「家売るオンナ」第6話

日本テレビの水曜ドラマ「家売るオンナ」の第6話を見ました。

テーコー不動産の新宿営業所の売買仲介営業課にチーフの三軒家万智(北川景子さん)が来てからトップの座を奪われて苛立っていた足立聡(千葉雄大さん)は、生命保険会社からヘッドハンティングの話を持ち掛けられたある日、3年前に家を売った妻子のいる老舗和菓子屋の店主の宮澤和之(東根作寿英さん)から会社と自宅の間に愛人の奥平礼央奈(小野ゆり子さん)のためにマンションの部屋を買いたいと相談されてショックを受け、宮澤家の幸せを壊してしまう家探しに戸惑い、家を売るとはどういうことなのか迷い始めていました。

一方、三軒家さんは、課長の屋代大(仲村トオルさん)が持ってきた、一千万円の「心理的瑕疵あり」の豪邸を引き受け、嫌がる白洲美加(イモトアヤコさん)を連れて泊りがけの現地販売をすることにしました。その豪邸は、寝室で妻が就寝中の浮気夫を刺殺して自身もドアノブで首を吊って自殺をしたという「事故物件」でした。最初に家を見学に来た夫妻(ふせえりさん、村松利史さん)は説明を聞いて怖がって帰ってしまいました。

庭野聖司(工藤阿須加さん)は、戸建ての家の購入を検討中の母子から、隣の家の人が普通の人なら家を買うことにすると言われて、隣人が「普通の人」かどうか確認しようとしたところ、庭に現れた主人(小林隆さん)が女性ものの花柄のワンピースを着て庭の植物に話しかけている姿を見て、普通の人じゃない、と不安になっていました。

嵐の夜の事故物件に怖がる白洲美加と泊まった三軒家さんは、翌朝、白洲美加よりも早く起きて家のチラシを近所のいくつかの病院に配ったようでした。現地販売に来た女性(小林きな子さん)に三軒家さんが事件のことと内装を新しくしたことを説明すると、女性はそれを受け入れて、すぐに買うことを決めました。手術室の看護師をしているという女性は、血にも慣れていて、人の死を必要以上に怖がりませんでした。白洲美加は、初めてお客さんに申込書を渡すことができたことを喜んでいました。

そのような頃、宮澤さんの妻の昌代(田中美奈子さん)が新宿営業所の足立さんのもとを訪れ、愛人に家を売るな、家庭が壊れたら足立さんのせいだと激怒しました。足立さんは困惑して固まっていたのですが、その時、机で仕事をしていた三軒家さんが、不動産屋の仕事は家を売ることだ、家族が壊れたとしても足立さんのせいではないと強く反論しました。

庭野さんは、落ち込んでいる足立さんを誘って三軒家さんもいきつけのラーメン店へ行きました。そして、三軒家さんは来ていないと思っていた二人は、トイレから出てきた三軒家さんと遭遇し、ウジウジと悩んで家を売ることができずにいることを同時に叱咤されたのでした。

翌日、庭野さんは売りたい家の隣人の府川さんに直接会いに行きました。家に招かれた庭野さんは、府川さんの着ていたワンピースが亡くなった妻の服であることを知りました。府川さんは、家にいる時は妻の服を着ているのだと話していました。そして、ガーデニング好きの妻が育てていた庭のバラで作ったローズティーを庭野さんにふるまい、府川さんに安心した庭野さんは、家を検討中のお客さんにも府川さんのローズティーを出して、普通ではないかもしれないけれどすてきな人ですと話しました。ローズティーを飲んだお客さんの母子は、庭野さんから家を買うことを決断しました。

足立さんは、不動産屋として、妻と離婚しないほうを選んだ宮澤さんの元愛人の礼央奈さんに会うと、宮澤さんから手切れ金のマンションを買ってもらったほうがいいとさっぱりと勧めることができました。礼央奈さんは、宮澤さんに頼まれていた足立さんから家を買うことにしたようでした。そして、生命保険会社を訪ねた足立さんは、不動産屋の仕事のことをもっと知りたいからとヘッドハンティングの話を丁重に断ったのでした。

その帰り道、取り壊し中の家に向かって手を合わせている屋代課長を見かけて声を掛けました。その家は、屋代課長がかつて売った家で、家主がローンで借金を抱えて、家族がバラバラになってしまったということでした。「ちちんぷいぷい」へ行った足立さんは、ラーメン屋さんで、自分が家を売った相手が幸せになると考えるのは傲慢だと言う三軒家さんから、あなたたちの仕事は家を売ることです、とはっきりと言われて電流が走ったのだと屋代課長に話していました。

脚本は大石静さん、演出は山田信義さんでした。

第6話も面白かったです。

今回は、三軒家さんに叱咤されたエースの足立さんが、家を売ることへの迷いから解き放たれていました。不動産屋の仕事は家を売ることだという三軒家さんのシンプルな考え方が、家を売った相手の人間関係に巻き込まれて複雑な気持ちになっていた足立さんを、はっと引き戻していました。シンプルに考えることは大事なことなのだなと、今回を見ていて改めて思いました。

三軒家さんを変わっている人だと思っている庭野さんが、売りたい家の隣人の“ワンピースおじさん”に接して「普通の人」とは何かということを考えるところも良かったです。どのような人が普通でどのような人が普通ではないのかという庭野さんの固定観念も、三軒家さんの存在によって柔軟に変わっていきました。

今回の最後は、庭野さんが白洲美加に廊下に呼ばれて、庭野さんが三軒家さんを好きだということを三軒家さんに教えたからと言われて困る場面で終わっていたのですが、今回の事故物件での肝試し的なお泊り会の場面も、コメディーとして、とても面白かったです。

営業の宅間剛太(本多力さん)が揃えてきたキャンプ用品が女性のために行き届いている感じだったのも良かったですし、イモトアヤコさんの演じる怖い話に怖がる白洲美加がすごい声と表情で何度も叫ぶのも面白かったですし、北川景子さんの演じる三軒家さんがツタンカーメンにようになっている寝袋の上に大量の塩を投げつけていたのも、足立さんと付き合っていると一方的に話していたのも、二人で深夜のトイレに駆け込んでいたのも、何だか面白かったです。

肝試しやお化け屋敷のような演出が夏のコメディードラマらしい感じがしたところも良かったのだと思います。

あと、宮澤家の話が出ている中で、デスクの室田まどか(新木優子さん)が実は“愛人”だということが言われていたのも、良かったように思います。私自身は今のところはまだ浮気や不倫というものを良いと思うことはできないのですが、どのような形の恋愛も否定しない大石静さんの脚本のドラマらしい感じがしました。

今回は三軒家さんと庭野さんと足立さんがそれぞれ一軒ずつ、全部で三件の家を売っていました。盛り沢山の印象でもあったのですが、三軒家さんと出会った庭野さんと足立さんの成長が同時に描かれるところが良かったのだと思いますし、今回も最後まで楽しく見ることができました。見事でした。家を売ったことを庭野さんから真っ先に報告してもらえないようになっていることを嘆く屋代課長も面白いです。白洲美加の回になるらしい次回の物語も、楽しみにしたいと思います。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム