「ワンス・アポン・ア・タイム4」第22回

NHKのBSプレミアムの海外ドラマ「ワンス・アポン・ア・タイム4」の第22回を見ました。

1966年12月、おとぎ話の絵本の作者のアイザック・ヘラー(パトリック・フィッシュラーさん)は、カラーテレビを売る電気店で働きながら作家を志していたある日、手紙でスター出版に呼び出されました。作家デビューできるのかもしれないと思っていたアイザックは、社長らしき人物からテストとしていくつかのペンの中から1本のペンを選ぶよう言われ、あるガラスのペンを選びました。するとそのペンが一瞬青く光り、それを見た社長らしき人物は、アイザックを「作者」の後継者と認め、何もない部屋の中に魔法でドアを出し、ドアが見えているアイザックに、見えているのならそれは君が魔法を信じているということだと言い、アイザックをドアの向こうに広がっている森へ連れて行きました。

現在のメイン州のストーリーブルックの町では、レジーナ(ラナ・パリーヤさん)とエマ・スワン(ジェニファー・モリソンさん)、ヘンリー(ジャレッド・ギルモアさん)、白雪姫のメアリー・マーガレット(ジニファー・グッドウィンさん)、チャーミング王子のデヴィッド・ノーラン(ジョシュ・ダラスさん)、フック船長のキリアン(コリン・オドナヒューさん)、ロビン・フッド(ショーン・マグワイアさん)が、魔法使いの屋敷の書庫で作者のアイザックを止めるための絵本を探していました。

すると、そこへピノキオのオーガストが来ました。オーガストが持っていた魔法使いの弟子の似顔絵を見たキリアンは、その老人を知っていると言い、ゴールドさんに操られて魔法の帽子に閉じ込めたことを打ち明けました。ブルーフェアリーの修道院長は、魔法使いの弟子の箒を使って、魔法使いの弟子を帽子から出すことに成功し、助け出された魔法使いの弟子は、作者のアイザックを再び絵本のページの中に閉じ込めるため、エマやレジーナとゴールドさんのお店へ急ぎました。

その頃、キリアンとメアリーとデヴィッドは、メアリーの家の台所の引き出しから絵本を取り出していました。

黒くなった心臓によって弱りつつあるルンペルシュティルツキンのゴールド(ロバート・カーライルさん)は、魔法のペンを使ってもさすがに生き返らせることはできないという息子のベルファイアについて、蒸す声の記憶の中に、父親を一度でもヒーローだと思った過去があるように修正してしてほしいとアイザックに頼んでいました。他人の幸せが花開くのを見る度に自分に欠けているものを痛感してきたと話していたアイザックは、自分に似ているというゴールドさんの願いを聞き入れてそのように修正したらしく、少しして最後の白紙のページに「THE END」と記して、新しい物語を完成させました。

物語が完成すると、ストーリーブルックの町は光り、地震のような揺れが起こりました。

ヘンリーは、メアリーたちの自宅の2階の部屋で目を覚ましました。台所には絵本が落ちていたのですが、家の中にも、町にも、誰一人いませんでした。エマの黄色の車も、ゴールドさんのお店もそのままあったのですが、人の気配のない道路に枯れ葉が舞うばかりでした。

黒い車を勝手に運転してストーリーブルックの外へ出たヘンリーは、町の喫茶店の店員に家族の写真を見せて行方を探していたのですが、家出少年と思われて通報されそうになってお店を出ようとした時、棚にアイザック・ヘラー作の「ヒーローと悪役」という新刊小説を見つけました。

アイザックは、ベストセラーとなった「ヒーローと悪役」の出版記念イベントで講演とサイン会を行っていました。ヘンリーは、ファンに混ざってアイザックに会い、物語が「ヒーローと悪役」の通りに書き換えられたことを教えられました。ヘンリーはもともとこの世界の子供であるために絵本の世界に閉じ込められることがなかったのでした。アイザックが掟を破って自分のハッピーエンドを書いたため、魔法のペンから魔力は失われたということだったのですが、物語の原本は持っていました。アイザックをページの扉に閉じ込めるための鍵を持っているヘンリーは、それでアイザックを脅して新しい絵本を奪い、後ろのほうのあるページを開き、絵に描かれた小屋のドアに鍵を差し込み、絵本の世界の中に入っていきました。

ヘンリーが入ったのは、ロビン・フッドたちのいるシャーウッドの森のようでした。銀色の剣を拾って見ていると、そこにアイザックも現れたのですが、アイザックはヘンリーを盾のような板で殴り、縄で拘束しました。森に現れる大きな鬼にヘンリーを殺させようとしていました。鬼が現れてアイザックが素早く逃げると、助けを呼んだヘンリーの前に、白馬に乗った騎士が現れ、魔法で鬼を退治してヘンリーを助けました。その騎士は、ルンペルシュティルツキンでした。新しい世界で、ルンペルシュティルツキンは、人助けをする騎士となって活躍していました。

ヘンリーは、「ヒーローと悪役」の本を読んで森に仕掛けられた「罠」を避けながら、森の奥へ進み、「彼女の我が家」という洞窟へたどり着きました。ヘンリーに弓矢を構えて現れたのは、狩人のレジーナでした。

レジーナは、自分を「ママ」と呼ぶヘンリー少年の不思議な話を信じようとはせず、ヘンリーに見せられた、「未来」のことが書かれた本を怪しんで焚き火の中へ放り込んでしまいました。ヘンリーは火の中から本を取り出そうとしたのですが、ページを少し破り取ることしかできませんでした。

