「渡る世間は鬼ばかり 2016」後編

TBSのスペシャルドラマ「渡る世間は鬼ばかり 2016年二夜連続特別企画」の後編を見ました。

後編は、父親の勇(角野卓造さん)の「おやじバンド」のことで夫の誠(村田雄浩さん)と喧嘩になった田口愛(吉村涼さん)が父親と母親の小島五月(泉ピン子さん)に夫のことで文句を言いに来るという場面から始まっていたのですが、愛ちゃんは、誠さんが父親の誘いを断れず参加させられているものと思い込んで、誠さんがバンド活動を好きで積極的に練習しているということには全く気付いていなかったようでした。

父親や誠さんたちの「おやじバンド」の演奏を密かに聴きに行った愛ちゃんは、誠さんが楽しそうにキーボードを演奏している姿を初めて見て感動し、申し訳なさそうに帰宅した誠さんに自分の思い込みを話して謝って、これからもバンド活動を続けてほしいと、誠さんの趣味を認めて仲直りをしていました。

勇さんがバンド活動を辞める必要がなくなったことで再び自由時間ができた五月さんは、姉の野田弥生(長山藍子さん)のところの手伝いをすることができるようになったと喜んで出かけたのですが、五月さんが一度断っていた間に、弥生さんのところには新しい人が来ていたので、五月さんの居場所はまたなくなってしまいました。新しく入ったのは、以前弥生さんが勤めていた保育園の先生の北川智子(水町レイコさん)でした。園長だった母親が亡くなり、遺産相続の際に兄弟たちから保育園の土地をお金に換えて分けるか買い取るかするようにと言われ、保育園を続けることができなくなったということでした。

後編には、植木屋さんを経営しながら行き場のない子供たちを預かって職人として育てている野田良(前田吟さん)と、横川佐枝(馬渕英俚可さん)の息子の良武(吉田理恩さん)も少し登場していました。

五月さんが「おかくら」へ行くと、本間長子(藤田朋子さん)が引っ越しの準備をしていました。しかし、夫の英作(植草克秀さん)の診療所には、英作さんの他に医師と二人の看護師さんが忙しくしていて、英作さんたちの役に立ちたいと考えている長子さんが入り込む隙はほとんどありませんでした。

大学を休学し、母親が出て行った「おかくら」を青山タキ(野村昭子さん)と森山壮太(長谷川純さん)とその妻のまひる(西原亜希さん)と協力して経営していくことが決まった日向子(大谷玲凪さん)は、悪いけど清々している、とほっとして、営業再開の日には祖父母の仏壇に手を合わせ、4人で新しい「おかくら」を作ろうとしていました。

一方、旅行会社を経営している妹の高橋文子(中田喜子さん)は、夫の亨(三田村邦彦さん)と離婚したと、五月さんに報告していました。独立心の強い文子さんは、以前もそうだったのかもしれませんが、家に社長が二人いるというような状態を続けることが難しいようでした。

建築家の大原葉子(野村真美さん)は、3世代同居の住宅デザインのコンペで優勝したということでした。新聞に名前を見つけた勇さんは、同じ建築家である夫の透(徳重聡さん)との関係を少し心配していたのですが、葉子さんは、自分が賞を取ることができたのは透さんの協力のおかげだと感謝していて、透さんも葉子さんの受賞を喜んでいました。

その頃、五月さんは、道で見かけた人気のラーメン店で食器洗いのアルバイトを始めることにしていました。最初の頃は忙しい洗い場で食器を落として割ったりしていたのですが、勇さんにはジムに通っているのだとごまかしながら仕事を続けているうちに慣れていったようでした。ラーメン店の3人の男性店員さんたちとも仲良くなっていました。「やりたいこと」が見つかってやる気も出ていた五月さんは、つわりの酷いのが少し治まってきた嫁の小島貴子(清水由紀さん)が息子の眞(えなりかずきさん)や勇さんを通してお詫びに贈ったカーディガンを、不機嫌そうにしながらも受け取っていました。

