タイのプミポン国王の崩御と、ノーベル文学賞をボブ・ディランさんが受賞したこと

昨夜、私は臨時ニュースで、タイのプミポン・アドゥンラヤデート国王、ラーマ9世が崩御なされたということを知り、驚きました。

その少し前には、プミポン国王陛下を敬愛するタイの国民の方たちが、病院の前の路上に国王の健康を祈るピンク色の服を着て集まって、プミポン国王の平癒を祈っている姿が報道されていたので、何というか、急なことに思えてショックでした。

プミポン国王は、88歳だったそうです。1946年に兄のラマ8世の急死を受けて即位したそうで、在位70年というのは、現在の君主の中で世界最長だったそうです。

プミポン国王は天皇皇后両陛下とも長く親しいお付き合いがあったそうですし、特に秋篠宮ご夫妻がよくタイを訪れて親しくしているという印象がありますし、細かい歴史を知らない私でも、プミポン国王が国民に深く愛されているということは知っているので、軍事クーデターの影響の残るタイは、プミポン国王という大きな存在を今失ってこれからどうなってしまうのだろうと、勝手なことかもしれないのですが、少し心配に思いました。

日本も今年は戦後71年ということですが、70年というのは本当に長くて、今生きている人の多くは70年前を知らないのですし、プミポン国王の崩御なされたタイは、少なくともこれまでの70年とは違う未知のタイになるということなので、国民の方は特に不安に感じているのではないかなと思います。

次期国王にはご長男のワチラロンコン皇太子が即位なさるということですが、報道によると、プミポン国王の崩御を受けて、タイは一年間喪に服することになるそうです。報道番組では、タイの経済活動が減速するのではないかということが言われていたのですが、それを聞いて、天皇陛下の「生前退位(譲位)」についての、象徴としてのお務めについてのおことばのことを思いました。天皇陛下はおことばの中で、社会の停滞や国民の暮らしへの影響、重い殯の行事や喪儀などの行事によって関わる人々や遺された家族が厳しい状況に置かれることになるということをご心配なさり、そのような事態を避けることは出来ないものだろうかとお考えになっていました。

天皇陛下の生前退位(譲位)のお気持ちについて、今の政府(官邸)は、皇室典範の改正による恒久的なものではなく、今上天皇陛下に限った特例法や特別措置法での対応を検討しているということが少し前に報道されていましたが、本当にそのように決まってしまうのだろうかと心配に思います。国民にビデオメッセージでおことばを述べられた天皇陛下のお気持ちが尊重されるといいなと思います。

あと、昨夜には、ノーベル文学賞をアメリカの歌手のボブ・ディランさんが受賞したという臨時ニュースもありました。街の人たちや村上春樹さんの受賞を願っていた方たちも驚いていたのですが、何でもない私も驚きました。

フォークやロックの音楽を“吟遊詩人”として創造してきたボブ・ディランさんは、現在75歳だそうです。反戦の思いや不安な社会のことを真っ直ぐに歌う歌が多いそうで(プロテストソングとも呼ばれるそうです)、洋楽を少ししか知らない私は、ニュースで流れていた「風に吹かれて」を聴いて、ああ聴いたことがあると思ったくらいなのですが、でも、そのような私でもボブ・ディランさんの名前を知っているということは、やはり本当に有名で、世界の音楽業界に影響を与え続けてきた方なのだろうと思います。 

アメリカの歌謡の伝統の上で新しい詩的な表現を想像した、というようなところが評価されたそうで、今回の受賞は、つまり、ボブ・ディランさんの歌の歌詞がノーベル文学賞に値したということのようでした。

私は今まであまり気にしたことがなかったのですが、ノーベル文学賞は、理想主義的傾向、人道主義的傾向の強い文学作品に贈られる賞なのだそうです。

理想主義的文学とは、日本では、夏目漱石や、志賀直哉や有島武郎などの白樺派の作家の文学を言うそうですが、ノーベル文学賞を受賞した川端康成や大江健三郎さんの作品がそれに近いかどうかというと、そうではないような気もします。基本的な基準以外にも、時代や年によって変わるような、細かい基準があるのかもしれません。

ミュージシャンのボブ・ディランさんの歌詞のノーベル賞の受賞については、報道番組では賛否両論あるらしいと言われていたのですが、私は、良いことであるように思いました。ボブ・ディランさんの歌自体はまだよく知らないのですが、良い歌詞が詩として、文学として評価されるということは、文学の幅も広がることだと思います。ボブ・ディランさんはアメリカの方なので、今の日本のミュージシャンだったなら歌詞が理想主的というのは一体誰になるのだろうと思ったのですが、井上陽水さんかなとか、吉田拓郎さんかなとか、浜田省吾さんかなとか、さだまさしさんかなとか考えてみたものの、今の私には、はっきりと思い付くことができませんでした。
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