「家売るオンナ」第5話

日本テレビの水曜ドラマ「家売るオンナ」の第5話を見ました。

テーコー不動産の新宿営業所の売買仲介営業課では、課長の屋代大(仲村トオルさん)がチーフの三軒家万智(北川景子さん)にまだ家を一軒も売っていない白洲美加の指導を任せることにしていました。三軒家さんに命じられた白洲美加(イモトアヤコさん)が木造アパートに永田町の高層マンションの708号室のチラシを配ると、出版社で校閲の仕事をしているという独身の草壁歩子(山田真歩さん)がチラシで知った708号室を買いたいと新宿営業所を訪れ、三軒家さんが歩子さんの担当になりました。すぐに三軒家さんと部屋を見に行った歩子さんは、一匹の蟻が床にいた部屋を気に入り、コツコツ貯めていたお金を頭金にして、三軒家さんから買うことに決めました。

その頃、庭野聖司(工藤阿須加さん)が週刊誌にスクープ記事を書いて大臣を退陣に追い込んだジャーナリストの日向詩文(ともさかりえさん)に部屋を紹介することになりました。庭野さんは、三軒家さんに似た気の強い詩文さんが自分の紹介した部屋をなかなか気に入らないので、三軒家さんが歩子さんに売ろうとしていた永田町のマンションの708号室に詩文さんを案内しました。詩文さんは、職場からも近いその部屋を気に入り、すぐに仮契約をすることにしました。

歩子さんと詩文さんは同じ出版社に勤めていたのですが、ジャーナリストの詩文さんは歩子さんの校閲の仕事よりも大臣の不正を暴く自分の仕事の方が立派だと考えていました。庭野さんは、三軒家さんの顧客の歩子さんが先に708号室を仮契約したことを詩文さんに怒られたのですが、三軒家さんに命じられて、同じマンションの部屋を売りたいと思っている人を白洲美加と一緒に探すことになりました。庭野さんがマンションの前で通行人に声をかけている間、マンションの玄関先から各部屋の人に売る気はあるか訊ねていた白洲美加は、208号室の老婦人(草村礼子さん)に不動産屋と水道屋を一緒にされて、トイレの詰まりを直してほしいと頼まれました。途中で庭野さんに代わった白洲美加は、そのまま帰ってしまったのですが、トイレを直し、電球の交換や本の片付けを手伝うことになった庭野さんは、たくさんの兄弟たちのいる大家族で暮らしていた時は寂しい思いをしていたけれど独り暮らしをしてからは寂しくなくなったと話す老婦人が家を売りたいと思っていることを知り、208号室を詩文さんに紹介できることになりました。

しかし、詩文さんは、歩子さんの下の階になることを不満に思っていました。500万円安いという金額も、その分価値が低いということだと一蹴しました。庭野さんは、三軒家さんの顧客の歩子さんに会いに行き、同じ間取りで500万円安い208号室を勧めてみました。歩子さんは、少し考えて、708号室をやめて208号室にすることを庭野さんに承諾しました。

三軒家さんは、庭野さんが自分の客を奪い、自分を出し抜いたということに憤慨していたのですが、本契約まで気を抜くなと庭野さんに忠告しました。庭野さんは詩文さんに708号室を買うことができるようになったことを話し、本契約をしようとしたのですが、頭金はないというフリージャーナリストの詩文さんは、毎月12万円というローンの金額を、最初は今の部屋と同じだからと気にしていない様子だったのですが、少し考えて、やはり家を買うのはやめると言い出しました。

歩子さんも、貯金が一気になくなるのが怖くて夜も眠れないと、家を買うのをやめると言い出しました。二人のお客さんを失い、屋上で苦悩していた庭野さんは、三軒家さんに叱咤されて連れ出されたのですが、そこは歩子さんの職場でした。庭野さんが三軒家さんに命じられて「アリとキリギリス」の話をすると、三軒家さんは、校閲の仕事をしている歩子さんたちに、あなたたちはそのアリだと言い、校閲の仕事があるおかげで美しい日本語が残されているのであり、目立たないけれど大切な仕事をしているあなたたちには頭が下がると感謝を伝えて称えました。庭野さんが家を買うのを歩さんに勧めようとしていたのを制止して帰った三軒家さんは、それから、今度は詩文さんに会いに行きました。

詩文さんは、政治家に取材をしようとして護衛の人に突き飛ばされたばかりでした。三軒家さんは、再び庭野さんに「アリとキリギリス」の話をさせると、今度は「アリとキリギリス」は昔は「アリとコオロギ」だった、人生を謳歌するコオロギの生き方をアリたちがバカにしていたのだと言い、詩文さんをコオロギだと言って、詩文さんの情熱的な生き方を称賛しました。自分の生き方に再び自信を持ち始めた詩文さんは、三軒家さんから708号室を買うことを決めました。

歩子さんも、208号室を買うと決めました。三軒家さんは、庭野ではなく私が売りました!と屋代課長に報告しました。そして、3か月後、詩文さんの708号室を庭野さんが訪ねると、詩文さんの夫がドアを開けました。詩文さんは、三軒家さんから家を買った後、急にモテ始めて、独身でい続けることをやめて、結婚したようでした。自分にも他人にも厳しそうだったのが穏やかな雰囲気に変わっていて、幸せそうでした。208号室の歩子さんも明るい雰囲気に変わっていて、手土産を持って訪ねてきた庭野さんを部屋に招待すると、完成したばかりという特注のアニメの壁紙を見せて、幸せそうにしていました。

脚本は大石静さん、演出は猪股隆一さんでした。

三軒家さんがさくさくと家を売る話になるのかと思いきや、庭野さんが三軒家さんに認められようとして三軒家さんの顧客を奪って家を売るのに失敗しかけるという、庭野さんの不動産屋さんとしての成長物語でした。そして、最後にはちゃんと三軒家さんが庭野さんのお客さんを取り返して、見事に家を売ったのでした。

三軒家さんを意識し過ぎる屋代課長も、三軒家さんに怒られて配ったチラシが受けて調子に乗る白洲美加も、三軒家さんのようには売り上げが伸びていないエースの足立聡(千葉雄大さん)も、気になる三軒家さんに認められたい庭野さんも、面白かったです。

強気な詩文さんと三軒家さんに挟まれて振り回されたり、白洲美加に下に見られたりする庭野さんの場面も、楽しく思えました。

テーコー不動産の人間関係も描きつつ、主人公の“美貌の天才的不動産屋”の三軒家さんから家を買った人たちが自分の人生を肯定して幸せになっている感じも描かれているのが良いです。

今回は仕事を頑張っている二人の独身女性がマンションの部屋を買うということがテーマになっていましたが、仕事を持つ女性のプライドや将来への不安感、独身の人がそのまま独身でいてもいいし結婚をしてもいいし、どちらを選んでも自由に幸せに暮らすことができるというようなことが描かれていたのも、良かったように思います。

前回にはなかった三軒家さんの「GO!」も、庭野さんや白洲美加を力強く叱咤する場面も復活していました。私自身は誰かに怒られるのは白洲美加さんがそうであるのと同じく苦手なのですが、三軒家さんが強い口調の短い言葉で怒る場面は、なぜか見ていてすっきりします。

また、今回は足立さんに何か悩みがありそうな様子も描かれていたのですが、このドラマの、テーコー不動産のビルのエレベーターの使い方も面白いように思います。

今回の最後は、夜、退社する三軒家さんを追いかけた庭野さんが、急な雨の中を歩き続ける三軒家さんの手を引いて、シャッターの閉まっている小さなお店の軒先で雨宿りをする場面でした。

雨や風をしのぐことのできる屋根や壁があるということに感慨深そうにしていた三軒家さんは、ホームレスになった過去について訊いてきた庭野さんに、子供の頃に両親が亡くなり、遺産相続をしてしまったことで父親の5千万円の借金を背負うことになったこと、ホームレスとして寒い公園で暮らしていた一週間が3年にも感じられたこと、引き取ってくれる親戚もなく、預けられた施設で育ち、昨年にようやく借金を返し終わったことなどを、畳みかけるように庭野さんに語っていました。

三軒家さんの過去が少し唐突に語られていたようにも思うのですが、ずっと一人だったのですかと庭野さんに訊かれたことに対して、三軒家さんが何かを答える前にドラマが終わっていたのも、何かさっぱりとしていて良かったです。

次回の物語も楽しみにしたいと思います。
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