そうしている間に1か月が経ち、「幸楽」の改装工事も終わりました。入り口は自動ドアになっていて、椅子や装飾が中華料理店らしい雰囲気のものに変わっていました。1階のスペースに新しくつけられていた階段を上がった2階の部屋にも中華風のテーブルと椅子が置かれていて、その奥に五月さんと勇さんの新しい部屋が作られていました。最初は改装に反対していた五月さんでしたが、キッチンのある部屋に感激していました。マンスリーマンションで暮らしている間にベッドに慣れたらしく、布団の上げ下ろしは大変だと勇さんに相談して、ベッドを置くことにもしていました。

五月さんは、葉子さんの受賞のお祝いを新しい「幸楽」で行うことにして、姉妹たちを招待していました。葉子さんは、透さんと双子と4人で来ていて、葉子さんは娘のユキとミキの名前を間違えていたのですが、五月さんは間違えなかったようでした。

最後は、その「幸楽」に集まった姉妹たちの場面でした。ラーメン屋さんで生きてきた五月さんの居場所は、結局ラーメン屋さんだったということなのですが、五月さんはそのような今の自分の環境を幸せなものと感じていました。

作(脚本)は橋田壽賀子さん、演出は清弘誠さんです。

後編には、五月さんだけではなく、他の姉妹たちの家族の生活の変化も描かれていました。一応大団円で終わっていましたし、前編よりは、いつもの「渡る世間は鬼ばかり」の印象でもあったのですが、後編も最後まで楽しく見ることができました。

日向子ちゃんがタキさんや壮ちゃんやまひるさんと始めた新しい「おかくら」の評判が良いことにほっとしましたし、急に手伝いに現れた母親を父親の元へ毅然と追い返す日向子ちゃんの強い感じも、良かったように思います。

自分の「好きなこと」や「やりたいこと」を探して転々と彷徨っていた五月さんがこれまで通りにラーメン屋さんの仕事に生きがいを見つけるという展開は、「鼠の嫁入り」的でもあったように思いますが、身近なところに生きがいを見つけることができるというのがやはり一番幸せなことなのかもしれないなと思いました。

今回のスペシャルドラマは1年半振りということでしたが、今回のように1年に1回の前後編の放送とか、あの人たちはどうしているのかな、と思い出すくらいの感じが、意外とちょうど良いように思いました。

登場人物たちの日常が長く描かれる物語の内容は毎回少しずつ変わっていて、それでも全体として「変わらない」感じを出すことができているというのは、すごいことなのだと思います。

天童よしみさんの歌う、歌詞の付いたテーマ曲が流れていたのも、何だか面白かったです。


ところで、このドラマを見る前、録画をしていたテレビ朝日の10時間の生放送の「ミュージックステーション30周年記念特別番組 ウルトラフェス2016」の放送を少しだけ見ることができました。

嵐の「A・RA・SHI」と「果てない空」と「Sakura」と、8年振りの出演ということでタモリさんと対談をしていた宇多田ヒカルさんの「桜流し」を聴くことができて、良かったです。宇多田ヒカルさんの部分は生放送ではないように見えたのですが、宇多田ヒカルさんの歌は良いなと、改めて思いました。

解散を発表したSMAPは出演していなかったのですが、「日本に影響を与えた曲ベスト100」というのがランキングで紹介されていて、第1位はSMAPの「世界に一つだけの花」でした(4位はサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」で、3位は宇多田ヒカルさんの「Automatic」で、2位は坂本九さんの「上を向いて歩こう」でした)。SMAPがランキングにも入っていなかったら怖いなと何となく思っていたので、第1位になっているのを見てほっとしました。「ウルトラHDリマスター」という映像処理がなされていた植木等さんの「スーダラ伝説」のメドレーも、朗らかで、楽しかったです。
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