「人形佐七捕物帳」第1話と、ノーベル物理学賞と、「NEWS23」の小泉元首相のインタビューのこと

BSジャパンの「火曜スペシャル」の連続時代劇「人形佐七捕物帳」の第一夜(第1話)「羽子板娘」を見ました。初回2時間スペシャルでした。

第11代将軍・徳川家斉の時代の江戸を舞台にした物語で、第一夜は、“江戸三小町”の人気にあやかって作られた似顔羽子板が売れていたある日、三人の町娘の一人のお蓮が酔って川に転落して溺死しているのが発見され、次いでもう一人の小料理屋「辰源」の娘のお蝶が神社で刺殺されているのが発見され、南町奉行所の与力の神崎甚五郎(小木茂光さん)から、遺体と共に押し絵の人形の首を切られた羽子板が置かれていたことを知った神田のお玉が池の岡っ引きの人形佐七(要潤さん)が、三小町の最後の一人である、縄張りの地域内の質屋「紅屋」の娘のお組を心配に思い、子分の巾着の辰五郎(三浦涼介さん)やうらなりの豆六(池田純矢さん)と共に下手人を探すため、「辰源」の女中頭や、「紅屋」の女将のお園(田中美奈子さん)や一番番頭の清兵衛(原田龍二さん)への聞き込み調査を始め、お蝶が事件当夜、裏長屋に住む交際相手の紋三郎からの鏡の光の反射を使った合図に呼び出されて神社へ向かったことを知った矢先、お組が行方不明になってしまう、というような話でした。

脚本は稲葉一広さん、演出は村谷嘉則さんでした。主題歌は、巾着の辰五郎さんを演じていた三浦涼介さんの「JUSTICE ~ただ君のすべてを見つめている」という曲でした。

「人形佐七捕物帳」は、私は未見なのですが、過去に何度も映画化やドラマ化がされている人気作品なのだそうです。私はこの枠の時代劇をおそらくちゃんと見たことがなく、今回は、原作の『人形佐七捕物帳』が横溝正史の時代小説シリーズだと知って、初回を見てみることにしました。

私は原作の小説を未読なので、それと比べることはできないのですが、丁稚奉公として入った「紅屋」で長年辛い思いをしてきたという番頭の清兵衛の本当の動機が最後に描かれていたのは良かったと思いました。

人形佐七さんの「人形」の意味はよく分からなかったのですが、推理をする佐七さんの「このからくり、見切ったぜ」という決め台詞は何だか面白く思いました。鏡の合図の光の角度や、羽子板の顔が左向きか右向きかなど、探偵もの的な推理時代劇という印象でした。

要潤さんの演じる岡っ引きの佐七さんと矢田亜希子さんの演じる佐七さんの年上女房のお粂さんは、私には少し現代的過ぎるようにも見えたのですが、もしかしたらあえてそのような演出にしているのかもしれません。

私は、現代劇でもそうかもしれないのですが、時代劇は特に、登場人物が多いと誰が誰なのかよく分からなくなってしまうことが多いです。今回の話を見ている時にも、誰がお蝶さんで誰がお組さんなのか時々混ざっていたのですが、2時間のドラマの1時間が過ぎた頃、佐七さんとお粂さんの短い会話にそれまでの事件の経緯が簡単にまとめられていたので、そのようなところは親切であるような気がしました。

次回からは、通常の約1時間の放送のドラマになるようです。感想を書くことができるかどうか分からないのですが、次回も見てみようかなと思います。


ところで、報道によると、大隅良典教授のノーベル医学・生理学賞の受賞に続いて、昨日には、低温状態で電気抵抗がゼロになる超電導や超流動など、物質に見られる特殊な物理現象がなぜ起きるのかを数学の「トポロジー」という概念を利用して説明する理論的な基礎を築いたとして、アメリカのワシントン大学のデービッド・サウレス名誉教授と、プリンストン大学のダンカン・ホールデン教授と、ブラウン大学のマイケル・コスタリッツ教授がノーベル物理学賞を受賞したそうです。

私は、トポロジー(位相幾何学)のことを、昔にNHKで放送されていた「100年の難問はなぜ解けたのか ~天才数学者 失踪の謎~」というドキュメンタリー番組を見て知ったように思うのですが(他にもいくつかあったかもしれません)、トポロジーやそれを使った理論物理学の考え方は、数学関連のものを苦手に思えてしまう私にも意外と分かりやすく、何というか、自由で、哲学のように、とても面白く思えました。

そのため、昨夜の報道番組では受賞者が「日本人」ではなかったために?ノーベル物理学賞を受賞したアメリカの三人の博士のトポロジーを量子力学に応用した理論(「トポロジカル相転移と物質のトポロジカル相の理論的発見」というのが受賞理由だそうです)の内容は少ししか紹介されていなかったのですが、「トポロジー」と聞いて、何だか少し嬉しいような気持ちになりました。

あと、昨夜のTBSの「NEWS23」には、星浩キャスターによる元総理大臣の小泉純一郎さんへのインタビューの一部が、最初のほうと最後のほうに10分ほどずつ分けられて放送されていました。小泉元首相は退任から10年経ち、テレビ番組のインタビューに答えるのは初めてということだそうです。約90分の「完全版」は、インターネットのTBSの動画ニュースサイトで公開されるということでした。せっかくの小泉元首相へのインタビュー企画なのですし、深夜か早朝などの時間帯でも良いので、テレビ放送で特番を組むことはできなかったのでしょうか。

昨夜の番組の中で一部を見た印象では、東日本大震災後に「脱原発」や被曝したアメリカ兵の方たち救済の活動を続けている、74歳になったという小泉さんの話し方や雰囲気などは、10年前とほとんど変わっていないように思えました。お元気そうで良かったです。私は、小泉元首相に対して悪い印象をあまり持っていないほうなのですが、ただ、自衛隊がアメリカのイラク戦争に加担したことについては、当時も今も、やはり正しいことだとは思えずにいるので、インタビューの中で、当時の後方支援の判断は正しかったと考える小泉さんが星キャスターに話していた、イラク戦争の後方支援をしたことについて批判する者は「同盟国」の何たるかを分かっていないのだ、という意見を聞いても、引っかかる感じは直らないように思えました。でも、小泉さんは調査があるなら協力するということだったので、イギリスのように、政府とは独立した委員会によって、当時イラク戦争に参加した経緯について、早くきちんと検証されるといいなと思いました。
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