「営業部長 吉良奈津子」第7話

フジテレビの「木曜劇場」のドラマ「営業部長 吉良奈津子」の第7話を見ました。

第7話は、東邦広告の役員会議の結果として営業開発部の9月末での解散を突然言い渡された部長の吉良奈津子(小山奈津子、松嶋菜々子さん)が、営業開発部が解散させられる本当の理由を部下たちと共に探り、営業開発部の名義で架空口座が作られ会社の粉飾決算のために利用されていたことを知り、前部長の平河さんからはそもそもそのために一年間の期間限定で営業開発部が作られたということを教えられ、リストラ費用まで架空口座を使って得たお金の中に混ぜて営業開発部ごと消そうとする計画の主犯だった営業局の常務の斎藤良一(石丸幹二さん)に直接営業開発部を残してもらうための対決を挑んでいく、というような話でした。

脚本は井上由美子さん、演出は西浦正記さんでした。

まだスランプに陥って悩んでいた、奈津子さんの後輩のクリエイティブディレクターの高木啓介(松田龍平さん)が、自分で複雑にしているだけなのだからもっとシンプルに考えればいいというような奈津子さんの言葉に背中を押されて、ともかくできることをやってみようと進み出していた場面が良かったです。

一条達哉(DAIGOさん)は、斎藤常務の仲間だということを自ら明かし、営業開発部は「ごみ箱」だと、奈津子さんとその部下たちの悪口を言って、営業開発部を出て行きました。副部長の米田利雄(板尾創路さん)、郷貴志(高木渉さん)、川原義雄(岡田義徳さん)、神崎あすか(足立梨花さん)、派遣社員の今西朋美(中村アンさん)は奈津子さんと共に裏金の真相を探り、
一条さんについて行ったかのように見えていた丸尾裕人(白洲迅さん)も、一条さんから情報を得るために、営業開発部の存続のために奔走していたことが分かり、営業開発部に戻ってきました。そのようなところも、何となくほっとする場面だったように思います。

夫の小山浩太郎(原田泰造さん)と謎のベビーシッターの坂部深雪(伊藤歩さん)との「不倫」を知った奈津子さんは、家に部長はいらないと言い捨てて出て行った夫のことにショックを受けつつ、斎藤常務たちの悪事を知って、クビは向こうだと、斎藤常務との対決を決意していました。

過程より結果が重視されることのほうが多そうな今の日本の会社の中で、奈津子さんの営業が成功したことよりも奈津子さんが言う通りにしなかったという過程のほうが重視されていることに少し驚いたのですが、架空口座のことは社長たちも知っていることなのでしょうか。それとも、常務周辺しか知らないことなのでしょうか。

今回も、やはり夫とベビーシッターの不倫の要素は無いほうが良かったように思えてしまいましたし、“お仕事ドラマ”として、奈津子さんたちの広告会社での仕事のことがもう少し丁寧に描かれていたなら、もっと面白いドラマになったのではないかなと思います。


ところで、このドラマを見る前、夜8時から放送されていたNHKのEテレの「ハートネットTV」の「シリーズ 熊本地震(9)また、取り残されるのか―障害者支援・東俊裕さん―」という特集を見ることができたのですが、そこでは、4か月経ってもまだ倒壊した家々が残されている熊本の町の様子や、障害があって家の片付けができない方の暮しや、避難所や仮設住宅がバリアフリーになっていないということが、「被災地障害者センターくまもと」の事務局長で熊本学園大学の教授の東俊裕さんの視点で伝えられていました。

生活に車椅子が欠かせない被災者が市役所から玄関先の段差にスロープを付けるのを断られたり、仮設住宅の入り口が車椅子の幅よりも狭かったり、家の中にも段差が多かったりという、約5年前の東日本大震災の時の教訓があまり活かされていないらしいということに驚きました。

ユニバーサルデザインという意味だと思うのですが、番組ではそのことが別の言葉で言われていて、私は今それが何だったか忘れてしまったのですが、ともかく、仮設住宅そのものやトイレやお風呂などの設計や、避難先で使う道具などのデザインが、障害の有無に関係なく、誰にとっても使いやすいユニバーサルデザインのものになっていないということが言われていました。

東日本大震災からの5年間の間に、そのようなデザインのことはそれほど考えられていなかったということなのかもしれませんが、世の中にはたくさんの設計事務所やデザイン会社があるようですし、被災した方の年齢や性別や傷害の有無に関係なく、誰もが生活しやすくなるということなので、設計事務所の方が最初からユニバーサルデザインのものを設計しておけばいいのではないかなと思ったのですが、市役所がどの会社と提携するかということによるのかもしれないなとも思いました。

精神的な障害を抱えている方の中にも、相談できずにいる方がたくさんいるのだそうです。報道されていることによると、宮城や岩手や北海道の台風10号の被害も大きくて、亡くなった方もいました。昨夜の番組では、東さんが屋根の修理をした精神的な疾患を抱えているという女性に、費用を負担してくれるというNPO?の団体に申請してみるということを話していたのですが、そのような制度のことを知らない方も多いかもしれないと思いますし、政府には、国のお金を早く被災地の福祉や清掃や復興のために使ってほしいと思いました。障害のある方が取り残されているという事実が被災地で起きているということを、Eテレの番組の中だけではなく、総合テレビの「ニュース7」や「ニュースウォッチ9」などの普通の報道番組の中でも、もっと報道したほうがいいのではないかなとも思いました。
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