「営業部長 吉良奈津子」最終回

フジテレビの「木曜劇場」のドラマ「営業部長 吉良奈津子」の最終回(第10話)を見ました。

第10話は、海外の企業との吸収合併に積極的な東邦広告の幹部に潰されそうになっている営業開発部の社員たちがクリエイティブディレクターの高木啓介(松田龍平さん)の協力を得て大手飲料会社の「シティドリンク」のコンペで「Like a Mother(母のように)」のテーマの良さのプレゼンテーションに挑んでいる間、部長の吉良奈津子(小山奈津子、松嶋菜々子さん)は役員会議に乗り込んで、営業開発部の良さを社長以下役員たちにプレゼンテーションし、実は社長の仲間ではなかった常務の斎藤良一(石丸幹二さん)の裏切りによって、幹部の追放に成功するという話でした。

脚本は井上由美子さん、演出は河毛俊作さんでした。

夫の小山浩太郎(原田泰造さん)の言い分を聞いて一応仲直りをした奈津子さんは、会社を辞めることにすると夫に伝えて、斎藤常務に辞表を提出したのですが、これまでの自分を反省した夫からは一転して仕事を続けることを勧められ、営業開発部の仲間たちからもあなたが必要だと求められて、仕事を続ける決意をしていました。

斎藤常務に辞職の撤回を伝えに行った奈津子さんは、クリエイティブ部に戻ってもいいと提案されていたのですが、営業開発部の部長を続けることにしていました。

奈津子さんを「女王様」に例える冒頭や最後の高木渉さんのナレーション(「天の声」と書かれていました)は面白かったように思いますし、山下達郎さんの歌う主題歌の「CHEER UP! THE SUMMER」もさわやかで良かったように思うのですが、育児休業から会社復帰をすることになった奈津子さんが慣れない営業部で家事と仕事の両立を目指す、広告会社を舞台にした“お仕事ドラマ”としては、全部が中途半端に見えてしまったというか、何か印象が弱かったような気がします。

今期のフジテレビには、「HOPE~期待ゼロの新入社員~」という会社員ドラマがあって、私も一応何となく見ていたのですが、新人社員の成長物語そのものが良かったというよりは、私としては、新入社員(契約社員だったようでした)の一ノ瀬歩(中島裕翔さん)の上司の織田勇仁(遠藤憲一さん)とその部下の親切な主任の安芸公介(山内圭哉さん)が良くて、最終回の、会社に残ることができなくなった一ノ瀬さんが、解雇された後起業していた織田さんと、織田さんと一ノ瀬さんがいなくなった会社を辞めていたかつらの安芸さんと3人でまた一緒に「営業3課」を始めるという展開は、急にファンタジー的ではあったかもしれないのですが、さわやかな終わり方だったように思えました。

でも、このドラマの奈津子さんの物語も、クリエイティブの仕事に戻りたがっていた奈津子さんが本当の「営業部長」になるために、会社員として、妻として、母親として、少しずつ強くなっていく物語だったのかもしれません。

ただ、広告会社のことをよく知らない私には、広告業界のことがそれほど描かれていないように思えたところも、少し残念な部分でした。ドラマを見ていた限りでは、奈津子さんや斎藤常務が心配していた広告の将来が、本当には明るいのか暗いのか、よく分かりませんでした。

このドラマの第1話を見ていた頃、最近のテレビのCMの中では、私は「サランラップ」のカラフルなクマのCMがかわいいと思っていたのですが、季節が秋へ移り変わっていくからなのか、理由は不明ですが、2か月ほど前からはそのCMを見かけなくなってしまいました。苦手なCMは、騒々しい音楽がしつこく流れたり、人の顔が画面に大写しになったりするタイプのCMです(これは今でも放送されています)。「単純接触効果」という心理学用語があるそうですが、単純に繰り返し見たり聞いたりすることでその対象に好意や興味を持つということは、私には比較的少ないような気がします。

ドラマとしては、不正を行う社長たち幹部がいなくなった東邦広告が良くなって、営業開発部の奈津子さんとみんなが仲良くなったこれからのほうが、面白くなっていくところなのかなという気もしました。
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