「相棒season15」第1話

テレビ朝日の新ドラマ「相棒season15」の初回2時間スペシャルの第1話「守護神」を見ました。

第1話は、人を呪い殺してしまったと警視庁を訪ねて来たネイリストの来栖初恵(小野ゆり子さん)と初恵さんを引き取りに来た梶原脩斗(辻本祐樹さん)の隠し撮り写真を、サイバーセキュリティー対策本部の特別捜査官の青木年男(浅利陽介さん)に見せられて興味を持った特命係の杉下右京(水谷豊さん)が、警察学校での研修を終えて社美彌子(仲間由紀恵さん)が課長を務める広報課に配属されていた冠城亘(反町隆史さん)と共に、青森の首刈峠の祈祷師の祖母のトヨ(山本陽子さん)の血を引くために人を呪い殺す特殊能力があり、すでに3人の人間を呪い殺したことがあるのだと初恵さんが主張する呪いによる連続殺人の謎を解き明かしていく、という話でした。

脚本は輿水泰弘さんで、監督は橋本一さんでした。

サイバーセキュリティー対策本部(田中圭さんの演じる岩月彬さんがいたサイバー犯罪対策課とは別の部署なのでしょうか)があるためか、オープニングの映像もデジタル風になっていたのですが、今回には背景に東京の街が復活していました。

浅利陽介さんの演じる青木年男は、「相棒season14」の第15話「警察嫌い」に登場した警察嫌いの公務員だったのですが、今作の「15」から、サイバーセキュリティー対策本部の特別捜査官として登場することになるようでした。大杉漣さんの演じる警視庁の副総監の衣笠藤治も新しい人物だと思うのですが、その衣笠さんと青木さんの父親が友人で、その「コネ」で青木さんは警視庁に入って警察官になったということがドラマの中で説明されていました。

仲間由紀恵さんの演じる社美彌子は、「相棒 season13」の第1話「ファントム・アサシン」に登場してから時々登場している人物なのですが、今回の第1話では、美彌子さんがロシアのスパイと関係があるのではないかと疑われているような部分が強調されていて、謎の人物として描こうとし過ぎているように見えました。

「13」から、プロデューサーが松本基弘さんから桑田潔さんに代わっていて、だからかもしれないとも思ってしまうところがあるのですが、「呪いで人を殺すことができるか」という事件のオカルト風のテーマが、昔の「金曜ナイトドラマ」の「TRICK(トリック)」のようであるようにも思えました。

昨夜の殺人事件は、結局は「呪い」ではありませんでしたし、最終的には、祖母のトヨさんと弟のような存在の脩斗さんという二人の“守護神”の暗示による、初恵さんの殺人の記憶の封印が引き起こした悲劇でした。右京さんと冠城さん、捜査一課の刑事の伊丹憲一(川原和久さん)と芹沢慶二(山中崇史さん)に逮捕され、拘置所に入れられた初恵さんは、幻のように思い起こされる自分の犯した殺人がやはり事実だったことを実感して戦慄し、食事用のプラスチックのフォークで自らの首を切って自殺をしたのでした。

初回は、今作の主な登場人物の紹介も兼ねていたのだと思います。六角精児さんの演じる鑑識の米沢守さんが「14」の最後に警察学校の教官に異動という形でレギュラーからはいなくなってしまったということで、その代わりに益子桑栄(田中隆三さん)という人が新しく鑑識に入っていました。伊丹さんの同期の警察官だそうです。

「花の里」の二代目女将の月本幸子(鈴木杏樹さん)、刑事部長の内村完爾(片桐竜次さん)と参事官の中園照生(小野了さん)、冠城さんの元上司の法務事務次官の日下部彌彦(榎木孝明さん)、今は衣笠さんよりも立場が下であるらしい警察庁長官官房付の甲斐峯秋(石坂浩二さん)なども、登場していました。

そのような人物紹介の部分と事件の部分とが同時進行的に描かれてはいたのですが、私には、中心の事件とは関係のないことが多いという印象でもありました。伊丹さんたちの使い方が少し雑であるようにも思えましたし、スローモーションが使われなくてもよさそうな場所に多用されていたところも、少し気になりました。

