「渡る世間は鬼ばかり 2016」前編

TBSのスペシャルドラマ「渡る世間は鬼ばかり 2016年二夜連続特別企画」の前編を見ました。

前回から1年半後となる前編は、小島五月(泉ピン子さん)の娘の田口愛(吉村涼さん)が中華料理店「幸楽」の2階をお店として使うことができるように改装すると言い出すところから始まっていて、改装工事をする1か月の間、夫の勇(角野卓造さん)と一緒に近くのマンションの部屋で暮らすことになった五月さんが、「おやじバンド」の活動に忙しくしている勇さんから、いつか一人になった時のために今のうちに何か好きなことを見つけるよう繰り返し言われ、何をしたいのかを探して彷徨うという物語でした。

これまでと同じく、作(脚本)は橋田壽賀子さん、演出は清弘誠さん、音楽は羽田健太郎さん、プロデューサーは石井ふく子さんというドラマです。ナレーターは石坂浩二さんです。

家族と仕事のために生きてきて、それ以外に何をしたらいいのか分からない五月さんは、勇さんの「おやじバンド」にお弁当を持って行こうとしても勇さんに迷惑がられていました。

なかなか会うことができない長男の眞(えなりかずきさん)の公認会計士事務所の先輩の長谷部力矢(丹羽貞仁さん)の話から、眞の妻の貴子(清水由紀さん)が妊娠していることを知った五月さんは、息子夫婦の家事の手伝いをすることができるようになったと喜ぶのですが、6週目でつわりが酷くて家事ができない貴子さんが、つわりは病気じゃないと言う五月さんに気を遣うあまりに吐き気を悪化させていることに気付かず、妻を心配する眞から父親の勇さんを通して、手伝いに行くのも断られてしまいました。

勇さんの母親に会いに行こうと出かけた五月さんは、勇さんの妹の山下久子(沢田雅美さん)から、お母さんは施設に入れたと聞かされて、義母のキミさんのことに自分の将来を重ねてショックを受けていました。

諦めて団体ツアー旅行にでも行こうかと考えた五月さんは、妹の高橋文子(中田喜子さん)と夫の亨(三田村邦彦さん)の旅行会社を訪ねたのですが、亨さんが最近社長のように振る舞っていると愚痴を言う文子さんが出してくれたパンフレットを見た五月さんは、国内旅行の値段の高さに驚いて出かけるのを諦め、自分にも何か役に立つことがあるかもしれないと、長子(藤田朋子さん)の暮らす「おかくら」へ行くことにしました。

しかし、「おかくら」の長子さんは、訪問診療の仕事をしている夫の英作(植草克秀さん)と家族3人で暮らすためにお店を畳もうと考えていて、祖父のお店を継ぎたいと考えている大学生の娘の日向子(大谷玲凪さん)と対立していて、五月さんどころではありませんでした。青山タキ(野村昭子さん)と、森山壮太(長谷川純さん)とまひる(西原亜希さん)は、日向子さんがお店を継ぎたいというなら協力したいと日向子さんの味方でした。英作さんも娘の日向子さんの気持ちを尊重したいと考えていたので、自分には長子さんがいればそれでいいからと、日向子さんを連れて行こうとする長子さんを説得しようとしていました。

五月さんは、大原葉子(野村真美さん)と夫の透(徳重聡さん)の家を訪ねることにしました。透さんと葉子さんは、同じ自宅の事務所でそれぞれ担当を分けて仕事をしていました。双子の子供は5歳になっていました。五月さんは、葉子さんが家事や子供の送り迎えなどを全部お手伝いさんに頼んでいることに最初は少し驚いていたのですが、仕事を好きな葉子さんがお手伝いさんを信頼して家事や育児を任せていて、仕事がない時には母親として子供たちにたくさんの愛情を注いでいるということを知って、安心していました。

それから、五月さんは、姉の野田弥生(長山藍子さん)の家を訪ね、弥生さんの息子の妻だった横川佐枝(馬渕英俚可さん)と一緒に、1か月間、たくさんの子供たちが勉強をしに集まる学童や学習塾のような弥生さんの家の手伝いをすることになりました。弥生さんの夫の良さんは登場しなかったのですが、植木屋さんの仕事は成功して、今は5人の若い職人さんが入っているということでした。野田勇気(渡邉奏人さん)は、かなり大きくなっていて、中学3年生だということでした。良武さんは登場していませんでしたが、高校1年生になったそうです。

ようやく誰かの役に立つやりたいことが見つかった五月さんでしたが、その夜帰宅すると、長女の愛が来ていて、夫の誠(村田雄浩さん)が参加している父親の「おやじバンド」のことで激怒していました。気の強い愛ちゃんは、夫をバンド活動に誘わないよう父親に言い、帰宅すると、今度はそれを夫に伝えたのですが、バンド活動を楽しみにしている誠さんは、妻の勝手な行動についに激高し、離婚をすると言い出しました。五月さんは、勇さんのバンド活動が中止になったために自由ではいられなくなり、弥生さんの家の手伝いを断らなければいけなくなったことを残念そうにしていました。

前編は、このような物語でした。

1年半ぶりの放送ということが気にならないくらい、ドラマの中の世界の「日常」が描かれていました。物語の展開のテンポも良くて、面白かったです。以前よりも説明的なセリフが少なくなっていたように思えて、そのようなところも良かったような気がします。26年前に放送が始まったドラマということですが、今回のスペシャルを見て改めて、良くできているドラマなのだということを思いました。

「幸楽」を舞台にしないというところも、新鮮でした。五月さんは、勇さんから繰り返し、将来のためにも何かしたいことを見つけたほうがいいと諭されていたのですが、何がしたいのか何が好きなのかを五月さん自身がなかなか見つけることができなかったり、みんなに嫌われているのかと悩んだり、誰かの役に立ちたいのだと気付いた五月さんの気持ちが一方的過ぎて空回りしているようなところが、実際にもありそうなことであるように思えました。

今回の前編では、エンディングに流れてきたドラマのテーマ曲に歌詞が付いていたことに少し驚きました。天童よしみさんが歌っていたのですが、歌詞があったとは知りませんでした。あるいは、今回新しく歌詞を付けたのでしょうか。

前編の放送の直後に、翌日(今日)の放送となる後編の予告映像が一切流されなかったところも、潔い感じがして良かったです。後編も楽しみにしたいと思います。
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