「ワンス・アポン・ア・タイム4」第11回

NHKのBSプレミアムで放送されている海外ドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム4」の第11回を見ました。

魔法の帽子を受け取った魔法使いの弟子が用意した扉を通った雪の女王のイングリッド(エリザベス・ミッチェルさん)は、1982年のボストンの街に出ていました。霊媒師の店を見つけたイングリッドは、身につけていたネックレスを渡して、水晶玉を持つマダム・ファウスティナにまだ生まれていないエマのことを訊いたのですが、マダムが大きな力を持つというその女の子のことをスーザンと言ったので、イングリッドはインチキだと怒ってその店を出ていきました。

割れ鏡の呪いが降り懸かった現在のストーリーブルックでは、町の人々がお互いを罵りあって荒れていました。保安官事務所の牢の中の白雪姫のメアリー・マーガレット(ジニファー・グッドウィンさん)とチャーミング王子のデヴィッド・ノーラン(ジョシュ・ダラスさん)も王族になりすました羊飼いだとかわがままな王女だとかの言い合いになっていて、クリストフ(スコット・マイケル・フォスターさん)も、婚約者のアナ(エリザベス・ライルさん)のことを選ぶ人を間違えたと悪く言って、アナを困らせていました。

アナと同じく、雪の女王のリボンを着けたエマ・スワン(ジェニファー・モリソンさん)とエルサ(ジョージナ・ヘイグさん)にも呪いはかかっていませんでした。そのような二人に、良いことを思いついた、と突然ひらめいたアナは、呪いは古代スカンジナビアの「トロールデングラス」の伝説が元になっているから、伝説の通りにすれば呪いは解けるかもしれないと言いました。しかし、伝説の通りにするということは、イングリッドを殺すということでした。エマとエルサとアナは迷ったのですが、エマはニールをアナに任せて、エルサと二人で保安官事務所を出ていきました。

自分の骨董店にいたルンペルシュティルツキンのゴールド(ロバート・カーライルさん)も呪いにかかっていなかったのですが、フック船長のキリアン(コリン・オドナヒューさん)もかかっていなくて、ゴールドさんによると、それはゴールドさんが奪ったために今のキリアンに心臓がないからでした。

妻のベル(エミリー・デ・レイヴィンさん)と孫のヘンリー(ジャレッド・ギルモアさん)と共に魔法を持ったままストーリーブルックの外へ出ようと計画していたゴールドさんは、魔法の帽子の星と夜空の星の並びが一致した時に自分たちは外へ出ることができるのだとキリアンに話し、母親に閉じ込められているヘンリーを連れて来るようキリアンに命じて、赤い魔法の粉の入った小瓶を渡しました。

その頃、ミルズ家の霊廟に自らかけた魔法によって閉じ込められていたレジーナ(ラナ・パリーヤさん)は、救世主の仕業だと苛立ち、鏡に映った自分の服装を”悪い女王”のドレスに替えていました。

イングリッドは、自分のアイスクリーム店のアイスクリームから紫色の玉のような固まりを二つ取り出して持ち去っていました。そこへ、エマとエルサがやって来たのですが、二人はイングリッドを魔法で倒そうとしたのですが、イングリッドの姉妹の絆であるリボンの「愛」によって、イングリッドを攻撃するための魔法を出すことができなくなっていました。

エマは、リボンを外すためには、愛よりも強い憎しみがあればいいのではないかと考えました。あなたは人を苛つかせる人だけれど憎まれるというほどではないのでは、とエルサがエマに言っていたのが何だか面白かったのですが、エマは、その得意な人を苛つかせる力を使って、レジーナが自分を憎むようにし向けることにしました。

霊廟へ向かい、魔法で扉の封印を解いたエマは、中でエマを待っていた”悪い女王”のレジーナに、マリアンを連れてきたのはわざとだと言って怒らせ、レジーナがエマに放った憎しみの力でリボンの魔法を解くと、急いで霊廟を出ていきました。

レジーナは、エマを捕まえるために保安官事務所へ行きました。エマはいなかったのですが、牢にいた白雪姫とチャーミング王子を殺そうと考えました。クリストフを魔法でどこかへ移動させると、白雪姫を出し、剣を渡して、その場で決闘を始めました。

1999年のミネソタ州リッチフィールドの孤児院では、新入りのエマがケヴィンという少年にビデオカメラを取られそうになっていました。イングリッドは、ケヴィンを注意してビデオカメラをエマに戻したのですが、その夜エマは施設を出ようとして、リビングでココアを飲んでいたイングリッドに引き留められ、説得されました。ケヴィンはクモが苦手だとイングリッドに教えられ、もう一日暮らしてみることにしたエマは、それからはケヴィンにいじめられなくなったようでした。

