「IQ246~華麗なる事件簿~」第1話

TBSの「日曜劇場」の新ドラマ「IQ246~華麗なる事件簿~」の第1話を見ました。初回は20分拡大版で放送されていました。

主人公は、北鎌倉の町に暮らしている、やんごとなき人物の末裔として時の権力者に代々守られているという名門・法門寺家の89代目当主でIQ246が受け継がれている沙羅駆(織田裕二さん)です。頭が良すぎて暇を持て余し、殺人事件の謎を解くという新たな趣味を見つけていました。

その他の主な登場人物は、警視庁捜査一課に異動になったばかりで沙羅駆さんの護衛係となった刑事の和藤奏子(土屋太鳳さん)、法門寺家の執事の89代目の賢正(ディーン・フジオカさん)、沙羅駆さんの異母妹の法門寺瞳(新川優愛さん)、捜査一課の刑事で英語を混ぜて話す山田次郎(宮尾俊太郎さん)とお金持ち嫌いの今市種子(真飛聖さん)、遺体の話をするのが好きな監察医の森本朋美(中谷美紀さん)、その助手の足利尊氏(矢野聖人さん)、賢正さんの父親であり沙羅駆さんにとっても父親のような存在の88代目の賢丈(寺島進さん)、その同級生の警視総監の棚田文六(篠井英介さん)でした。

第1話では、衣料品メーカーの社長夫人の桜庭彬子(伊藤かずえさん)のお抱えの寿司職人が失踪した事件を解くことになった沙羅駆さんは、桜庭夫人の家での調査中に、生花店の草野キクエ(加藤貴子さん)や有名なCMクリエイティブディレクターの早乙女伸(石黒賢さん)と出会い、早乙女さんの作ったCMのプランを見終えた後の夜の食事会中、早乙女さんの部下の鈴木なつ実(広澤草さん)が殺されたとの一報が早乙女さんに入ったことから、寿司職人失踪事件と同時に鈴木なつ実さん殺害事件の推理を進めることになりました。

第1話の脚本は泉澤陽子さん、演出は木村ひさしさんでした。

「オールスター感謝祭」の「ミニマラソン」の時の土屋太鳳さんがすごかったという印象もあり、フジテレビの「キャリア~掟破りの警察署長~」の第2話は録画をしておくことにして、この「IQ246」の第1話は放送時間に見てみることにしました。

第1話では、早乙女さんのほうは、昔の「古畑任三郎」(脚本は三谷幸喜さん)のような倒叙型というか、最初に犯人が分かっているタイプの話でした。でも、刑事ドラマというよりは、探偵ドラマに近いのだろうと思います。

法門寺沙羅駆(ほうもんじしゃらく)と和藤奏子(わとうそうこ)の名前を最初に聞いた時、私は手塚治虫の漫画『三つ目がとおる』の写楽保介と和登千代子の名前を思い出したのですが、その写楽くんと和登さんの場合と同じように、このドラマの沙羅駆さんと和藤さんの名前も、シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンから取ったものなのだろうと思います。

織田裕二さんと石黒賢さんが共演しているのを見て、昔のフジテレビのドラマ「振り返れば奴がいる」(脚本は三谷幸喜さんです。シリアスなサスペンスドラマで、夕方の再放送で見たのかもしれないのですが、面白かった印象があります)を少し思い出しました。

ただ、何と言っていいのかよく分からないのですが、織田裕二さんの演じる沙羅駆さんの話し方が、NHKのBSプレミアムで放送されていた(今再放送されています)イギリスのドラマ「名探偵ポワロ」のポワロさん(声・熊倉一雄さん)の話し方をおかしくしたような感じだったので、タクシーを降りた場面で聞いた時、笑ってしまいました。

昨年のフジテレビのお正月のスペシャルドラマ「オリエント急行殺人事件」(脚本は三谷幸喜さんです)の時の、名探偵の勝呂武尊(野村萬斎さん)の話し方もそうだったのですが、今回の沙羅駆さんにしても、どうしてこのような話し方のキャラクターにしたのだろうと(熊倉一雄さんの声のポワロさんは好きです)、ドラマの後半には少し慣れてきたのですが、不思議に思いました。

すごく悪いということでは決してないのですが、「IQ246」の天才的な脳細胞を持つ沙羅駆さんが、もっと天才に見えるような演出があっても良かったような気がします。主人公を「天才」ということにしているのに、事件そのものはあまり変わっていないというか、普通の刑事ドラマの事件のようだったので、少しもったいなく思いました。

いわゆる「小ネタ」が盛り込まれているタイプのドラマで、それを面白く思う方もたくさんいるのだろうとは思うのですが、私としては、それは上手く使わないと、「内輪受け」になってしまうかもしれませんし、物語の流れを停滞させ、主人公(このドラマの場合は沙羅駆さん)の非現実性や浮世離れの感じを中途半端にさせてしまうものであるようにも思います。

この作品も、もしかしたらどこか、連続ドラマの時の「TRICK」や「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」の雰囲気に近いものがあるかもしれないとは思うのですが、どちらかというと、例えば「ATARU」や「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」、少し前の「民王」や「99.9 -刑事専門弁護士-」や「神の舌を持つ男」に近いような気がしました。私は「ATARU」や「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」の物語そのものは好きでしたが、その中の「小ネタ」の面白さ?のようなものは、いまいちよく分かりませんでした。

ドラマを見ていて、第1話の事件解決過程の中で特に気になったのは、沙羅駆さんの作戦でおとり捜査をすることになった刑事の和藤奏子さんが首を絞められても無傷で死ななかったことと、早乙女さんの靴の跡から花粉が採取されたという、パルメザンリリーという毒性のある青いユリの花のことでした。その青いユリの花は、架空の花だったのかもしれないと思うのですが、一体どうして証拠となるものに架空の花を登場させたのでしょうか。

草野さんが寿司職人の男性を殺した理由もよく分かりませんでしたし(もしかしたら私が見逃したり聞き逃したりしまっただけなのかもしれませんが)、寿司職人の遺体がその後発見されたのかどうかもよく分かりませんでした。

事件の中で、早乙女さんは、「13」という人物から完全犯罪を実行するかどうかのメールを受け取っていました。そのことを聞いた沙羅駆さんは、「13」はアルファベットの「M」のことだと言っていたのですが、沙羅駆さんが「シャーロック・ホームズ」だとするなら、「M」は「モリアーティ教授」なのでしょうか。中谷美紀さんの演じる監察医の名前が森本さんですが、でも、それだと分かり易過ぎるかもしれません。

それにしても、IQ(知能指数)とは、一体何なのでしょうか。どのくらいの数値だと、どのくらい頭が良いということなのでしょうか。ドラマや映画などの創作物中には聞くものの、私は計ったことがないのでよく分からないのですが、例えば、ドラマの「TRICK」の上田さんはIQ200だそうですし、「SPEC」の当麻さんはIQ201ということなので、200以上だとかなり頭が良いということなのでしょうか。そうだとすると、今作の「IQ246の天才」の沙羅駆さんはそれ以上の頭の良さを発揮しなければいけないというか、「天才」に見えるように演出されなければいけないと思うのですが、それは、第1話の印象では、意外と難しいような気がしました。タイトルにある「華麗」の要素も少なかったように思いますし、もう少し何かが足りないような気がしました。

第1話を見た限りでは、このドラマの面白さはまだ私にはよく分からなかったのですが、織田裕二さんの演じる沙羅駆さんの不思議な話し方も後半には少し慣れてきたように思いますし、次回も一応見てみようかなと思います。
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