無理矢理の登場のようにも思える社美彌子さんや青木さんを謎の存在にしていたところもそうなのですが、警察官になった冠城さんが広報課から特命係に戻って名前の木札を置いた後に、日下部さんの命令で冠城さんを見張っていた諜報部員?が雨の山奥に埋められている場面で終わるというようなところも、私には、このような「相棒」で本当に良いのだろうかと思えてしまう要素でした。

私は「相棒」のシリーズをとても好きで見ていたのですが、良かったのは「season1」の頃から「season7」、そして「season10」までで、「劇場版2」で小野田官房長(岸部一徳さん)がいなくなってしまった後の、「season11」からの右京さんの性格の変化に対する違和感は、「season13」の最終回で3代目相棒の甲斐享(成宮寛貴さん)が実は裏で暴行傷害事件を起こしていたという展開になって決定的になったように思います。

「season14」で冠城さんが4代目相棒となってからの続きの今作の「season15」には、「season13」の要素が引き継がれているので、これからも「相棒」の物語を見ていきたいとは思っているのですが、今の「相棒」は、昔の好きだった「相棒」とは別の「相棒」だと思って見たほうがいいのかもしれないということを昨夜の初回を見て改めて思いました。「相棒」の新作に毎回どこか期待し過ぎてしまうところがいけないのかもしれないのだとは思うのですが、通常の約1時間の放送となる次回以降は、良い刑事ドラマとしての「相棒」になっているといいなと思います。


ところで、昨夜のこのドラマの放送時間には、テレビ東京では「THEカラオケバトル2016年間チャンピオン決定戦 4時間スペシャル」が放送されていました。出演者の方たちの歌がいつもとても上手いので、私も好きで見ている番組なのですが、昨夜の「年間チャンピオン決定戦」では、予選で100点を出した鈴木杏奈さんと堀優衣さん、翠千賀さん、林部智史さん、宮本美季さん、99点台で進出したRiRiKAさんと敗者復活枠の城南海さんが決勝戦に進んで「トップ7」となっていて、決勝戦では、李香蘭さんの「蘇州夜曲」を歌ったオペラ歌手の翠千賀さん、荒井由実さんの「翳りゆく部屋」を歌った歌手の林部智史さん、松任谷由実さんの「Hello, my friend」を歌ったジャズ歌手の宮本美季さんが再び100点を出して、3人で「完全制覇」の同時優勝を果たしていました。

歌の完成度のレベルが高くなり過ぎて、99点以上、あるいは100点満点を出さないと優勝することができないことになっていくというのは、大変かもしれないのですが、本当にすごいことだなと思います。「審査員」ではなく「カラオケの機械」が判定するというのが、やはり公平な感じがしていいのだと思います。機械は、歌う「技術」だけでなく、「表現力の高さ」もちゃんと判定しているということが、最近の放送を見ていると分かります。予選で宮本美季さんが歌っていた鈴木雅之さんの「恋人」も、とても良かったです。出演者の方たちが自分自身をライバルにして戦っているという感じが清々しい歌番組だなと思います。

あと、報道によると、昨日の午後3時頃には、埼玉県の新座市にある東京電力の地下の変電所の送電ケーブルが出火して破損するという事故があり、東京都内の約59万戸が停電し、電車が停止したり、信号機の光が消えたりして、財務省や国土交通省や警視庁や裁判所などの官公省庁も真っ暗になったりしたそうです。全体のことは夜の報道番組を見て知りました。東京電力のミスなのかあるいは第三者による犯罪なのかよく分かりませんが、いずれにしても、ほとんどのものを電気に頼っている都市の危さや脆さを改めて思いました。
プロフィール

Author:カンナ
ブログ初心者です。
感想などを書いています。
マイペースで更新します。
すきなもの
 月・星空・雨・虹・雪
 飛行機雲・入道雲・風鈴の音
 透き通った水・きれいな色
 富士山・東京タワー・ラジオ・音楽
 本・絵画・ドラマ・(時々)アニメ
 掃除機をかけること
にがてなもの
 人ごみ・西日・甘すぎるお菓子
 

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カウンター
検索フォーム