「ワンス・アポン・ア・タイム4」第12回

NHKのBSプレミアムで放送されている海外ドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム4」の第12回「ヒーローと悪役」を見ました。

ストーリーブルックの町の境界線に雪の女王が作った氷の壁を魔法で壊すことに成功したエルサ(ジョージナ・ヘイグさん)は、妹のアナ(エリザベス・ライルさん)からアレンデールの王国がハンス兄弟に乗っ取られたと聞き、エマ・スワン(ジェニファー・モリソンさん)に早く世界の扉を見つけてほしいと話しました。

その頃、フック船長のキリアン(コリン・オドナヒューさん)の心臓を預かっているルンペルシュティルツキンのゴールド(ロバート・カーライルさん)は、朝食を用意して、雪の女王の割れ鏡の呪いから守るために眠らせていた妻のベル(エミリー・デ・レイヴィンさん)を起こし、ニューヨークへ出かけようと言って、ハネムーンの旅の支度をするよう伝えました。

過去の闇の王のお城では、「使用人」のベルが、帰宅したルンペルシュティルツキンに、あなたのように世界を見て周るのが夢なのだと話していたのですが、ルンペルシュティルツキンは、そのようなベルに魔法の護手を見せていました。その護手には、敵の弱点(主に愛するもの)を指し示す力があるということでした。

現代のストーリーブルックのゴールドさんは、キリアンを連れて湖畔のお屋敷へ向かっていました。ゴールドさんは、そのお屋敷の持ち主が強力な魔法使いであることをキリアンに教え、どこかに世界を行き来できる扉があるはずだと言いました。魔法使いの弟子の箒は、広間へ入ると空中を手探りして、青い扉を見つけ出しました。

一方、レジーナ(ラナ・パリーヤさん)は、雪の女王の呪いで凍りかけているロビン・フッド(ショーン・マグワイアさん)の妻のマリアンに赤い心臓を戻し、呪いを解きました。マリアンは夫や息子との再会に喜んでいたのですが、その後、赤ずきんのおばあちゃんのお店にレジーナを訪ねると、今彼が愛しているのはあなただ、私は身を引くと話してお店を出ていきました。

旅行の支度をしていたベルのところに、ゴールドさんの孫のヘンリー(ジャレッド・ギルモアさん)が訪ねてきて、ヘンリーはベルのことを「おばあちゃん」と呼んでいたのですが、境界線を出ると町へ戻れなくなるということを伝えて、おとぎ話の絵本を見せて見せていました。ルンペルシュティルツキンが何とかするのだろうと軽く考えていたベルは、スーツケースをもう一つ用意しようとして、ヘンリーが手伝おうと手を伸ばした棚の上の物が床の上に落ちてきたのを拾っていた時、その中にルンペルシュティルツキンの護手を見つけました。

昔の闇の王のお城では、ルンペルシュティルツキンに、あなたが魔法を集めるのは心に穴が空いているからではないかと指摘したベルは、ルンペルシュティルツキンに庭に移動させられたのですが、ベルが仕方なく洗濯物を干していると、そこに白と黒の斑点模様のダルメシアンの子犬が現れました。子犬を追いかけたベルは、何者かに捕まって誘拐され、ベルを呼び戻しに来たルンペルシュティルツキンは、キャメロットの魔法の護手を持って悪魔の崖へ来なければベルを殺すと脅され、夜、護手を持って崖へ向かいました。

崖でベルを捕まえて待っていたのは、エマに倒されたはずのマレフィセント(クリスティン・バウアー・ヴァン・ストラテンさん)と、海の魔女のアースラ(メリン・ダンジーさん)とクルエラ(ヴィクトリア・スマーフィットさん)という悪役たちでした。ルンペルシュティルツキンは、ベルを助けるため、仕方なく護手をクルエラに投げました。悪役の3人が魔法の護手を手に入れたかったのは、「ヒーローが必ず勝つ世界」の在り方を変えるためでした。

ベルを助けたルンペルシュティルツキンは、どうして助けたのかと訊くベルに、奴らにお前を殺させないと言い、私のことを思ってくれたのとベルが驚くと、お前を殺せるとしたらこの俺様だと慌てて言い返していました。

現代のストーリーブルックでは、ロビン・フッドが妻のマリアンと幼い息子のローランドを捨ててレジーナと生きる覚悟を決めたことを公園でレジーナに伝えていた時、呪いが解けてそれまで元気に過ごしていたマリアンが氷の呪いによって再び倒れてしまいました。呪いの一部がまだ残っていたようでした。

レジーナは、マリアンを救う道はストーリーブルックを出て魔法のない世界へ行くことだとロビンに話し、マリアンと子供の3人で町を出ることを勧めました。そして、3人を車で境界線まで連れて行きました。車にいたレジーナの前に現れたゴールドさんは、善人になっても良いことが訪れるわけではないと言い、ヘンリーと一緒におとぎ話の絵本の作者を捜そうとしていたレジーナに、私も作者のことは知らないが、私の運命に作者はいない、望む物は全て手に入れた、君にもそれを願うと伝えて車を降りました。

マリアンは、ロビンに促されて息子と一緒に境界線の外に出た途端に、呪いが解けて元気になっていました。ロビンとレジーナは名残惜しそうに別れ、ロビンが境界線の外に出たのを見届けたレジーナは、自分とロビンとの「ハッピーエンド」の絵本の1ページを破り捨てていました。

エマは、赤ずきんのおばあちゃんのお店に来たキリアンから、アレンデールへの扉を見つけた、湖畔のお屋敷の広間にあると教えられて驚いていたのですが、キリアンの様子がいつもと違うことに気づき、心配していました。キリアンは、自分の心臓を持つゴールドさんに操られていたのですが、そこまではエマも気付きませんでした。キリアンと別れたエマは、母親の白雪姫のメアリー・マーガレット(ジニファー・グッドウィンさん)と父親のチャーミング王子のデヴィッド・ノーラン(ジョシュ・ダラスさん)と一緒に、エルサとアナとクリストフ(スコット・マイケル・フォスターさん)をお屋敷に連れて行きました。広間には、青い扉が残されていて、慎重なエマがその扉を開けました。あなたのしてくれたことは忘れないとエマに感謝したエルサとクリストフが扉の向こうへ行った後、アナは扉の前で立ち止まって、自分たちを助けてくれたゴールドさんは前の世界ではフェアリーだったのかとエマたちに訊ねました。デヴィッドが悪い魔法使いのルンペルシュティルツキンだったと教えると、アナは驚き、ゴールドさんはアナのことを知らないと言ってたと不思議がるエマに、ルンペルシュティルツキンは嘘しかつかない人でしょうと答えていました。

ゴールドさんは、時計台の上に来ていました。時計台の天井が開くと、ちょうど三日月が見えました。魔法の帽子を浮かべると、夜空と重なるように帽子の中の星が広がり、ゴールドさんは、帽子の星と夜空の星が重なる瞬間を待っていました。そして、キリアンの赤い心臓を掴み、キリアンの目の前で握りつぶそうとしていたのですが、そこへエマとメアリーがゴールドさんを止めに時計台へ来ました。ゴールドさんは、二人の動きを魔法で止めて、キリアンの心臓をなおも潰そうとしたのですが、その時、ゴールドさんの手が動かなくなりました。エマとメアリーの魔法も解けました。ゴールドさんの魔法を止めたのはベルでした。ベルは闇の王の短剣を持っていました。ゴールドさんに、キリアンの心臓を返すよう命じたベルは、自分を連れて境界線まで行くよう命じ、ゴールドさんとベルは町の境界線の前に移動しました。

ベルは、昔のルンペルシュティルツキンが手に入れていた護手を部屋で見つけて、変わったはずのルンペルシュティルツキンが変わっていなかったことに気付いたようでした。そしてその護手で、ゴールドさんの弱点、本当に愛するものだった本当の闇の王の短剣を見つけたということでした。ベルは、あなたの愛するものは力だった、あなたは私のために力を捨てたことなど一度もなかったとゴールドさんに言い、力があれば願いが全て叶うからだとベルに訴えるゴールドさんに、私の願いはあなただけだった、あなたに選ばれるためにあらゆるものになろうとしたがなれなかったと伝えました。

そして、昔は野獣の中に人の心を見たけれど今見えるのは野獣だけだと、ベルに許しを乞おうとするゴールドさんを闇の王の短剣で遠ざけ、ストーリーブルックを出ていって!と、ゴールドさんを町の境界線の外へ追い出したのでした。

エルサとアナとクリストフは、扉を通って無事にアレンデールへ戻ることができていました。二人はハンス兄弟を倒して王国を取り戻したようで、お城ではウェディングドレスを着たアナの結婚式が始まろうとしていました。

ストーリーブルックでは、エマはキリアンの身体に赤い心臓を戻し、それからロビン・フッドを妻子の元へ返したレジーナとお酒を飲んでいたのですが、そこへヘンリーが慌てた様子でやって来て、二人の母親を湖畔のお屋敷へ連れて行きました。ヘンリーは、お屋敷に隠し部屋を発見していて、廊下の突き当たりの壁を回転させると、美しい書斎部屋が現れました。ヘンリーは、本棚に並んでいるのがお話の本で、中身が全て白紙であることを二人に教えました。レジーナは、自分の人生をハッピーエンドに変えてもらうためにヘンリーと一緒に作者を捜していたということをエマに話し、エマはヘンリーとレジーナの「マングース作戦」に協力することにしました。

その頃、妻のベルにストーリーブルックを追い出されたゴールドさんは、一人でマディソン街を歩いていました。過去にルンペルシュティルツキンは、救出したベルをお城に帰した後、3人の魔女たちから護手を奪い返し、手を組まないかという3人からの誘いを断っていたのですが、ベルの愛情を失ってしまった今のゴールドさんは、水族館へ向かい、そこの職員として働いていたアースラに声をかけ、悪役が必ず負けるというルールを変えようと誘っていました。

脚本はエドワード・キッツィスさんとアダム・ホロウィッツさんで、演出はラルフ・ヘメッカーさんでした。

第12回は、エルサとアナを魔法使いの扉でアレンデール(おとぎの世界)に帰した後、強い魔法の力で全てを手に入れることができたと思い込んでいたゴールドさんが、突然ベルの愛情を失い、悪役は幸せにはなれないという「作者」の作った自らの運命を自覚して、同じ思いを抱く悪役たちとそれを変える決意をする話でした。

「アナと雪の女王」の関わる物語は今回の第12回で終わり、「シーズン4」の後半となる次回からは別の新しい物語が始まるようでした。

「眠れる森の美女」のマレフィセント、「リトルマーメイド」のアースラ(前作の「シーズン3」ではCGで登場していただけでした)、「101匹わんちゃん」のクルエラ、というディズニー映画の悪役3人が一気に登場していました。一度に登場するとは思わなかったのですが、3人がすでに知り合いだったというのもまた面白く思いました。エマに倒されたはずのマレフィセントとクルエラがどうしているのかはまだ分からないのですが、少なくとも、現代のアメリカの水族館で働いていたアースラには、過去の記憶がありました。

最初に魔法の帽子が置かれていたお屋敷は、魔法使い(魔法使いの弟子の師匠である強力な魔法使い)のお屋敷だということでした。魔法使い自体はまだ登場していないのですが、お屋敷の主が魔法使いなら、書斎に並んでいたおとぎ話の絵本の作者も、その魔法使いということなのでしょうか。

マリアンではなくレジーナが身を引くということになるという展開は、常識的ではあると思うのですが、かつて悪役だったレジーナと、今も悪役を抜け出すことができないルンペルシュティルツキンのゴールドさんの違いを表現するための場面でもあったのかなと思います。

エマもレジーナやヘンリーと一緒に「作者」を捜すことになったのですが、お屋敷があるということは、魔法使い(おとぎ話の作者?)も、ストーリーブルックの町の中にいるのでしょうか。あるいは、他の登場人物たちのようにはストーリーブルックに縛られないのかもしれません。

本物の闇の王の短剣を発見したベルが境界線の前でゴールドさんに自分の思いをぶつけてストーリーブルックから追放する場面も、二人のすれ違ってしまう感情が丁寧に描かれているように思えて、とても良かったです。来週は「ストーリーブルックの秘密」という特別番組が放送されるそうですが、後半の物語の始まる次回もまた楽しみにしたいと思います。
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