「時をかける少女」第1話

日本テレビの新土曜ドラマ「時をかける少女」の第1話を見ました。初回は20分拡大版で放送されていました。

原作は、筒井康隆さんの小説『時をかける少女』です。有名な作品なのですが、私は未読です。小説は未読ですが、原田知世さん主演の大林宣彦監督の映画などの映像化されたもののいくつかは以前に見たことがあります。

私が最初にこの物語のことを知ったのは、昔のフジテレビの「ボクたちのドラマシリーズ」の、内田有紀さんが主人公の芳山和子を演じていた「時をかける少女」でした。未来の世界から来たケン・ソゴルの深町一夫は袴田吉彦さんが演じていて、和子さんの同級生の浅倉吾朗を河相我聞さんが演じていました。私はこのドラマをとても好きで見ていたので(そもそも「ボクたちのドラマシリーズ」も好きでした)、物語を完全に憶えているというわけではないのですが、今でも「時をかける少女」と聞くと、このドラマのことを先ず思い出します。松任谷由実さんの「時をかける少女」の歌も思い出すのですが、ドラマの主題歌だったNOKKOさんの「人魚」も思い出します。

昨夜の土曜ドラマの「時をかける少女」の第1話は、夏休みを控えた高校3年生の芳山未羽(みはね、黒島結菜さん)が、掃除の時間に理科準備室でラベンダーの香りを嗅いで気を失ってからタイムリープ(時間跳躍)の能力を身に着けていることに気付き、幼馴染みの浅倉吾朗(竹内涼真さん)が夏祭りの夜に自分に告白をしようとするのを阻止しようとする話でした。

脚本は渡部亮平さん、演出は岩本仁志さん、音楽は池頼広さんでした。オープニングの主題歌はAKB48の「LOVE TRIP」という曲で、エンディングに流れていた主題歌はNEWSの「恋を知らない君へ」という曲でした。一つのドラマに主題歌(テーマ曲)が2曲あるというのは、少し珍しいような気がしました。

第1話では、7月6日から7月9日という短い期間を美羽さんの都合に合わせて行ったり来たりしていました。未来へ行くことはできないようで、タイムリープの能力を操ることができるようになった美羽さんは毎回過去に戻ってやり直しをしていました。それは例えばフジテレビのドラマ「素敵な選タクシー」のようでもあって、ドラマを見ている私には、少し疲れるというか、何か窮屈であるようにも思えました。

ドラマの最初のほうに、未来人のケン・ソゴル(菊池風磨さん)とゾーイ(吉本実憂さん)が釣り船の上に現れる場面が描かれていました。自転車で勢い良く坂道を下る美羽さんに驚いて未来に戻るための薬を落としたケン・ソゴルは、サンルームで植物を育てている深町家に侵入し、三角形の未来の道具?を使ってその家の深町奈緒子(高畑淳子さん)の記憶を書き換え、美羽さんや吾朗さんたちのクラスメートの深町翔平となっていました。

私の見た過去の映画やドラマで「深町君」と名字で呼ばれていたように思う深町君は、今回のドラマでは、美羽さんや吾朗さんから「翔平」と名前で呼ばれていました。

「時をかける少女」の物語では、特に未来から来た「深町君」が重要な存在なのだという風に私は勝手に思っていたのですが、このドラマの翔平さんは、屋台のパイナップルのおいしさにはしゃぎ過ぎて提灯の台を壊したり、小さい頃犬に追いかけられていた美羽さんを吾朗さんが助けてくれたという美羽さんの記憶を未来の道具を使って書き換えて自分が助けたことにしたり、
このように言うのは良くないのかもしれませんが、何というか、あまり頭が良さそうには見えないですし、落ち着きもなくて、昔の作品の「深町君」の印象とはかなり異なっていました。

原田知世さん主演の映画「時をかける少女」や内田有紀さん主演のドラマ「時をかける少女」より、もしかしたらですが、数年前のアニメ映画の「時をかける少女」のほうに近いのかもしれません。SFミステリーというよりは、主人公の女子高校生と二人の男子高校生との三角関係的な恋愛の要素を中心とした、日常系青春ラブコメディーという感じの作品なのかなと思いました。

理科準備室に漂う“ラベンダーの香り”の感覚も薄かったように思いますし(準備室に漂う紫色のラベンダーの香りの描写よりも、白いドライアイスのような煙が多かったような気がします)、SFやミステリーの雰囲気は弱いような気がしました。

「深町君」の翔平さんにもミステリアスさはなかったのですが、昨夜のドラマを見ていた私としては、昔のようなミステリアスな「深町君」であるなら、どちらかというと、吾朗さんを演じていた竹内涼真さんのほうが「深町君」には合っていたのではないかなとも思いました。

でも、もしかしたらあえて昔の作品のミステリアスな雰囲気の深町一夫とは違う印象の深町翔平にしようとしたのかもしれないなとも思います。あるいは、原田知世さんや内田有紀さんの「時をかける少女」を見たことがない方のほうが、この日本テレビの土曜ドラマの「時をかける少女」の初回の物語をもっと気軽な気持ちで見ることができたのかもしれません。

それでも、黒島結菜さんの演じる元気な性格の美羽さんには健康的な瑞々しさのような雰囲気があって、夏の青春ドラマとしてさわやかな作品になっているのかもしれないなと思いました。「ボクたちのドラマシリーズ」の「時をかける少女」と同じく、今回のドラマも全5回なのだそうです。民放の連続ドラマとしては短いのですが、原作も短編小説なのかもしれませんし、ちょうど良い長さなのだろうと思います。何となく楽しみに、次回も見てみようと思います。
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