イングリッドと姉妹のように仲良くなっていたエマは、遊園地のクレーンゲームで遊んでいました。機械から少し火花が出たのですが、エマは犬のぬいぐるみを取ることができました。その後、エマは、イングリッドから養子縁組みの申請をしたと伝えられ、お母さんというよりはあなたの理想的的な姉になりたいと言われて、喜んでいました。

しかし、イングリッドに「ハリー・ポッター」のことを話しながら魔法があればいいのにと冗談風に言っていたエマは、イングリッドからあなたにも力が目覚めかけているのだと言われ、走ってくる車の前に連れて行かれました。イングリッドは止めてと叫んだのですが、動揺するエマはただ車に轢かれそうになっていました。ショックを受けるエマに、イングリッドは、エマに特別な力があることを訴えていたのですが、エマはそのようなことを真剣に言い出すイングリッドに不信感を募らせて怯えて、イングリッドの元を離れていきました。

現在のストーリーブルックでは、レジーナの家の中に閉じ込められているヘンリーを見つけたキリアンは、汚い海賊だとかママとつき合っているのが気に食わないとか言われつつ、魔法の粉をドアに振りかけて、割れ鏡の呪いのかかったヘンリーを外へ連れ出そうとしたのですが、ドアを開けた瞬間に仕掛けられていたビー玉で転び、その隙にヘンリーに逃げられてしまいました。

アナは、レジーナに魔法で保安官事務所を出されたクリストフを追いかけて、トランクが流れ着いた夜の浜辺に来ていました。クリストフは、泳いででもアレンデールに戻るのだと言い張っていました。世界の扉が開かないと無理だと止めるアナに、クリストフは、自分の人生は単純だった、俺とスヴェンだけだった、永遠の冬を作り出す義理の姉もいなかったし、自分の知り合いを皆殺しにするような親戚もいなかったし、30年も結婚を延期するような婚約者もいなかった、と怒っていました。アナは、海に入ろうとするクリストフを止めるため、近くに落ちていた瓶でクリストフの頭を殴って気絶させたのですが、その瓶はトランクと一緒に浮き上がった手紙の入っていた瓶で、割れた瓶から落ちた手紙を読んだアナは、起きないクリストフを残して、イングリッドに会いに行ったエルサの元へ急ぎました。

エマとエルサは、イングリッドの氷の洞窟を訪れていました。二人を待っていたイングリッドは、イングリッドを倒す魔法を出すことのできない二人に、私を愛しているから躊躇しているのだといい、紫色の玉を取り出しました。その中に閉じ込められているのはイングリッドとの「良い思い出」でした。

2001年、魔法使いの弟子にもらった巻物を持ってメイン州の森に来たイングリッドは、気がつくとストーリーブルックの町にいました。その後、アイスクリーム店の店主になったイングリッドは、お店に来たエマを見て、28歳の誕生日に現れるというのは本当だったと喜んだのですが、思わぬ場所でイングリッドと再会したエマは、付けて来たのかと驚き、年齢の変わっていないイングリッドの様子を怪しんで怯えていました。イングリッドは、エマの自分の対する記憶を紫色の玉に封印し、普通のお客さんに戻ったエマは、おいしいアイスクリームを買って帰っていきました。

イングリッドはその時閉じ込めた自分との思い出をエマとエルサに戻そうとしたのですが、その時、アナが手紙を持ってやって来ました。手紙は、エルサとアナの母親で、イングリッドの妹のゲルダが亡くなる前に書いたものでした。アナが読み上げたゲルダからの手紙には、エルサの力を封印しようとしたのは間違いだったと、エルサや姉のイングリッドの力を恐れていたことに対する後悔の思いが綴られていました。手紙には小さな石が付けられていたのですが、ゲルダによると、その石にイングリッドとヘルガの記憶が封印されているということでした。ゲルダは、その石を使って、アレンデールの人々に二人のことを教えてほしい、ノースバレーの洞窟にある壺からイングリッドを解放してほしい、そして姉に会ったら、愛している、ごめんなさいと伝えてほしい、過ちを取り消してもう一度手をつなぎたい、と手紙の中で訴えていました。

イングリッドは、私とは全く違うあなたに何が分かるのかと怒ってアナを突き飛ばし、アナが落としたゲルダの手紙を自分でも読み返したのですが、石に触れると昔の楽しい記憶がイングリッドの中に蘇ってきました。