ヘンリーは、レジーナに、ロビン・フッドと出会ってキスをすれば「真実の愛」で元の世界に戻るはずだと説明したのですが、ロビン・フッドは商売敵だからあり得ないと一蹴されてしまいました。レジーナは、女王に恨まれて森を追いかけ回されていたため、その森を出ようと考えいました。そして、ヘンリーを置いて一人で森の奥へ行ってしまいました。

作者のアイザックは、森の中でヘンリーを捜している時、罠にかかって黒い服を着た七人のこびとたちに捕まり、レジーナの仲間の反逆者だと思われて女王のお城へ連れて行かれました。

レジーナを恨んで処刑しようとしていた女王とは、白雪姫のことでした。黒いドレスを着た白雪姫は、リロイが連れてきたアイザックを処刑させるため、赤い心臓で家来のチャーミング王子を呼び出しました。チャーミング王子にその場で首を切り落とされそうになったアイザックは、あなたが本当は誰を愛しているのかを知っていると言い、白雪姫の女王が愛していたのはチャーミングの双子の兄のジェームズ王子だったこと、ジェームズが死んだのはレジーナのせいであることを伝えました。レジーナが現れる場所を教えるからと、命乞いをして取引を持ちかけるアイザックを生かしておくことにした女王は、レジーナと一緒にいる少年も殺してほしいというアイザックの頼みを面白そうに聞き入れました。

森で馬車を襲ったレジーナは、馬車の中にいた女王に捕まり、心臓を抜き取られそうになりました。少年のことを訊くために心臓をレジーナに戻した女王は、愛する人を殺したレジーナに復讐をしようと火の玉を出したのですが、それは矢に射抜かれて中断されました。レジーナを助けに現れたのは、商売敵のロビン・フッドでした。ロビン・フッドの行きつけの酒場で怪我の治療を受けたレジーナは、そこで初めてロビン・フッドと対面したようでした。

レジーナは、ありがとうとお礼を言って、ロビン・フッドと少し友達のようになっていたのですが、ロビンから自分の代わりに仲間を率いてほしいと頼まれ、ロビンが結婚式を控えていることを知りました。酒場にいたロビンを迎えに来た婚約者は、西の魔女のゼリーナ(レベッカ・メイダーさん)でした。

レジーナには、ゼリーナが姉だという記憶もありませんでした。レジーナは、ロビンとゼリーナを祝福してお店を出て、外で待っていたヘンリーにロビンの結婚のことを話し、私には真実の愛は手に入らないのだと、「希望」を持たせたヘンリーのことを少し怒っていました。

ヘンリーは、その結婚式の鐘の音を止めなくてはいけないと気付き、この世界では最強の魔法使いになっているはずだという救世主のエマの居場所をレジーナに訊ねました。レジーナは、最初は知らないと答えていたのですが、噂を聞いたことがあると、女王に塔の上に閉じ込められている人のことをヘンリーに話しました。エマは、孤島の塔の最上階の牢獄のような部屋で、両手と両足を鎖につながれ、髪を振り乱した姿で叫び声を上げていました。

第22話は、このような物語でした。作者のアイザックの書いた新しい物語の始まりの「前編」であるようでした。

完全に魔法の森の出身者ではない、現実の世界の人間のヘンリーが活躍する回でもありました。

主な登場人物の全員が登場したわけではないので、ヒーローと悪役が完全に入れ替わっているのかどうかはよく分からなかったのですが、白雪姫と悪い女王の立場は入れ替わっていました。白雪姫を守る七人のこびとたちも、悪い女王陛下に使える悪党の集団のようになっていました。

作者のアイザックは、小説家として成功を収めたいというだけの出世欲のある人という感じで、性格は悪いけれど極悪と言うことではなく、自分の書いた罠に引っかかるなど間の抜けた人でもあるようでした。

ロビン・フッドは良い人のままだったように思うのですが、それは以前の物語の世界では悪役だったゼリーナがロビンの「妻」として望んだことだからなのかもしれません。

新しい物語の中のルンペルシュティルツキンのゴールドさんが、白馬に乗った正義の騎士という、分かりやすいヒーロー像になっていたのが、何だか面白かったです。新しい物語のルンペルシュティルツキンもヘンリーの記憶がなかったようだったのですが、ゴールドさんは、できることなら息子のベルファイアの前でということになるのだろうと思いますが、本当に「ヒーロー」になりたかったのだと思いました。

絵本のページの扉を開く鍵を持ったヘンリーが、文字通りに鍵となって、絵本の中のさらなるパラレルワールドで活躍するという展開も良かったです。これまでの物語と立場が逆に変わっているということは、救世主だったエマは「悪役」の魔法使いになっているということなのでしょうか。

私はこのドラマをNHKのBSプレミアムの放送で見ているので、アメリカで放送されているこのシリーズの先の物語をまだ知りません。「おとぎ話」を基にしているという点だけでも、このドラマではいくらでも派生的な物語を作ることができそうに思えますし、全員が幸せになる「ハッピーエンド」の結末というものがあるのかどうかもよく分からなくなってきた部分もあるのですが、面白いので、ごく普通に少しずつ、この先の物語も見ていこうと思います。

「ワンス・アポン・ア・タイム4」は全23話ということなので、次回が最終回です。今回の物語の「後編」となる最終回も楽しみにしたいと思います。
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