「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」第8話

フジテレビのドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の第8話を見ました。

先輩刑事の東海林泰久(横山裕さん)に「正当防衛」に使うためのナイフを見つかり、刑事を辞めるよう言われた警視庁刑事部捜査第一課・厚田班の新人刑事の藤堂比奈子(波瑠さん)は、厚生労働省の管轄の「精神・神経センター」に入所中の心療内科医の中島保(林遣都さん)に事情を話し、中島さんが刑事を辞めるのを止めようとするのを振り切って、さようならと伝えて別れていました。

比奈子さんが退職の旨を班長の厚田巌夫(渡部篤郎さん)に話そうとした時、連続殺人犯の佐藤都夜(佐々木希さん)が入院中の病院から刑務官を殺して脱走したという一報が入って来ました。厚田さんは部下の比奈子さんが狙われると推測し、比奈子さんは東海林さんの見張りの下しばらく自宅を出てホテルで暮らすことになりました。

その頃、長野県と群馬県と埼玉県では、カエルやハムスターやスズメやハトやカラスや猫が惨殺され、その死体の中に人間の身体の一部がいくつか入っているという事件が発生していました。長野で最初に見つかった場所は、比奈子さんの出身地付近でした。東京でも、人間の手が入った犬の惨殺死体が見つかったということでした。帝都大学医学部の法医学教授で監察医の石上妙子(原田美枝子さん)の話では、大人の男性5人分のものであるようでした。比奈子さんが事件の発生場所を地図で確認すると、長野県から少しずつほぼ一直線に東京へ近づいていることが分かりました。

厚田さんは、小動物殺害事件の資料を比奈子さんに渡し、中島先生にプロファイリングを頼んでほしいと話したのですが、比奈子さんはそれを断り、退職願を厚田さんに差し出しました。中島先生のところへは、東海林さんが行くことになりました。「精神・神経センター」の中島さんを訪ねた東海林さんは、資料を読んだ中島さんから、シリアルキラーの成長過程を見ているようだと言われました。そして、自分には藤堂さんを助けることができない、一緒に地獄へ落ちてしまうと話す中島さんから、藤堂さんを助けてあげてほしいと頼まれました。

東海林さんは、比奈子さんの部屋の隣の部屋に泊まっていたのですが、その頃、部屋で休んでいた比奈子さんは、高校生の頃の夢を見ていました。自宅近くのある倉庫に入った比奈子さんは、探していた、小動物を殺す犯人の姿を見て満足したようでした。その犯人は、自分を怖がらない比奈子さんを面白がり、小動物の血のついたナイフを比奈子さんの足元に投げて、自分らしく人を殺したらいいと勧めていました。比奈子さんは、高校生の比奈子さんがそのナイフを拾おうとするのを阻止するために、自分で拾おうとしたのですが、その瞬間、邪魔すんな、という声が聞こえ、その声ではっと目を覚ましました。

その頃、小動物の事件を分析していた中島さんは、動物の死体が見つかった地名とその数に着目しました。紙に書いて解くと、それは「とうどうひなこ」となりました。小動物事件の犯人は、初めから比奈子さんを狙っていたのでした。

隣の部屋で「藤川」の着信の電話に出た東海林さんは、比奈子さんを狙うためにホテルに来た都夜さんの声に驚き、比奈子さんを助けようと慌ててドアを開けた直後、何者かに後頭部を殴られて気を失ってしまいました。警視庁刑事部捜査第一課片岡班の班長の刑事の片岡啓造(高橋努さん)や川村浩二(松川尚瑠輝さん)は、比奈子さんたちの止まっているホテルに入っていく都夜さんを見つけ、急いで追うことにしました。

階段で上がった片岡さんは、誰も見なかったと言う青色のワンピースの女性とすれ違い、同じ廊下で比奈子さんと出会ったのですが、その直後、片岡さんは背後から近付いてきた女性に首を切られて血の溢れるのを手で押さえながら倒れてしまいました。その女性は、都夜さんではなく、高校生の比奈子さんにナイフを渡した、青い目の犯人でした。

脚本は古家和尚さん、演出は白木啓一郎さんでした。

第8話では、比奈子さんの悩みと都夜さんの脱走と小動物殺害事件とが同時進行しながら、比奈子さんの過去の問題につながっていました。

比奈子さんの夢の中の「邪魔すんな」の声の場面や、東海林さんが殴られた場面、片桐さんが首を切られた場面など、どれも突然のことだったので、ドラマを見ていてはっとしました。ホラー的なサスペンスの要素が強い回でした。

全体的には、このドラマらしい作りになっていて良かったように思います。ただ、ドラマの最初のほうで、刑務官が都夜さんに殺されている病室の現場を見た比奈子さんが、殺された男性刑務官は都夜さんに「誘惑された」と解説しているのを聞いていて、それは違うのではないかなと、少し気になりました。

連続殺人犯への見張りが雑過ぎるのではないかというような展開はともかくとしても、男性刑務官はそもそも犯人を管理する側の人なのですし、立場的には弱い、管理される側の犯人の女性が刑務官による性的な被害に遭いそうになっていたと考える方が自然であって、犯行途中の男性刑務官の遺体を見た際の比奈子さんたち刑事が、刑務官のほうが女性に誘惑された、あるいは女性のほうが刑務官を誘惑したと考えるのは、私には、少し不自然というか、間違っているような気がしました。

今回の第8話は「前編」で、予告によると、次回の第9話が最終話なのだそうです。最初から全9話の予定のドラマだったのでしょうか。次回の「後編」が「解決編」となるのかどうかは分かりませんが、次週の最終回も楽しみにしていようと思います。


ところで、これはこのドラマと全く関係のないことなのですが、このドラマの放送時間の前に見たテレビ東京の「開運!なんでも鑑定団」の最後に鑑定されていた、96歳の老婦人の方の、杉山寧さんの桃の絵がとてもきれいでした。手折ったばかりのような枝も桃の実も葉も瑞々しくて、桃の色に近い背景の色にも温かい雰囲気がありました。光沢のない銀色のシンプルでモダンな感じの額も絵によく合っていて、良かったです。テレビの画面の映像で見ただけなのですが、すてきな絵だなと思いました。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム