「そして、誰もいなくなった」第8話

日本テレビの日曜ドラマ「そして、誰もいなくなった」の第8話を見ました。

政府のサーバにハッキングするために藤堂新一(藤原竜也さん)が飛ばした「停電爆弾」を搭載したドローンを公安警察の鬼塚孝雄(神保悟志さん)と共に追いかけることになった、新一さんの大学時代の友人で総務省の官僚の小山内保(玉山鉄二さん)は、車の中で、一年前の新一さんが話していたことを思い出し、新一さんによる「テロ」かもしれないと感じていました。

しかし、ドローンは、送電施設の上で爆発することなく、突然引き返していきました。新一さんの「弟」だった日下瑛治(伊野尾慧さん)が、かつて新一さんの触ったグラスから採取していた指紋のデータを使って、プログラムを書き換えたのでした。

各地から戻ってきた7機のドローンはビルの屋上にいた新一さんの頭上に集まり、ドローンを追いかけてビルの下に集まった警察官たちは、「テロリスト」の新一さんを捕まえようとビルの中に入ってきました。指示を記した謎の手紙が瑛治さんの部屋に届けられるようになった1か月前からの出来事を考え、自分を陥れている「あの男」に気付いた新一さんは、機材をそのままにしてビルの階段を下りたのですが、途中で鬼塚刑事たちに見つかってしまいました。しかし、その時停電が起き、新一さんは隠れていた小山内さんに助けられました。

新一さんを助けた小山内さんは、自分のレコーダーを新一さんに渡し、あとは自分で決着を付けろ、陽の当たる場所へまた戻って来いと伝えて、新一さんと別れていました。

ビルの外へ出た新一さんは、レコーダーの音声を聞き始めました。それは、行方不明になっていた新一さんを捜していた小山内さんが声で残していた日記のようなものでした。それによると、以前に小山内さんが拘置所に入っていたのも、突然殴ってきた馬場(小市慢太郎さん)と乱闘になっていたためだったようでした。その馬場さんに殴られて車ごと海に沈められそうになっていた小山内さんのレコーダーの音声から、約一か月間の出来事を知った新一さんは、もともとシングルマザーだったという育ての母親の藤堂万紀子(黒木瞳さん)が自分の味方かどうか分からないということも知りました。

堂々を街中を歩いた新一さんが、アパートの2階の瑛治さんの部屋のドアを開けると、そこには電動車椅子に座る母親の姿がありました(万紀子さんがどのように2階の部屋まで上がったのかなどは不明です)。どうしてここを知っているのかと驚く新一さんに、万紀子さんは、ここはお父さんの遺産で買った私のアパートなのだと打ち明け、自分の荷物の中のある写真を見るよういいました。それは万紀子さんがよく見ていた小学校の運動会の時の写真だったのですが、それを見た新一さんは、この子は誰なのかと戸惑っていました。全て私が悪いのだと嘆いていた万紀子さんは、新一さんが振り返った時には部屋の柱に捕まって立ち上がっていて、ナイフを新一さんに向けて振り下ろそうとしていました。

脚本は秦建日子さん、演出は佐藤東弥さんでした。

第1話などで小山内さんがレコーダーに呟いていた音声も、新一さんに渡したデータの中に入っていたのでしょうか。

今回では、新一さんに近づいて友達のようになっていた瑛治さんの新一さんへの「裏切り」が描かれていたのですが、瑛治さんは万紀子さんの実の息子で、新一さんの義理の弟ということなのかもしれません。

予告によると、次回の第9話が最終回なのだそうです。最終回の予告の映像では、新一さんと瑛治さんの対決が強調されていました。

ただ、政府のサーバを停電中にハッキングして「パーソナルナンバー(個人番号)」を消去するという、新一さんの「テロ」の計画は失敗していましたし、今のところ「誰もいなくなった」というほどには、登場人物たちはいなくなっていません。

ビルから転落した君家砂央里(桜井日奈子さん)と弁護士の西条信司(鶴見辰吾さん)は死亡したようですが、馬場さんは行方不明のままです。

新一さんの婚約者の倉元早苗(二階堂ふみさん)は、「ミス・イレイズ」のことを課長の田嶋達生(ヒロミさん)に聞こうとして、引っ越しの支度中だった田嶋さんの部屋の押し入れのトランクから札束がはみ出しているのを見つけてしまい、田嶋さんに首を絞められていました。

瑛治さんが犯人、というだけの展開で終わるということはないだろうとは思いますが、「謎」を詰め込むこの物語は、あと1話でまとまるのでしょうか。

行政が管理する個人番号(ドラマの「パーソナルナンバー」は現実の「マイナンバー」よりももっと多くの個人情報が一つの番号に結び付けられているようです)が失われるということは、自分を客観的の証明することができなくなるということだけではなく、小山内さんによると、社会的信用を失う、ということでした。敗戦直後の混乱期のように、役所の戸籍が乗っ取られて成り済ましの別人に土地や財産を奪われるというような詐欺事件が横行するのではないかということでした。戸籍の売買というものは、このドラマでも少し描かれていましたが、今でも実際にあるそうですし、北朝鮮の工作員による拉致被害の話の時にも出てきていたような気がします。昔の伊勢湾台風上陸時の混乱に乗じて戸籍を乗っ取ったとか、ミステリー小説にも、成り済ましという要素はよく出て来るような気がします。

このドラマは、第8話までを見た限りでは、特に社会派のドラマではなかったようにも思うのですが、個人番号データの消滅が「社会的信用」を失うということにつながるのなら、「社会的信用」を多く持たない者たちが暗躍するドラマになっていても良かったのかもしれないなと思いました(怖過ぎて見るのをやめてしまうかもしれないですが)。

どのような最終回になるのか、来週の物語もそれなりに楽しみにして見てみようと思います。


ところで、これはこのドラマとは全く関係のないことなのですが、昨日の報道で、1997年に87歳で亡くなったカトリック教会の修道女のマザー・テレサが「聖人」となったとフランシスコ法王が宣言したということを知りました。インドで貧しい人々の救済活動に尽くしていたマザー・テレサが亡くなったのは1997年の9月5日ということなので、聖人と決まったのはその前日です。没後19年で列聖するのは、異例の早さなのだそうです。マザー・テレサさんはノーベル平和賞を受賞している方でしたし、2003年には当時のローマ法王のヨハネ・パウロ2世が「福者」としたということだったので、詳しく知らない私は、有名なマザー・テレサさんはすでに聖人になっていると勝手に思い込んでいたので、まだなっていなかったのかと、少し驚きました。昨日にはバチカンでマザー・テレサの列聖式という式典が行われたそうで、サンピエトロ広場には、世界中からたくさんの人々が集まったそうです。私には、実感として分かるというわけではないと思うのですが、マザー・テレサが聖人となったことは、きっととても良いことなのだと思います。報道で知って、私も単純に、良かったと思いました。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム