「カインとアベル」第2話

フジテレビの「月9」のドラマ「カインとアベル」の第2話を見ました。

第2話は、高田総合地所株式会社の社長の高田貴行(高嶋政伸さん)の次男の優(山田涼介さん)は、引き続きアウトレットモールの建設プロジェクトチームに携わることになりました。設計を大御所建築家の神谷仁(竜雷太さん)に依頼することが決まると、優さんは、矢作梓(倉科カナさん)と設計部の長谷川守(小林隆さん)と3人で神谷さんの事務所を訪問し、長谷川さんの描いたイメージ図を基にしてデザインをしてほしいと頼みました。図を見た神谷さんは好きなように作らせてもらうと言って引き受けたのですが、数日後に神谷さんが優さんたちに見せたデザインは、膨大な建設費のかかるものでした。優さんたちは、これではコストがかかり過ぎると、デザインの変更を頼んだのですが、建築は芸術だからと一蹴されてしまいました。

神谷さんのデザインを一旦会社に持ち帰ったものの、上司の団衛(木下ほうかさん)には受け入れられませんでした。そうしているうちにプロジェクトは停滞し、長谷川さんはプロジェクトを外されてしまいました。

優さんは、父親や上司から、建築家の神谷さんを説得しようとしてはいけないと言われて迷っていたのですが、神谷さんの建築を信奉する長谷川さんから神谷さんの特徴を取り入れた新しいイメージ図を見せられると、それを持って神谷さんの事務所へ行き、そのイメージ図を基にしたデザインを改めて依頼しました。優さんは、私を説得する気か、と睨む神谷さんに怯まず、説得する気です、と答え、それを聞いた神谷さんは笑い出し、依頼を引き受けてくれました。そして、神谷さんによる新しいデザインが完成しました。

しかし、長谷川さんには群馬支社への異動の辞令が下りました。

一方、優さんの兄で副社長の隆一(桐谷健太さん)は、バンコクで進めている仕事に関わっている現地のゼネコンの経営不振を乗り切るための資金繰りに奔走し、よつば銀行から融資の約束を取り付けました。

そして、隆一さんは、父親の勧めで参加したお見合いを断り、交際相手である梓さんを家族に紹介することにしました。

優さんは、長谷川さんの異動を止めてほしいということを兄に頼みに行ったのですが、隆一さんは、それは人事が決めたことだといって取り合おうとしませんでした。梓さんも、それが仕事だと、優さんが嘆く“理不尽”を淡々と受け止めていました。

長谷川さんの異動を止めることができない優さんは、群馬行きのバスの出るバス停に駆け付けると、長谷川さんに、長谷川さんのデザインを発展させた神谷さんのデザイン画を見せました。長谷川さんは、自分の名前が残らなくても嬉しいと、優さんや神谷さんと仕事ができたことを喜び、設計はどこでもできるからと言って群馬へ向かうバスに乗っていました。

夜、自宅の部屋にいた優さんは、かかってきた電話に出ると、急いで家を出て自転車に乗り、あるレストランへ向かいました。そこに待っていたのは、兄の隆一さんと父親と梓さんでした。優さんはそこで初めて、梓さんが兄の婚約者として紹介されることを知ったようでした。

脚本は阿相クミコさん、演出は葉山浩樹さんでした。

部屋にいた優さんにかかってきていた電話が誰からの電話だったのかはよく分からなかったのですが、父親と隆一さんの前に梓さんがいるのを見て、梓さんが兄の交際相手だったと気付き、状況を理解した優さんの感情が繊細に表現されていたような気がしました。

それでも、建設会社の社長の息子である兄弟の間の葛藤を描くのだとしても、このドラマを『旧約聖書』の「創世記」の「カインとアベル」を原案としたドラマとするのは、(オープニングの辺りでショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」第4楽章が流れるところも含め)やはり何か少し仰々しいような気もしてしまいます。

ただ、あえて“昼ドラマ”風に作っている部分もあるのかもしれないとも思いますし、15分拡大版だった第1話よりは、第2話のほうが見やすかったように思います。弟の優さんと兄の隆一さんの性格の違いも際立ってきていました。

今回は、アウトレットモール建設プロジェクトに参加している優さんが頑固な建築家の神谷さんを柔軟に説得する話だったのですが、神谷さんは、優さんや隆一さんの祖父で高田総合地所の会長の高田宗一郎(平幹二朗さん)の友人でした。

宗一郎さんは、高田や孫の印象を教えてほしいということを神谷さんに頼んでいました。そして、優さんと仕事をした神谷さんから、大勢が進む道とは逆の道へ進もうとする優さんは若い頃の宗一郎さんに似ていると言われて、嬉しそうに笑っていました。

昨日には、このドラマの宗一郎さんを演じている平幹二朗さんが亡くなったということが報道されていました。82歳だったそうです。自宅の浴槽で亡くなっているのをご家族の方が発見したそうです。本当に突然のことだったのかもしれません。ドラマの冒頭には、「昨日10月23日に平幹二朗さんがお亡くなりになりました。心よりご冥福をお祈りいたします」というようなお悔やみの言葉の字幕が出ていました。報道で知った時には驚いたのですが、ドラマを見ていて、当然のことながらその中の平幹二朗さんはお元気そうで、亡くなったのが信じられない感じがしました。このドラマの平幹二朗さんの演じる宗一郎さんの最後の場面が、竜雷太さんの演じる神谷さんと笑い合う場面で良かったです。

私は後白河法皇と聞くと、今でもNHKの大河ドラマ「義経」の時の、平幹二朗さんの演じていた後白河法皇(後白河上皇)を思い出します。

それから、これは「カインとアベル」のドラマとは関係のないことなのですが、俳優の平幹二朗さんの訃報を聞いた後、昨日には「ドラえもん」のスネ夫の声を2005年の春頃まで演じていた声優の肝付兼太さんが80歳で亡くなったという報道もあり、また寂しく思いました。「ドカベン」の殿馬とか、「忍者ハットリくん」のケムマキとか、「魔法の天使クリィミーマミ」のネガとか、「にこにこぷん」のじゃじゃまるとか、「おそ松くん」のイヤミとか、「パーマン」のパーやんとか、「アンパンマン」のホラーマンとか、「キテレツ大百科」の勉三さんとか、「21エモン」のゴンスケとか、面白くて好きだったのは、肝付さんの特徴的な声が本当にそのキャラクターに合っていて良かったからなのだと思います。報道番組では、昨年に亡くなったたてかべ和也さんの弔辞を読む肝付さんが「ジャイアーン!!」と大きな声で呼ぶ場面が流れていたのですが、その直後に「スネ夫ー!!」というジャイアンの声が返ってくるように思えました。

一昨日には、女性で初めて世界最高峰のエベレストや七大陸最高峰への登頂に成功した登山家の田部井淳子さんが77歳で亡くなったことも報道されていました。昔にNHKで田部井さんの登山の番組を見てから私も登山(登山というほどではなく、ハイキングくらいかもしれませんが)を好きになったような気がします。
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