「家売るオンナ」第7話

日本テレビの水曜ドラマ「家売るオンナ」の第7話を見ました。

第7話は、テーコー不動産の新宿営業所の売買仲介営業課を訪れた母親の貴美子(原日出子さん)から浮気をしている父親の保(モロ師岡さん)と離婚して家を売ることにしたと言われた白洲美加(イモトアヤコさん)が、両親に離婚してほしくないし生まれ育って思い出の詰まった昭和レトロな実家を失いたくないという一心で、チーフの三軒家万智(北川景子さん)が住宅部分を撤去して土地だけにして販売することにした実家を住宅付きで売ろうと、布施誠(梶原善さん)や宅間剛太(本多力さん)にも協力を頼んで自ら積極的に営業活動をしたものの買い手がつかず、三軒家さんが土地の売買契約を取り付けた白洲家の撤去工事の当日に実家の2階の自室に立てこもって工事を阻止しようとする、という話でした。

一方、課長の屋代大(仲村トオルさん)は、取引先の竹野内社長(大河内浩さん)から三女(多岐川華子さん)のお見合い相手を探してほしいと頼まれ、庭野聖司(工藤阿須加さん)に頼んでみることにしました。三軒家さんのことを気にしつつも屋代課長に持ち掛けられたお見合いの話を受けることにした庭野さんは、気になる三軒家さんからアドバイスをもらい、竹野内社長の娘とのお見合いへ出かけました。

脚本は大石静さん、演出は猪股隆一さんでした。

第7話は白洲美加の回でした。昨日の深夜に白洲美加の場面がまとめられた20分くらいのダイジェストが放送されていたのですが(何だろうと気になって録画をしておきました)、北川景子さんの演じる三軒家万智さんの“家売るオンナ”とは対照的に、イモトアヤコさんの演じる白洲美加は“家売らないオンナ”と呼ばれていて、確かにそうだなと思いつつ、白洲美加の面白さがこのドラマには重要なのだということを改めて思いました。

実家を守るために初めて営業に力を入れていた白洲美加は、不動産販売の仕事上は“家売らないオンナ”のままでしたが、三軒家さんの説得によって、実家の思い出にとらわれるという過去から解放されていました。

白洲家の1階の窓を工事の作業員に借りたハンマーで叩き割って侵入し、白洲美加のいる2階の部屋へ向かった三軒家さんは、両親を事故で亡くして父親の借金を背負うことになって家を追い出されて一時期ホームレスになった高校生の頃のことを白洲美加に話し、不動産屋になって家をいくつ売っても自分の家を失っているという心の穴は埋まらなかったと打ち明けて、あなたが自由になればお父さんもお母さんも安心して幸せになれる、過去から自分を解放しなさい、白洲美加は私のようになってはならないと、実家の思い出にしがみつく白洲美加を説得していました。

涙を流しながら三軒家さんの話を聞く白洲美加に、自分を解放しろ!心を解き放て!と三軒家さんが強く言う場面が良かったです。白洲美加は、自分を解放することができたと屋代課長に泣きついて、三軒家さんは工事の作業員の人にハンマーを返して、予定通りの白洲家の撤去をお願いしていました。

夫と正式に離婚して三軒家さんが探した新しい部屋に暮らし始めた母親の貴美子さんは、三軒家さんにもらった双眼鏡を娘の白洲美加に渡していたのですが、母親に言われて一緒にベランダに出た白洲美加が双眼鏡の先に見たのは別のマンションのベランダから手を振る父親の姿でした。三軒家さんは、白洲美加の両親の部屋を双眼鏡で見える距離で用意したようでした。そして、離婚をして自由になって出会い直した両親は、離婚する前よりも仲の良い夫婦らしくなったようで、娘の白洲美加は少し呆れていたようだったのですが、二人は幸せそうでした。

家を売る三軒家さんと家を売らない白洲美加は、営業成績も性格も外見も対照的に描かれているのですが、「実家」があるかどうか、両親が生きているかどうか、というようなところも、三軒家さんと白洲美加さんは対照的だったようでした。

それぞれの人にそれぞれの実家や故郷があって、思い出のある実家や故郷を心の支えにしている場合、それを失うことは怖いかもしれないけれど、精神的にも物質的にも、過去の思い出に囚われていることが幸せかどうかは分からないですし、家族が一緒に暮らすことがその家族にとって最善のことなのかどうかも分からないなと、今回のドラマを見ていて改めて思いました。

屋代課長は三軒家さんを好きなのではないかと疑う庭野さん、前回でエースとしてのプライドを取り戻し庭野さんともう少し親しくなった足立聡(千葉雄大さん)、屋代さん行きつけのBAR「ちちんぷいぷい」のママの珠城こころ(臼田あさ美さん)、白洲美加の「GO!」にも振り回される宅間さんなど、登場人物の個性や役割がしっかりと描かれているように思えるところも良かったですし、第7話も、最後まで楽しく見ることができました。

庭野さんのお見合い相手の竹野内社長の娘が声が小さ過ぎる人で、なかなか聞こえない声を庭野さんが何度も聞き返していたところも面白かったです。声の大きい三軒家さんとは正反対のタイプということだったのかもしれないのですが、三軒家さんのアドバイス通りにしようとして失敗していた庭野さんとの縁談を断る理由ははっきりと挙げていたようでした。

今回の最後では、新宿営業所に屋代さんの元妻(桜井淳子さん)が現れていました。「家売るオンナ」の次回の物語も楽しみにしたいと思います。


ところで、このドラマの後、私はTBSの「NEWS23」を見ることにしたのですが、その報道で、昨日の24日の朝(イタリアでは午前3時頃だそうです)、イタリア中部のペルージャ付近に発生したというマグニチュード6.2の震源の深さが10キロと浅い震度5強の地震で、山間部のアマトリーチェという町やペスカーラデルトロントという町が、ほとんど町ごと無くなるほどに壊滅した状態になっているということを知りました。未明の頃の建物の崩壊によって、多くの方が亡くなっているそうです。番組ではイタリア半島の地図が示されていて、その半島を縦断するような長いアペニン山脈の上に線が引かれていたのですが、今回の地震は、2009年に発生したイタリア中部地震(ラクイラ地震)と同じ正断層の地震なのだそうです。ラクイラ地震では、300人以上の方が亡くなったそうです。詳しいことはよく分からないのですが、報道で伝えられていた、崩壊している町の様子が衝撃的でした。日本も支援をできるでしょうか。

地震の予測は、できると言う研究者もいますが、できないと言う研究者のほうが多いようですし、現代の技術では実際には難しいのかもしれないと思います。耐震工事がなされていない家が倒壊したのではないかとも言われていましたが、普通の家なら、多少の耐震工事をしても、震度が浅い大きな地震では倒壊を免れることはできないような気がします。倒壊しないようにすることも大切ですが、倒壊した後いかに早く救助をするか、いかに手際良く瓦礫などを片付けて町の復興をするかということが大切なのかもしれないと思います。
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