「逃げるは恥だが役に立つ」第1話

TBSの新火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の第1話を見ました。初回は15分拡大版で放送されていました。

大学と大学院で心理学を学び、臨床心理士の資格を持っているものの、就職活動が上手くいかず、派遣社員として働いていた会社で派遣切りにあって無職となった森山みくり(新垣結衣さん)は、定年退職をした父親の栃男(宇梶剛士さん)の勧めで、父親の元部下で家事代行サービスを探しているという独身の会社員の津崎平匡(星野源さん)の家で働くことになりました。

几帳面な津崎さんは、自分に合う家政婦さんが見つからずに困っていたところ、若くて美人のみくりさんの掃除の丁寧さや料理の上手さや気配りの細やかさに心を動かされ、みくりさんに家事代行を依頼することにしました。

そのようなある日、みくりさんの両親は、長年の夢を叶えるため、横浜から館山へ引っ越すことになりました。娘のみくりさんも一緒に引っ越す予定になっていたのですが、引っ越したくはないけれど一人暮らしをするお金がないみくりさんは、津崎さんに事情を話して「契約結婚」を頼みました。考えた津崎さんは、家事代行のみくりさんを“専業主婦”として雇用するという「事実婚」をみくりさんに提案しました。そうして二人は、みくりさんの父親の栃男さんと母親の桜(富田靖子さん)に結婚すると嘘を言い、結婚式は挙げないと伝え、津崎さんの部屋での「事実婚」の生活を始めるのでした。

少女漫画風の話だなと思いながら見ていたのですが、海野つなみさんの漫画『逃げるは恥だが役に立つ』を原作としたドラマでした(私はその作品を未読です)。「社会派恋愛ドラマ」だそうです。

脚本は野木亜紀子さん、演出は金子文紀さんでした。

オープニングテーマは、チャラン・ポ・ランタンの「進め、たまに逃げても」という曲で、エンディングに流れていた主題歌は、星野源さんの「恋」というきょくでした。みくりさんを演じる新垣結衣さんや、津崎さんを演じる星野源さんなど出演者たちが、「恋」の曲に合わせて踊るというエンディングでした。

「情熱大陸」や「プロフェッショナル仕事の流儀」の演出は少し楽しく思えたのですが、優秀で高学歴で、誰とでもすぐに打ち解けるような言動をする明るい性格のみくりさんが正社員を目指した就職活動に失敗し続けて「就活フォビア(就職活動恐怖症)」になったという部分の具体的な描写は特になかったように思います。

派遣切りにあって無職となったみくりさんが母親譲りの家事の上手さを生かして、自称・プロの独身の津崎さんと事実婚をし、津崎さんの部屋で専業主婦として働き始めるというような物語で、基本的には、いわゆる少女漫画的な「ラブコメ」のドラマなのだろうと思います。

仕事探しに悩んでいたみくりさんが「結婚」を「永久就職」と表現していたのが、私には少し昭和風にも思えたのですが、今でもそのような言い方がさなれることはあるのでしょうか。事実婚をする決意をしたみくりさんが、そのことを仲の良い両親や親戚の土屋百合(石田ゆり子さん)に隠すことにした理由も、私にはいまいちよく分かりませんでした。

昔は、というか、特に私が小学生くらいの頃は、母親が専業主婦という家庭が多く、それは一般的でごく普通のことであるように思えていたのですが、その後、いつの頃からか、パートの仕事をする人や共働きの会社員の人が増え(兼業主婦?)、専業主婦という存在が贅沢だとか、何もしないで遊んでいるとか、マスコミなどで悪く言われることも増えて、近年には、事故や事件や災害による主婦の人の死などが報道される際に、「無職」と表記されているのをよく見かけるようになりました。主婦(主夫)が無職と書かれているのを見ると、私はいつも何となく、少し寂しいような感じがします。

タイトルの「逃げるは恥だが役に立つ」は、ハンガリーのことわざなのだそうです。みくりさんが一体何から逃げているということなのか、ドラマの中ではそのことわざは使われていなかったので私にはよく分からなかったのですが、もしも、主人公のみくりさんが「職探し」から「結婚(事実婚)」に逃げたというような意味であるなら、このドラマは「専業主婦」の生き方を応援するドラマというわけではないのかもしれないということを、昨夜の放送を見終わってから少し思いました。
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