「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」第6話

フジテレビのドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の第6話を見ました。

第6話の事件は、練馬区の公園で腹部辺りから下を地中に埋められた、100円玉が口から地面に溢れ出るほど大量に身体に詰め込まれた男性の遺体が発見され、次いで高架下の浅い川辺で同じように100円玉の詰められた女性の遺体が発見され、二人が暴力団の子飼いの詐欺師だと分かった頃、今度はその会長が椅子に座った状態で同じように100円玉を詰め込まれて死亡しているのが登山道で発見される、というものでした。

捜査を担当していた警視庁刑事部捜査第一課・厚田班の新人刑事の藤堂比奈子(波瑠さん)は、自殺事件で捕まった「ハヤサカメンタルクリニック」の精神科医見習いだった中島保(林遣都さん)から、事件についてのプロファイリングの結果を教えてもらうことになりました。帝都大学医学部の法医学教授で監察医の石上妙子(原田美枝子さん)によると、中島さんは電磁波で左脳の偏桃体に腫瘍を作ることのできる腕時計を自ら壊し、証拠不十分として不起訴となり、厚生労働省の管轄する「精神・神経研究センター」という特殊な犯罪者を犯罪捜査や研究に活かそうとする施設?に収容されることになったようでした。比奈子さんは、妙子さんから、中島さん専用のスマートフォンを渡されました。

中島さんのプロファイリングによると、特殊な器具が使われた事件の犯人は、殺人そのものへの快楽が感じられず、遺体を隠そうという気もないことから、猟奇殺人を行ったのではなく、復讐のために猟奇殺人の手法で処刑を行ったのではないかということでした。解剖の結果、一人につき約100万円分あったという硬貨には、ゲームセンターの専用のコインも混ざっていたことを教えられた比奈子さんは、公園にあったという会社の元社長の名前を聞き、ゲームセンターの前で出会った老人に案内された、男性と女性の5人の老人が集まっていたシェアハウスへ向かい、交番の警官の原島(モロ師岡さん)に名前を聞いたその老人たちに、殺したのはあなたたちだと告げたのでした。

老人たちは、暴力団に土地やお金を奪われた経験を持つ人たちでした。それほどお金が好きならお金で満たしてあげようと、復讐を考えた5人は、二人の詐欺師と会長をそれぞれ掴まえ、ゲームセンターで両替した100円玉を大きめの漏斗のような器具を使って口から体内へ流し込んで殺害し、その遺体を放置したということでした。

比奈子さんは、殺人犯に年齢は関係ないと思いながらも、明るくて優しそうな老人たちが殺人を行ったことを少し残念に思ったようでした。犯行を隠す様子もなく認めた老人たちは、すぐに警察に逮捕されました。

それから比奈子さんは、元気ないのを心配する班長の厚田巌夫(渡部篤郎さん)に言われて、中島さんに会いに行くことにしました。

「精神・神経研究センター」の中島さんは、白い部屋で白い服を着ていました。比奈子さんは、人を殺す人と殺さない人の境界が分からなくなってきたと中島さんに相談をしていました。そして、ナイフは人を殺すために持ち始めたのかと訊かれた比奈子さんは、父を殺すためだと答えていました。

一方、比奈子さんの表情を見て、殺人犯と同じだと比奈子さんに言った先輩刑事の東海林泰久(横山裕さん)は、最近の事件の捜査資料と藤堂比奈子に関する資料を持って来いと自分を脅していた情報屋の藤川が、路地裏で腹部を刺された状態で死亡しているのを発見していました。

脚本は古家和尚さん、演出は宝来忠明さんでした。

前回までの飴玉殺人の次は、硬貨殺人でした(サブタイトルにあった「リッチマン殺人事件」とは、ドラマの中のマスコミが名付けたもののようでした)。

私はこのドラマの原作の小説を未読なのですが、作者は何かを詰め込むのが好きな方なのでしょうか。快楽のための殺人と復讐のための殺人とではその内容は異なるかもしれませんが、今回の「LEAK」と字幕が出ていた第6話から、(「第2章」と呼ばれるような)新しい物語が始まるということを思うと、見た目には似たような事件が引き続き描かれるというのは、今回の硬貨殺人は一話完結の事件のようですが、連続ドラマとしては、何か少し惜しいような気もしました。

飴玉事件のほうは、なぜ飴玉なのかという理由は描かれていませんでしたが、100円玉事件のほうは、後に被害者となる詐欺師たちがお金への欲が深い人物だったからだという理由が犯人の老人たちの台詞の中で言われていました。

確かに、猟奇殺人ではなかった今回の事件そのものは「異常犯罪」ではあったのかもしれませんが、前回に引き続き今回も、比奈子さんの“狂気”の要素は減っていたような気がします。中島さんに出会った比奈子さんに迷いが生じてきたからということなのでしょうか。

あと、老人とぬいぐるみとゲームセンターが最初のほうから出ていましたが、このドラマは「ミステリー」とは少し違うようなので、私としては、後半から描かれるということでも良かったように思えました。

中島さんの収容された施設が白い部屋で、中島さん自身も白い服を着ているというような演出も、このようなドラマによくある演出であるように思えてしまいました。中島さんのカウンセリングを受ける比奈子さんの場面を見ていて、このままだと、何というか、刑事の比奈子さんの「自分もいつか人を殺すのではないか」というような悩みは、例えば中学生や高校生たちの悩みのようになってしまうのではないかなと、そのようなところも少し心配になりました。
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