話題に多くの時間を割く場合には、その裏では隠された何か別の大きな問題が動いているのではないかということを、以前ナインティナインの岡村さんもラジオで話していましたが、本当にそうなのかもしれないなと思います。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム