「はじめまして、愛しています。」第6話

テレビ朝日のドラマ「はじめまして、愛しています。」の第6話を見ました。

第6話は、ハジメ(一、横山歩さん)を幼稚園に通わせることになった梅田美奈(尾野真千子さん)と夫の信次(江口洋介さん)が、同じ組に起きていたいじめ問題を自分なりに解決しようとするハジメを信じて見守る話でした。

脚本は遊川和彦さん、演出は日暮謙さんでした。

第6話も良かったです。いじめられている子がいることに気付いたハジメが、いじめを止めようとしていじめっ子を突き飛ばしてしまったということを先生から聞いた美奈さんと信次さんがいじめっ子の親に謝罪の電話をかけたので、二人の様子を見ていたハジメは、自分のしたことは悪いことだったのか、いじめを見つけた時にはどうすれば良いのか、と二人に疑問を投げかけていました。

美奈さんは、最初はハジメのことを幼稚園に隠しておこうと考えていたのですが、トラブルが起きたことで、幼稚園の先生にハジメが特別養子縁組をしようとしている子供で、本当の親から虐待を受けていた子供であることを伝えました。そのことを理解した幼稚園の先生が美奈さんに見せた、ハジメの描いた家族の絵には、美奈さんと信次さんとハジメ自身の他に、顔を塗りつぶされた幽霊のような白黒の人物が描かれていました。

児童福祉司の堂本真知(余貴美子さん)によると、虐待を受けていた子の中には、いじめを許せないと思う正義感が強く出る子が多いそうです。美奈さんと信次さんは、暴力はいけないということをハジメに教えつつ、最終的にはどうするかはハジメが決めることだとも教え、ハジメが正しいと思ったことをすればいい、自分たちはハジメの味方だからと伝えていました。

ハジメの親になろうとしている美奈さんと信次さんと園内のいじめ問題に向き合うハジメの問題が、信次さんの妹の不破春代(坂井真紀さん)と春代さんとは対照的に無口な夫の太一(夙川アトムさん)と同級生にいじめられていた小学生の娘の明日香(平澤宏々路さん)の問題と同時進行的に描かれていたところも良かったです。

幼稚園のお遊戯会が近所の老人ホームで開かれることになっていたところも、良かったです。学校を休ませた明日香ちゃんと一緒にハジメのお遊戯会を見に来た春代さんを見ていた母親の志乃(浅茅陽子さん)が昔の自分と春代さんに会話が少なかったことを思い出したり、そのホームの介護士の新井さん(岡本玲さん)との結婚と親になることに消極的な弟の巧(速水もこみちさん)が新井さんとの出会いを前向きに捉えることができるようになったり、美奈さんと信次さんがハジメ君と出会ったことで起きた良い変化が、身近な親戚にも良い影響を与えて行く感じが、穏やかに描かれていたように思いました。

お遊戯会は、舞台に並んだ園児たちがお年寄りたちの前で先生のピアノに合わせて歌うというものでした。美奈さんと信次さんを見て嬉しそうにしていたハジメ君は、歌い始めた直後から後ろの列の子が両隣の二人からいじめられていることに気付いたのですが、ピアノを弾いている先生も誰も気付いていませんでした。いじめを止めさせたいハジメ君は、大きく足を踏み鳴らして後ろの二人を睨んだのですが、手を出してはいけないという教えは守っていました。そして、いじめっ子の二人の手を取って先生のピアノの前に連れて行き、先生にピアノを弾かせてくださいと頼み、二人に鍵盤を叩く場所を教えて、美奈さんに習ったサン・サーンスの「白鳥」を3人で一緒に弾きました。弾きながら、ハジメ君は、世界には美しいものがあるのにどうしてみんなで仲良くできないのかと二人に言い、それから、「ドレミのうた」を弾いて歌い始めました。それがハジメ君なりのいじめ問題の解決法でした。

美奈さんや信次さん、志乃さん、春代さん、明日香ちゃん、巧さんも歌い、園児たちも、お遊戯会に集まったお年寄りたちもみんなで一緒に歌っていました。このような場面も、ファンタジー的ではあるかもしれないのですが、とても良い場面だったように思います。お遊戯会の終わった後、アルコール中毒の治療中の志乃さんは、部屋のタンスに隠しておいたお酒を捨てていて、明日香ちゃんは明日は学校へ行こうかなと母親の春代さんに話していて、巧さんは車椅子のお年寄りとお遊戯会のことを話す新井さんの姿を見ていました。

お遊戯会を終えたハジメを連れて、美奈さんと信次さんは、指揮者の父親の追川真美(藤竜也さん)に会いに行きました。オーケストラのメンバーとの仕事中に秘書の日陰蘭(根本りつ子さん)に呼ばれた真美さんは、少し嬉しそうに3人のところへ行くと、美奈さんから、お父さんが見抜いていたようにハジメにはピアノの才能があると思うということを言われ、命を懸けてハジメにピアノを教えると伝えられて、そのような娘の美奈さんを、今日は輝いていると幸せそうに褒めていました。

美奈さんと信次さんは、ハジメと手をつないで帰る道で、ハジメのことを完璧だったと褒めていました。ハジメ君も嬉しそうにしていて、その場面もまた幸せそうな家族3人の風景だったのですが、3人が帰宅すると、玄関前に堂本さんが困ったように待っていて、少しすると、走ってきた黒い車が家の前の道で止まり、ハジメのことを「ヒカリ」と呼ぶ派手なワンピースを着た女性(富田靖子さん)が車から降りて来ました。

第6話のサブタイトルにあった「実母の影」は、最後に出てきたこの女性のことのようでした。ハジメ君は、自分を虐待していた実母に怯えた様子でいたのですが、美奈さんと信次さんはまだ試験期間中のようですし、実の母親がハジメ君を手放す決意をしない限りは、ハジメ君は「うめだはじめ」になることができないのかもしれません。

美奈さんがハジメ君の持ち物に書いた「うめだはじめ」の名前に感動する信次さんも良かったですし、幼稚園に行ったハジメ君の「はじめまして。うめだはじめです。みんなにあいしていますといいたいです」という自己紹介の挨拶も、良かったです。謎の実母の登場が少し不穏ですが、自然な気持ちで見ることのできる良いドラマだと思いますし(梅田家の庭の子猫もかわいいです)、次回も楽しみにしたいと思います。

あと、これはこのドラマの内容とは直接には関係のないことなのですが、近年の他のドラマなどでもよく聞く、保育園や幼稚園に子供を通わせている母親が子供の同級生の母親のことを「○○ちゃんママ」、「○○君ママ」と呼ぶというのは、実際にもあることなのでしょうか。私は直接聞いたことがないのですが、テレビやラジオなどで聞く度に、何というか、変な呼び方だなと、少し違和感があります。
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