妹のゲルダの言葉を信じ、憎しみから解放されたイングリッドは、割れ鏡の呪いを解くため、自分を滅ぼすことにしました。イングリッドは、力に身を委ねてしまった自分のことを化け物だと言い、ストーリーブルックの町の人々の目の中に入っていた鏡の欠片を回収し始めました。戻ってきた鏡の欠片に囲まれながら、イングリッドは、エルサとエマはお互いを見つけた、エマも家族を見つけたと言い、二人に封印していた思い出を返しました。エマとエルサは、イングリッドとの昔の記憶を取り戻しました。そして、あなたたち3人は特別な存在だということを忘れないでと伝えたイングリッドは、エマに、昔あなたが私をハッピーエンドに導くと予言されたけれどこれがそうだった、私の望みは妹たちに愛されることだけ、それが叶った、二人にまた会える、と伝えて、鏡の欠片と共に消えていきました。

洞窟の中に雪が降りました。エルサは、イングリッドとヘルガの記憶をアレンデールの人々の中に戻そうとアナに言いました。ストーリーブルックの町にも雪が降り、人々にかかっていた憎しみの呪いもすっかり解けました。戦っていた白雪姫とレジーナも、我に帰って笑い合っていました。呪われて荒れていた間の記憶は残っているようだったのですが、人々は、呪いのせいだからと笑って仲直りをしていました。ヘンリーも二人の母親と無事に再会しました。赤ちゃんのニールは割れ鏡の呪いの騒動の間、眠っていたようでした。

割れ鏡の呪いを利用した町からの脱出計画に失敗したゴールドさんは、エマたちをそっとしておいてほしいと言うキリアンに、自分が魔法を持って境界線を越えれば町のみんなは恐怖から解放されるだろうと言ってお店を出て、雪の降る町中へ出ていきました。

第11話は、このような物語でした。雪の女王のイングリッドが、家族に裏切られたという憎しみから解放され、エマやエルサやアナのいる世界を自分の身を犠牲にして守ろうとする話でした。

消滅したイングリッドが亡くなった妹たちとの楽しかった思い出に出会う場面も良かったです。

エルサやクリストフやアナの台詞も面白かったですし、レジーナが再び悪い女王の姿になるとか、コメディー風の要素も盛り込まれていたように思うのですが、夜の浜辺でアナに気絶させられたままのクリストフは、最後の場面ではまだ忘れられていたようでした。次回には目を覚まして浜から戻ってくるでしょうか。

今回の物語を見ていて、「良い思い出」があるということは大切なことだなと改めて思いました。

私は、例えば、思い出が全部で10個あるとして、その内の9個が良い思い出で、1個がとても嫌な思い出だった場合、9個の思い出がどれほど良い思い出でも、残りの1個のとても嫌な思い出の強さに引っ張られてしまって、良い思い出の印象を弱くしてしまうというようなところがあるような気がします。

どちらかというと私がネガティブ思考(マイナス思考)になりやすいからなのかもしれないのですが、本当には、1個の嫌な思い出を忘れること、あるいはその嫌な思い出をほとんど気にせずに済むようになることができるようになったほうが良いのだろうと思います。

このドラマの登場人物には、前向きで明るい性格の人も多いのですが、物事を悪いほうへ考えて少し不安になってしまうタイプの人が意外と多いような気がします。その人たちが、少しずつ自分を信じることができるようになって、前向きに自分らしく自分の人生を生きることなっていく物語でもあるのだと思います。私もいつかはエマたちのように、自分のことをちゃんと信じることができるようになりたいです。

あと、1999年のエマが「ハリー・ポッター」の話題を出していた時、私はこの時代に「ハリー・ポッター」はあったのだろうかと気になったのですが、イギリスのJ・K・ローリングさんの小説『ハリー・ポッターと賢者の石』は1997年に出版された作品で、最初の映画の公開が2001年でした。少女時代のエマは、小説の『ハリー・ポッター』シリーズを読んでいたということなのかもしれません。(ただ、私は小説を未読で、映画版も少ししか見たことがありません。映像に描かれるイギリスらしい風景や中世風の建物や小物などは良いと思うのですが、その少しだけ見た映画の「ハリー・ポッター」の中の登場人物たちが使う「魔法」は、私には何か少し息苦しく思えます。)

「もう一人の雪の女王」だったイングリッドは今回でいなくなってしまいましたが、アレンデールへ戻ることのできる世界の扉は開かれていないので、エルサとアナは、もう少しストーリーブルックの町に残るようでした。次回の物語もまた楽しみにしたいと思います。
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