鳥取と岡山の地震と、高速増殖炉と、「2020年東京オリンピック」のこと

昨日の午後2時7分頃、鳥取県の中部を震源とする震度6弱の地震がありました。

その時、隣の岡山県でも震度5強の地震が起き、山陰地方や四国地方や近畿地方でも震度4や3の地震が起き、長野県も揺れたそうです。

報道の映像で、避難所に住民の方が集まっている様子や、木造の家が倒壊していたり、屋根の瓦が落ちて散乱していたり、道が割れたり、お墓が倒れたりしている状況を見て驚きました。原子力発電所については、愛媛県の伊方原発も島根原発も福井県内の原発も、一応「異常なし」と報道されていました(昨夜の「時論公論」は水野倫之解説委員による「何のための高速炉開発か」でした。高速増殖炉「もんじゅ」の事実上の廃炉を決めた政府が、「もんじゅ」の失敗を認めず検証もしないまま、フランスとの共同研究を行おうとしていることや、休止中の茨城県の「常陽」を利用する新たな高速炉開発を目指して検討を始めていることに疑問を投げかけるものでした)。

被災地では、ドラマどころではなかっただろうと思いますが、被災地から離れたところにいる私は、NHKの「ニュースウォッチ9」を点けていたまま、夜10時からはドラマ「運命に、似た恋」の第5回の放送を見ることにしたのですが、そのドラマの間にも2度ほど、鳥取県で震度3の地震があったという速報が入っていました。

報道の解説によると、今回の地震は内陸の短い活断層によるものなのだそうですが、何の活断層かはまだ分からないようでした。鳥取を含む西日本はユーラシアプレートの上にあり、フィリピン海プレートが沈み込むことによってひずみが起きて、地震が発生するそうです。

東日本大震災の被災も続いている中、今年の春には熊本県や大分県に大きな地震があり、東北地方や北海道は台風の被害に遭い、昨日には鳥取県や岡山県が地震で被災し、日本にはもともと自然災害が多というのはそうかもしれないのですが、壊れた家やお墓や道の被害は大変だろうと思いますし、まだしばらく余震(昨日の地震が本震でしょうか)が続くことになるのだとしても、民間によるものだけではなく、公的にも早くちゃんとした復興支援がなされるといいなと思います。

ところで、昨日には、天皇皇后両陛下が、皇居の御所で、18日から(「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」という文部科学省主催の会議に出席するために)来日中のIOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長とお会いになっていたそうです。バッハ会長は、陛下に「金メダル」を手渡して、帰国したのだそうです。両陛下は、バッハ会長と懇談なさった後には、国際パラリンピック委員会のクレーブン会長夫妻と懇談なさったそうです。バッハ会長が両陛下に会ったという報道に少し驚いたのですが、お忙しい両陛下のご公務は急に決まることはないそうですから、少なくとも1か月ほど前には、懇談の予定は入っていたということでしょうか。

リオデジャネイロのパラリンピックの開会式を欠席したIOCのバッハ会長が来日してから、日本のマスコミはなぜかバッハ会長の言動に注目し、バッハ会長の存在が小池百合子東京都知事の存在を上回っているというような雰囲気で報道していましたが、一体どうしてIOCのバッハ会長が2020年に開催予定の東京オリンピックのボートとカヌーの会場を選ぶような発言をするのか、その会長の発言をどうして日本政府や2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長やマスコミがありがたそうに受け止めるのか(もともと“お友達”ということなので連携しているのかもしれませんが)、私にはいまいちよく分かりませんでしたし、不思議に思えました(選手を優先する「選手ファースト」なら、埼玉の彩湖という場所が良いそうです)。私がオリンピックやパラリンピックのことをよく知らないからそう思うのかもしれませんが、IOCの会長は、他国の開催のオリンピックに関しても、その国へ行って介入的な発言をするのでしょうか。

「レガシー(遺産)」という言葉が繰り返される競技場問題も、日本の片隅の一国民、一市民としては何だか鬱陶しく思えてしまいます。私には、そもそも2020年の「東京オリンピック」の開催も、富士山や上野の国立西洋美術館が「世界遺産」に決定した時と同じように、それほど良いことだとは思えないでいるのですが、でも、オリンピックの開催や世界遺産の決定を必死に望んでいた人たちがたくさんいて、その人たちがそれをありがたがって心の底から喜んでいるというのなら、それはそれでいいのかなとも思えていました。

ただ、政治やお金が絡んでいる話を聞く度に、より残念な気持ちにもなります。予定されている東京オリンピックの開催自体を白紙撤回することは難しいことなのだと思いますが、税金などによって集められたたくさんのお金は、被災地の復興や全国各地の社会福祉や子供の教育や貧困の救済や、古くなっているという電気や水道などのライフラインの整備のほうに使われたほうがいいのではないかなと、単純に思ってしまうのです。

約71年間戦争をしていない日本は相対的には安全で平和な国なのだと思いますが、本当にはまだ平和な国にはなっていないような気がします。
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