「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」第5話

フジテレビのドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の第5話を見ました。

警視庁刑事部捜査第一課・厚田班の新人刑事の藤堂比奈子(波瑠さん)と先輩刑事の東海林泰久(横山裕さん)は、再び発生した飴玉殺人事件の捜査をすることになりました。班長の厚田巌夫(渡部篤郎さん)は、「ハヤサカメンタルクリニック」の精神科医見習いの中島保(林遣都さん)にプロファイリングを頼むことにし、自殺事件で死亡した6人の殺人犯たちが「ハヤサカメンタルクリニック」の関係者だと知った東海林さんもそれに賛成しました。中島さんが飴玉に何かのトラウマがあることに気付いていた比奈子さんは中島さんに頼むことを少し心配していたようだったのですが、中島さんは、大丈夫だと警察の資料を受け取り、飴玉事件の犯人のプロファイリングをしたことがあるかと訊かれて、プロファイリングをしたことはないと答えていました。

帝都大学医学部の法医学教授で監察医の石上妙子(原田美枝子さん)を訪ね、中島さんと上司の精神科医の早坂雅臣(光石研さん)が人の感情を変えるために外側から脳に腫瘍を作るという研究をしていたことを知った比奈子さんは、東海林さんと一緒に早坂さんを訪ねました。早坂さんは「潜入」の研究について熱心に語り、早坂さんを殺人犯6人の自殺事件の容疑者と考える東海林さんたちにそう思うなら証拠を持ってくるようにと言いました。

5年前の現場に中島さんがいる夢を見た比奈子さんが、中島さんに電話をしてそのことを伝えると、中島さんは比奈子さんにメールを送るから明日の朝そこへ行くようにと伝え、さようならと言って電話を切ってしまいました。中島さんの部屋には、飴玉事件の犯人の久保一弥(中林大樹さん)がいました。そして、中島さんは、匿っていた久保一弥の行方を探している早坂さんに電話をかけ、僕に対する裏切りです、彼は僕の手で始末しますと告げました。朝、捜査一課の厚田班の刑事たちは、久保一弥の履歴書が添付されたメールが届いているのを見つけました。

仕事を休んで中島さんに言われた場所へ向かった比奈子さんは、グループホームの前で元刑務官の壬生さん(利重剛さん)を見かけました。中島さんから頼まれていた壬生さんは比奈子さんに声をかけ、早坂さんと中島さんの研究のことを話し始めました。

壬生さんの話によると、二人の研究は成功し、電磁波によって左脳に腫瘍を生み出すことができるようになったということでした。「潜入」して感情を操り、犯人に殺人の記憶を思い出させると、犯人は自分が殺した被害者と同じような状態で自殺をするということでした。壬生さんは、早坂さんが人は生まれた時には全て善人であり成長過程の環境によって悪人になっていくという「性善説」を信じている人で、世の中から犯罪者をなくすために研究をしていたが、罪を憎んで人を憎まずという考えに固執し過ぎた、中島さんは「潜入」を被害者を苦しめた殺人犯への復讐に使い始めたということを比奈子さんに話しました。

その頃、早坂さんは、久保一弥の行方を追って中島さんの部屋へやって来ました。部屋には誰もいなかったのですが、電話の向こうの中島さんから、和室の押入れの中にいると教えられて、襖を開けました。すると、大量の飴玉が雪崩のように早坂さんに向かって落ちてきました。驚いた早坂さんが再び久保さんを探しに行こうとすると、目の前に久保さんが現れ、早坂さんは腹部を刺されてしまいました。久保さんは、倒れた早坂さんを傷つけ、飴玉を詰めて殺害したようでした。

捜査一課の刑事の片岡啓造(高橋努さん)や厚田さんは、訪ねた中島さんの部屋で、飴玉殺人の被害者となった早坂さんの遺体を発見しました。

厚田さんから早坂さんの遺体が発見されたことを聞いた比奈子さんは、中島さんは5年前の事件現場の部屋にいるはずだと厚田さんに教えて電話を切り、急いでアパートへ向かいました。アパートの部屋には、中島さんと殺人犯の久保さんがいました。中島さんは、腕時計のボタンを押して、久保さんの「スイッチ」を入れました。アパートの部屋に駆け付けた比奈子さんを見た久保さんは、最初は突然の出来事に少し戸惑っていたのですが、殺せばいいと中島さんに言われて刃物を比奈子さんに向けたのですが、そうして比奈子さんに近づいた久保さんの目には、殺人犯である自分の姿が見えていました。

自分に殺されそうになっていると感じた久保さんは、恐怖で部屋の奥へ後退りし、刃物(釘?)で自分の両手と両足を刺しました。驚いた比奈子さんは、部屋に入って久保さんを助けようとしたのですが、中島さんに力づくで止められました。腕時計のことを比奈子さんに訊かれた中島さんは、殺人の快楽を殺人犯自身に向けさせるスイッチになっているのだと比奈子さんに説明しました。そして、中島さんは、自分自身も殺人犯を自殺させることに快楽を覚えるようになっていたということを比奈子さんに告白し、自分で自分の身体に飴玉を摘めて死亡した久保の姿を見届けると、窓を開けました。飴玉の包み紙が舞う中、中島さんは、比奈子さんの内面がどうであろうとまだその手は汚れていないということを忘れないでほしいと伝えて、さようならと、隠し持っていた拳銃の銃口をこめかみに当てて引き金を引きました。

しかし、銃声は中島さんの拳銃から出たものではありませんでした。東海林さんがアパートの下から中島さんの拳銃を撃った音でした。中島さんは、部屋に入ってきて久保さんの遺体を見た刑事に、僕が殺しましたと言い、あなたのそんな顔は見たくなかった、と言ってみた比奈子さんの前を刑事に連れられて去って行きました。

脚本は古家和尚さん、演出は白木啓一郎さんでした。

今回の第5話は、第1話から続いていた飴玉殺人事件と自殺事件の解決編でした。

事件解決後、東海林さんは、比奈子さんがコーヒーに七味唐辛子を入れて飲むのを見た精神科医の早坂さんが、初頭効果だと言っていたのを思い出していました。比奈子さんは、自分を「変わっている」人だと思ってもらうために、あるいは「変わっている」かもしれない要素を隠すために、あえて人前で七味唐辛子をコーヒーに入れて飲むということを演出していたようでした。

腫瘍ができていた脳は右脳ではなくて左脳でしたが、電磁波で脳に腫瘍を作るとか、精神に潜入して感情を操るとか、腕時計で「スイッチ」を入れるとか、まさかのSF的な展開で、少し意外でもありましたが、面白く思えました。精神鑑定を受けることになるらしい中島さんは、警察に「潜入」のことを話すのでしょうか。

現実的には、このような事件はまだないのだろうと思うのですが、もしも中島さんや早坂さんの考えていたことが実際にもあって、それが悪用されることになったなら、世の中は大変なことになるだろうなと思いました。

今回は、早坂さんと中島さんの“狂気”のほうが強く描かれていたので、そのためにこれまでのような比奈子さんの“狂気”の描写は弱く、比奈子さんが普通の刑事さんのように見えました。

比奈子さんは、今回はどうして自殺しようとする久保さんを助けようとしたのでしょうか。ごく普通に警察として、ということでしょうか。それとも、中島さんを殺人犯にしないようにするためでしょうか。あるいは、自分もいつか他人を殺すかもしれないという思いから、他人を殺す人の顔(表情)に興味を持っていた比奈子さんは、自分を殺す人の顔には興味がなかったということだったのでしょうか。

中島さんのことで少し感情的になる比奈子さんが描かれていたということだったのかもしれないのですが、その比奈子さんの場面を見ていて、どうしてなのかなと思いました。自らを刺す久保さんの赤い血が、部屋の壁には飛び散っていたのに、中島さんや比奈子さんにはかかっていなかったというところも、撮影の都合なのかもしれないとも思うのですが、ドラマの一場面としては少し気になりました。

予告によると、次回からは新しい事件の物語が始まるようです。比奈子さんの過去が描かれるということになるのかもしれませんが、それなりに楽しみにしていようと思います。
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